これまでの個展・・私にとってはどれも大切な個展ではあるのですが
節目というか
いつも以上のことを感じたというか
忘れられない個展がいくつかあります
その一つに、2018年5月に東京のお茶の水ソラシティでのつちびと展があります
『Gallery蔵』の何とも言えない空間の素晴らしさはもちろん・・
運営されているお茶ナビゲートさんの青木さんとの出会いや対応
さらに・・何より、ボランティアで毎日スタッフとして日替わりで在廊してくださった東のメンバーと西のメンバーのありがたさ
関西も関東もみんなが手弁当で手伝ってくださっただけでなく
集まって下さったどの方も私の想いを一番大切に考えて下さり・・動いてくださった
夢のような1週間でした
毎日・・どなたかと乾杯していました
コロナの今から振り返ると・・
まるで・・竜宮城にいたような時間でした
だから・・煙になって跡形もなく消えてしまったような気がしていました
その後も・・ぼんやりとまた東でもつちびと展をしたいなあと考えたこともありましたが
コロナ禍の中・・そんなことを思い浮かべることもなくなっていました
でも・・先日
お茶ナビゲートさんの青木さんからご連絡が届きました
一部抜粋させていただきます
「事態が収束してきましたらまたギャラリーとして活用していく予定ですが
この機会にGallery蔵の魅力を発信できたらと
企画展での蔵の公開を考えております。
この企画展の中の「Gallery蔵展示紹介」で、
お茶ナビゲートのスタッフに非常に人気のあった可南さまの展示を
ご紹介したいと思っているのですが、よろしいでしょうか。」
そのメールを目にした時思いました
御茶ノ水でのつちびと展は浦島太郎の煙のように・・消えてしまったわけではなかった・・と
もちろんすぐによろしくお願いしますとのお返事をいたしました
その企画展が11月22日より12月27日まで
Gallery蔵にてアーカイブ展「Gallery蔵 2013-2020」
が開催されています
私の展示も大きなパネルにまとめ、蔵の3階に展示されているとのことで・・
そのパネルの画像を送っていただけました
つちびとがいた3階の空間がよみがえってきました
私を囲んでくださっていた皆さんの声が聞こえてきました
ああ・・あの時間
あのふれあいは・・幻ではなかった
東の皆様・・
もしお近くを通られることがあったら・・のぞいて頂けたら嬉しいです
パネルではありますが・・あの空間が確かに存在したことを伝えてくれています
私は・・心細くなった時・・
ボランティアスタッフのお一人が作って下さったネームバッチを胸につけることがあります
あの時の空間やみんなに包まれたいと思うときがあります
今・・この状況の中で
いろんな方たちが・・感染の不安だけでなく
仕事のことも含めて先の不安に囚われてしまいます
私もそうです
今後・・つちびと展を開けるのだろうかとか・・
暮らしは成り立つのかとか・・・
でも・・思ったのです
2018年、御茶ノ水のGallery蔵で作ったつちびと展の空間が
2020年のGallery蔵にてGallery蔵アーカイブ展
でパネルとしてよみがえっている
そのことを教えていただいて
過去は未来に繋がっている
現在も未来に繋がっている
過去も現在も消えるわけではない・・と
お茶ナビゲートさんも私も・・そしてこれを読んでくださっている皆さんも
出来ないことの多い中・・それでもできることを探して見つけて
未来につなげることができたらいいなあ・・と
今日・・私は・・思っています
★ 動画や個展で展示していたつちびとはまだワイアートギャラリーさんの
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今日のひとひら
しばらく『今日のひとひら』お休みさせて頂きます。
ごめんなさい。
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2019年の個展の会場風景は
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2018年のつちびと展の会場風景は
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