今回の個展で、最後の最後までつけるのをためらったタイトルがある
そのタイトルは・・「いつか まっとうする日の為に」
そして、言葉は
「送られるということは、
もう、だれも・・見送らないでもすむということか」
今になって・・なんでこんなタイトルを付けたのかと
きりきりと痛む
家を出て、独り身となって
毎年のように、誰かを看病し、誰かを見送った
そのことの溜まり溜まった悪露のような想いを持て余し
ふと思ったのだ
幼児期から自分という存在が消え去ることが怖くてたまらなかった私が
やっと見つけた・・・それはある意味、救いのような言葉だった
積極的にという意味ではなく
自分が逝ってしまうということは、もう大切なものの死を見ないで済むということなのだと
そして・・柔らかい形で、そんな想いを込めたつちびとを作った
個展最終日の前日に、アルが逝ってしまって
決してそんなわけではないと、理性ではわかっているのだ
だけど、好きなお母ちゃんが自分を置いて先に逝ってしまったら
たまったものじゃないと、おバカなアルが思い込んで旅立ちを焦ったのではないか・・
そんなことを さらにバカな私は思ってしまうのだ
寒々とした冬空の下
ああだったのか・・こうだったのか
考えても仕方のないことを思っている
ワイアートさんが、会場風景の一部を動画にとって
YouTubeにさっそくアップしてくださいました
ご覧いただけたら嬉しいです
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★可南つちびと展
『土の中から、みつけた光』 終了いたしました!
お返事
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