窯づめを終えて
本当なら、今日本焼きのスイッチを入れるつもりだった
だけど・・・
テレビやネットで、天気は不安定でところにより雨が降るという
雷雨になるかもしれないとの予報を知ると
スイッチを入れるのがためらわれた
たぶん・・普通陶芸家は、ここまで天候を気にしないだろう
ましてや室内にある窯・・きっと平気なのだろう
でも・・私にはスイッチを押せない
もし、雷が落ちて停電になったらとか
湿気で、ロートルの窯が壊れたらとか
万が一にしか起こらないトラブルを心配して、本焼きを始める勇気が出ない
いつもでも・・そうなのに
ブレーメンは、私にとって・・たぶん節目となる作品
そう思ウから、ますますスタートボタンを押せなくなる
私のこんな性格は、かなりきつい
いろんなことを心配して、不安ばかりを抱え込む
だけどさ
この世は、起こりそうもないことだって、平気で起こる
アルが旅立って、ますますそう思い知った私が居る
それでも・・
また作り続けようとする私もいるのだよね
そのことの意味をしっかりと受け止めたい
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