去年の寂しさと違って
師走も 正月も 私には関係ないやと 居直る事が
今年は やっと出来るようになった・・・
でも、そう思えたら 余計・・・母は?と思えて
たぶん、今がいつなのか認識はないと思うけれど・・・
私のセンチメンタルで
今年はまだ食べていなかったクリスマスケーキの代わりに
お気に入りの苺のショートケーキ2つ買って
母と二人で だいぶ遅れたクリスマスをしようと思った
施設に行って
そんな私の想いを母に説明して
「二人でお祝いしようね」と声かけて 小さな箱に入ったケーキを見せる・・・
母のために フォークとお皿を借りに 食堂に行って戻ってくると
さっきまであった上にのっかた苺が 二つとも魔法のように消えていた
えっ!
瞬間 何が起こったか理解できなかったけれど・・・・
すまして 指をなめている母がいた
一緒にお祝いしたかったのにな・・・赤い粒のなくなったケーキは
貧相で、何物でもなくなったかのよう・・・
でも、頭を振って 気を取り直す
食べれないより 絶対食べれた方がいい
祈るような想いで あいちゃんに 生クリームを差し出していた娘の姿が
頭をよぎる
生きていてくれて・・・
待ちきれずに 食べ物に飛びついてくれる方が どんなにかいい・・・
老いが、痴呆が、なんて関係ない
少なくとも この瞬間は・・・たべてくれることが
何にもまして 尊いことのように思えた・・・
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