本焼きの窯が冷めるまで
家にいると ちょっとでも早く蓋を開けたくなる自分押さえ切れないから
出かけて来た
フォレストさんに収めるつちびとアクセサリー、この窯で焼きあがる予定だから
なくなっていたカニの爪のようなフックを買いに・・・
そして、ワイアートに行って
暖かそうな作品を見て
ずいぶん御無沙汰をしていた中崎町の花音にも立ち寄る
貞さんとトトちゃんに、ずっと前から会いたかった
作品を世に出す事や
作品を生み出す事にがっばっている方達に会うと
自分ひとりで ぽっかり世界に浮かんでいるような寂寥感が ましになる
そぼ降る雨の中・・・傘をさして
それでも 出かけていってよかった
ひとりじゃないと 思えた
いろんなところを ぶらぶらして 時間潰して
窯を開けてもいい時間に、我が家に辿り着く
じつは 今回の本焼きは 窯を開けるまですごく不安だった
つちびとの本焼きは かける釉薬の濃度によって発色が変ってくる
いつもは・・・無難なラインの濃さ・・・で焼く
でも、今回・・・少し攻めたかった
小さいものを除いては 僅か４個のつちびと作品だが
どれも・・・とても 好きだった
無難に仕上げるより、望みどおりの発色にしたいと思って
釉薬を重ねがけする・・・
下手したら・・・かかりすぎて 焦げすぎたつちびとになるかも・・・
でも、上手くいけば・・・望みどおりの深い土色になる
一か八かに賭けたのはいいけれど・・・不安で不安でしょうがなかった
真っ黒になってでてくる失敗したつちびとの姿ばかりが浮かんで・・・一刻も早く
窯の蓋を開けたくなる
でも・・・それをしたら、ひび割れのもと・・・
で・・・開けたくても開けれない状況・・・外出すると言う選択
毎回こんなにビクビクしながら作品を生んでいくんだなあ
技術が少しでもましになればなるほど、不安が膨らむ
でも・・・今回の賭けは 私の勝ち
望みどおりのつちびとが あらわれた
願かけた・・・いろんなものに・・・感謝
なるべく早く、写真を撮って
また紹介させていただきますね・・・
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