命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

アルの逝った日


今日は・・私にとって特別な日です

2年前の今日・・まだワイアートでつちびと展開催中でした


コロナももちろんなく・・

フルタイムで在廊していました



そして・・外で食事をして一杯飲んで我が家に戻って・・・


アルが・・亡くなっている姿を見つけました



少し姿勢のゆがみ方が変だったから・・


思わず・・「変なかっこで寝てるなあ」と近づきかけて

異変を感じました



吐しゃ物もなく・・眠っている姿のようなまま固くなっていました



今も思います



2年前の今の時間に戻れたら・・と







でも・・朝ぴんぴんしていてご飯も普通に食べたアルだったから


きっと2年前に戻してもらってもその日、アルが突然死すると知っていなければ

やっぱり私はワイアートに向かっていたでしょう




だから・・知らない限り・・結果は同じ

そして・・突然起こることを人間は知る能力を持ちません






ある方から頂いた本に『神様のないた日』というのがあります


でも・・もし神様が居たとしても

神様は泣き虫ではないのだと思うのです



神様が泣き虫でいろんな悲しみを自分の哀しみのように感じていたら

神様自体が壊れてしまうでしょう



神様の采配に・・一喜一憂ということはない


そんなことを考えながら・・それでも


手を合わせるつちびとを作り続けているのは何ゆえなのでしょう

祈りに惹かれるのはなぜなのでしょう





もともと・・その傾向はあったものの

アルの突然死以降・・よりそちらに引き寄せられています






たぶん・・私にとっての祈りとは


神様に祈っているわけではなく


この世の無常に対して・・他にするすべを持たず


祈る対象とかは関係なく


自分がそうであってほしいと切に願っているということを・・認識する行為なのではないか・・


そんなことを想います



手と手を合わせると・・




自分の体温がもう片方にも伝わって・・普段気づかない自分の温度を感じます

ぎゅっと握るとその行為で・・

哀しいほどの自分の願いを改めて認識します






私が祈るつちびとを作ってしまうのは・・そういう祈るしかない心に惹かれるからなのかもしれないな



アルの逝ってしまった・・もう元には戻せない日と同じ日付の今日


そんなことを感じています







くるるの寝息を聞きながら

アルの逝ってしまった日に


それでも残ってくれているもののありがたさと

今という日々を大切に感じていたいと思っています





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今日のひとひら

個展の準備でいっぱいいっぱいになってしまったので、

しばらく『今日のひとひら』お休みさせて頂きます。

ごめんなさい。






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