最近、酔っぱらった時、思いついた言葉があって
スマホのメモに残してた
私には
いくつもの哀しみ袋があって
その袋の中には、哀しみが一つずつ入っていて・・
ひょんなきっかけで
その袋の一つがほころぶ時がある
娘が家出して探し回った頃の哀しみ袋
猫がそれぞれの形で逝ってしまった時の、それぞれの哀しみ袋
ある時、急に一人で生きてゆかねばならなくなった日々の哀しみ袋
人はいつか死ぬと初めて気づいた幼い時の哀しみ袋
他にも・・たぶんいっぱい
胃袋や心臓や私の体の中にある臓器の
その数よりたぶん多くの
哀しみ袋を体内に潜ませながら
生きてきたのだなあ
生きていくのだなあ
残してた文章を読んで
そんな哀しみ袋のつちびとを作ろうとしたのに
思いついたのは・・優しさ袋のつちびとだった
絵よりさらにディフォルメをして
今作っている途中
自分の哀しみ袋が・・いつしか
だれかの哀しみを、思いやれる
優しさ袋となったらいいなあ
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