命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

土色のモノクローム


今、私は 心の中に何かが溜まるのを待っている


何かが溜まって・・コップから溢れ出し

像を結ぶ



その形をつちびとに作りたいと思っている

何かが・・溢れ出しそうなのだけどな

もうすぐの気がするのだけどな




そんな間は、手当たり次第に本を読む

何がきっかけで、作りたい形が浮かぶか・・わからないから




今、読んでいる本は 荒木 経惟さんの『いい顔してる人』というエッセイ


ぼんやりと私が思っていたことを、軽快な文章で書いてくれている 


たとえば、

『モノクロームのほうが深くて何かあるんじゃねえかってさ・・・。何かって「何か」だよッ。そんなこと聞くんじゃない(笑) 人生が写るんだよ、顔なんてとくに。』

なんて言葉を見つけた



写真と陶人形・・同じことが言えるかどうかわからないけど

私もかつて 作っていたつちびと(陶人形)には 色があった






でも、作っていくうちに・・色は排除され



写真で言うモノクロと同じような土色のグラデーションだけで

陶人形を表現するようになった



シンプルなほど・・技術的には難しいけど

ある意味、その難しさを突破したいと思った


本当に、必要なものだけで形を表現したくなった

なぜ、そうしたいのか 当時、私は明確な言葉で表現できなかったけど


たぶん・・アラーキーさんと、似たような感覚だ



そのほうが、どこかに・・届いている気がする


どこかって、「どこか」だよッ。

そんなこと、聞かないで(笑)






。。。。

お知らせ


10月10日(水)から16日(火) 最終日は17時閉場

大丸神戸店7階 『暮らしのギャラリー』にて 3回目となる親子展

みんな生きるために生まれてくる 開催

 (入場無料)



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コメント一覧

よっし~
きっと、つちびとさんを見た人が

感じるままに、心の中で

色を付け世界観を

感じ取ってくれるのではないですかね~。
尚さん
モノクロームの写真は、深みがあります。カラーに慣れた目でみたら同じ風景が新鮮に。
つちびとさんも色があったら温もりと優しさ以外に華やさが。でも、モノクロームだと土本来の温かさと優しさが益々感じます。

なぜでしょうか?私は、つちびとさんに素朴さ「懐かしさ」「古き良き日本」「風景」だったり、時には他界した母の愛と今も注いでくれる父と姉と叔母の愛、旅立ったミャンの温もりを感じます。
時には、弱った心に力を与えてくれて。
つちびとさんのパワーは言葉にできないです。すごいです。
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