ひーりんぐたいむ

カナダのバンクーバーでレイキを実践&指導する平野かおりが日常のあれこれを綴ります。
ライター業もやってます。 

生活に困ったときにはCHIMOに相談を!

2008年04月23日 | 情報
今、興奮してパソコンに向かっています。
 というのは、CHIMO CRISIS SERVICESという非営利団体に
取材に行ってきて、

「こんな存在があるなんて本当にこの地は
なんて素晴らしいんだ!」

という思いを強くしているからです。

帰り道に晴天のなか、目の前に広がったノースバンクーバーの美しい山々もこの興奮を高めています。

日常、いろんなところで困難に出会いますが
経済的なこと、法的なこと、社会制度のこととなると、
専門家に聞く段階で、英語の困難、経費の困難にまたぶち当たります。

友達からいろんな悩みを聞いても、心理的にはサポートできても
生活を変える力になる実質的な手助けができないことに
いつも無力感を感じていました。

でもそんな無力なわたしの代わりにサポートしてくれるところが
存在していたんです。

あー、もっと早く知っていたら、あの人にも、この人にも紹介して
あげたらもっと楽に事が進んだのに・・・と思うことしきりですが
とにかくこれからは、このCHIMOの人たちが力になってくれるよと
教えたいです。

それで、「いったいこの団体が何をしてくれるか」なのですが
生活全般の困ったことに対応してくれるチームなのです。

たとえば「大家さんに出て行ってほしいと言われた」
とすると、CHIMO(チモ)のスタッフが、
自分の権利は何かを調べて教えてくれたり、
一緒にウエブサイトを見ながら探してくれたり、
専属の弁護士にも相談してくれてアドバイスを得たり、
大家さんとの話会いに一緒に立ち会ってくれたりするのです。

「夫が暴力を振るうけれど、英語力も経済力がなく、子どもも小さく預けて働くにも困難で別れられない」
とすると、
政府の出してくれる経済補助の制度を調べ
アプリケーションを一緒に書いてくれたり
オフィスに出しに行くときに同行してくれたり
ESLへの申し込みをしてくれたり
子どもを預ける補助の制度を調べて申請を手伝ってくれたりするのです。

英語の関係で困難があれば、日本語の話せるボランティアの美野さんが対応してくれて、予定を相談して行動してくれるんです。

*こうしたサービスのすべてが無料です。
*どんな人にでも対応します。「Everyone Welcome
-オフィスはリッチモンドの中心地にありますが、
 どこの地域の人でも利用できます。
個人情報は守られます

チモは、女性や子どものためのシェルターの運営や若者たちにストレスマネージメントなどのワークショップ、家族や友達にじさつ者がいる
人をサポートするプログラムなど広く活動している団体です。

この組織はBC州政府やVancouver Coastal Health(州の健康局と言っていいんでしょうか)やリッチモンド市からの補助金、その他の企業からの献金で運営されています。

わたしは先に紹介した個別の悩みに対応する、この
Outreach(手を差し伸べる) &Advocacy(支援)
 というサービスを立ち上げて広めていっているNeenaさんとRitaさん、そしてボランティアのミヤさん、これからボランティアをしようとしている日系二世のジェニーさんが輝いていて見えました。

彼女たちの志の高さ、献身的な行動に胸打たれています。

日本人のお助け団体に隣組さんがありますが、ぜひ隣組さんと
このチモともつながりをもつようにできたらと
思っています。

「困ったときは、声をあげよう!」と先日のお茶会でお話したんですが
この取材を通して、さらにその思いを強くしました。

困った人がいたら、ぜひこの電話番号を教えてあげてください。
心温かいスタッフが話を聞いてくださいますよ。

チモに連絡する前に、わたしから話を聞きたいという人がいましたら
いつでもわたしに連絡してくださいね。willingcanada@yahoo.co.jp

CHIMO Crisis Services
Tel:604-279-7077
chimo@chimocrisis.com
http://www.chimocrisis.com/


<このアウトリーチ&アドボカシーサービスが支援しているテーマ>

・住居
・収入補助
・家族関係
・雇用
・移民
・家庭内暴力
・年金
・身体障害
・メンタルヘルス

以上です。






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