
中日涌井秀章投手(36)がオープン戦2度目の登板で5回65球を投げ、3安打2失点も開幕に向けて順調な調整ぶりを披露した。
4回無死一塁。広島マクブルームにスライダーを左中間席に運ばれた。右打者への対応は自ら次回への課題としたが、そこから続く西川を3球三振に仕留めるなど7球でアウト3つを重ねた。
本番まで3週間。「立ち上がりからゴロを打たせるピッチングもできたので、内容的にはよかったと思います。左打者にはしっかり投げられた。右打者には次回以降の修正ポイントかと思います」。
強力先発陣に加入した154勝右腕は計算通りの投球内容に確かな手応えを感じた様子で振り返った。
西武時代の同僚・秋山との2度の対戦も刺激となった。1回は投ゴロ。3回は9球を費やし三ゴロに打ち取った。「お互いまさかセ・リーグでやるとは思ってなかったので多少なりとも力が入ったのかなと思います」。
シーズン初登板が有力視される4月5日のヤクルト戦(バンテリンドーム)に向けて着実に歩みを進める。
日刊スポーツ

中日の涌井秀章投手は先発登板し、移籍後最多の5イニングを投げて3安打2失点で降板した。
序盤の3イニングはほとんど完璧な内容だった。初回は11球で三者凡退に抑えると、2イニング目は安打こそ許すも無失点。3イニング目も三者凡退と凡打の山を築いた。
しかし、4回に先頭の野間に、内野安打で出塁を許すと、続くマクブルームには先制2ランを左中間席最前列に運ばれた。甘く入った初球の変化球を捉えられた。
それでも続く4番・西川を3球三振に仕留めるなどベテランらしい修正力を見せ、5イニングを65球で投げ抜いた。
中日スポーツ