来客が帰った・・・
3日前と部屋の大きさが 変ったわけじゃない
なのに・・・その夜は やけに 広く感じる
誰かがいてくれる時間を味わうと・・・後が辛い
一人のほうが、自分のペースで制作できるし、気儘でいいと思ってるはずなのに
・・・人が帰った後の たまらない この寂しさはなんなのだろう・・・
娘がここ何日か、グリーフワークについて書いているが
大切な存在をなくした時に起こる心の動きなら・・・
私も 経験したことがあるような気がする。
もちろん、ショコラ達を亡くした時もそうだったのかもしれないが
どんなふうにバランスを取っていいかわからなくなった最初は
一人暮らしになり・・・帰るところを失くしたと感じた時だった
独りでいることが、周りに人の気配のないことが 淋しくて、淋しくて どうしようもなく
『家族と』という言葉を 聞くことさえ苦しかった
その喪失感は 何日も、何ヶ月も 私を彷徨わせた
たった一人で ファミリーレストランのサイゼリアに 行った
そこには、家族らしき人達が集まっていて 席は違うけれど
なんだか、少しホッとした
地域に誰一人として知り合いのない私だったが
祭りにも出かけて行って
地元の人達にまぎれて とうもろこしをほおばった
関係のない人でもいいから、誰かの話し声を聞きたかった
人恋しくて・・・人恋しくて・・・どうしようもなかった
そんな中で、リュウを送り、ショコラを看取り
時が経ち・・・
やがて・・・あきらめた
グリーフワークという言葉すら聞いた事もなかったが
今から思うと
それが 私なりの 喪失を受け入れる方法だったのだろう
そして・・・3年・・・受け入れる事が出来たと思っている
一人で暮らすことは 作るために一番いい環境を手に入れたと思うようにしている
なのに・・・ちょっとしたことで、また逆戻りしたかのように 淋しくなる
人の気配のない家に戻る足がにぶる・・・
ねえ・・・娘よ
こんなものだよ・・・そんなに簡単に 慣れることなんて出来ない
認めるなんて 出来ない
ただ・・・行ったり来たりしながらも
・・・なんとか 受け入れようとしているだけだ
そして・・・私も まだまだ・・・ぜんぜん途中だと
今日思い知らされたよ
「犬なんかを 息子と同等に言わないで!」
と 叱られた
それで あたりまえ
でも この仔しか 身寄りのない私は
どうすれば いい?
(家族という言葉に過剰に反応していた頃、作ったつちびとです)
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