八重川椿

東京の島から椿を紹介していきます

大日の曙

2015年10月20日 19時34分41秒 | 椿ログ
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富山県産の抱え咲き一重の名花。親不明の自然実生。高岡の高名な育種家加茂善治氏の作出で1962年に実業家佐藤助九郎氏が命名。
大日岳は富山県にある山で、加茂氏はサクラ育種でも権威。佐藤氏はトンネル工事で有名なゼネコン、佐藤工業の会長を務めた。
わずかにのぞく黄色い蕊、非常に趣がある花です。



医王山のツバキ

2015年10月20日 05時06分58秒 | 椿ログ
だいぶ前ですが、今年の5月に
石川県と富山県境にある医王山のツバキを見にいきました。

石川県立自然史資料館で学芸員さんに情報を教えてもらい
医王山の山中へ。

車道のすぐ脇にツバキが群生していました。
  

御覧のとおりヤブツバキとは違った特徴があります。
ユキバタツバキのようですが、雄しべの感じなどユキツバキの特徴を多く示す個体もありました。

車で行ける、ゴールデンウィークのツバキ鑑賞の穴場です。

国際優秀つばき園への道!

2015年10月18日 23時42分50秒 | 椿ログ
良い機会ですのでブログを再開したいと思います。

知る人ぞ知る国際優秀つばき園(ICGoE)に伊豆大島の3園が申請しております。

都立大島公園椿園、都立大島高校椿園(品種見本園)、椿花ガーデンの3園です。

現在全世界に39か所のICGoEが存在していますが、その認定を受けるためには定められた一定の基準を満たさなくてはなりません。

伊豆大島の3園は、大島の3園同時認定を目指し、連携して1年以上前から準備を進めてきました。

同じ伊豆大島にありながらも、3園は全く違った特徴をもっています。

都立大島公園の椿園はその規模は世界最大規模であり、3園の大黒柱的存在です。管理状態もここ数年で大変向上しています。

大島高校は、教育機関としては世界初の認定になります。若い世代が案内や管理、園芸教室などをおこなっているのも特徴的です。

椿花ガーデンは、情熱的な経営者のもと、世界一と言える管理手法、熱いガイドが大変魅力的な民間施設です。

大島支庁が中心となって調整しながら準備を進めるなか、語学が堪能なメンバーや外国人講師をはじめとする学校関係者による指導で

外国の理事に説明できるようトレーニングを重ねてきました。


国際優秀つばき園の認定は、英国ロンドンに本部を置く国際ツバキ協会(ICS)が行っています。

今回はICSの重鎮である、英国のジェニファー理事にお越しいただき、厳正な審査がおこなわれました。その模様です。

    

最後は同日におこなわれたオペラ椿姫のひとコマ。

この産官学の連携が、伊豆大島の未来にむけた明るい光となれることを期待します。