そろそろ前を向かねばと思うのだけど
なかなか・・心も体もそうならない
昨日、個展期間中に買っていたアスパラの缶詰をやっと食べた
これを食べるたび・・いつも母を想い出す
どういう経緯でだったかは憶えていないのだけど
私の中にはアスパラの缶詰が母の好物だったとインプットされている
子供の頃、母の日のプレゼントにこの缶詰を贈ったほどだ
だから・・缶詰売り場で・・たまたまアスパラの缶詰が目に留まった時
思わず買ってしまう
そして・・食べ始めると母を思う
時々、泣く
こんなふうに・・食べ物が逝ってしまったそれぞれの存在を繋ぎとめることがある
魚売り場ででイサキの刺身を見ると
逝ってしまった愛猫チャーを想う
コッペパンを見ると愛犬のリュウを・・・
そして・・でっかく歪なおむすびに出会うと
それを握ってくれていた父を思い出す
私が生きている限り
彼らは私の中でひっそりとモノクロで生きていて
ふとした時・・日常の中で鮮やかになり
天然色で生きる
そして・・そんなことを
つちびとの中にも込めている
だから・・
私が應典院に出会い
さらに・・グリーフということに興味を持ったのは
当たり前だったのだなあと思う
前から・・2月17日に應典院で行われるグリーフタイムに、私も行ってみようと
密かに思っていたのだが
昨日、グリーフタイムを開催されている方からメールをいただき
つちびとの本『泥の水へとかかる虹』の購入希望のご連絡をいただいた
素直に嬉しいなあと思う
本づくりには素人の私の本だから・・拙い部分はいっぱいある
だけど・・
あの世界に行ってしまった存在への想いも
この世界に残していきたい私の想いも詰まってる
・・と思う
そして・・グリーフタイムの場で
私はさらに何を思うのだろう
そんな私の心の中で起こることが・・とても楽しみ
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可南つちびと展 in應典院 『いのちの数だけ』
終了いたしましたが
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