描いたり、切ったり、貼ったり。
紙と小さな絵
レトロ衣装の少年少女
今年の年賀状用に作った切り絵です。
レトロな衣装の男の子と女の子。
昔学生時代にアルバイトしていたレストランに、こんな感じの
レトロな服装のお客さんが来たことがありました。
お父さんと小学生くらいの息子さんの親子連れで、
大正か昭和初期のような落ち着いたグレーの背広にベスト、
ハンチング帽をかぶり、懐中時計を持っていました。
それがとってもおしゃれで似合っていて、印象的だったので、
今回の男の子の絵に使ってみました。
(絵の服は緑になっちゃいましたけど。)
女の子は、袴で女学生風に。
昔の女学生といえば、矢絣に海老茶袴が思い浮かびますが、
男の子の服と色を合わせたかったので、水色と緑にしました。
春の浜辺
春の浜辺。
モデルにした場所は、NY・ブルックリンのブライトンビーチです。
前回の男の子・女の子を見かけたロシア人街もここにあります。
画面の構成上、実際の風景とは少し違います。
無いはずの場所にポールを立てたり、
ベンチの形を変えたり、
砂浜の広さをちょっとごまかして狭めてあったり。
大きくてコワい目つきのカモメさん達。
(ここでは目を省略してありますが…)
くちばしの先が黒く、下くちばしには赤い点があります。
赤い点は、青系が多い画面の中で挿し色になると思い、
省略せずに付けたのですが、写真にすると全然見えませんね…
サイズ: 7 in. x 7 in. (17.8cm x 17.8cm)
冬橋
中学生の頃、学校への近道に林を抜けていくことがありました。
林の中には小川が流れていて、小さな橋が架かっていました。
近隣の人の手作りでしょうか、
木の板(角材だったかな?)を並べて渡しただけの、簡粗なものでした。
細いし、手すりもありませんから、冬には氷で滑ったりしないよう、気をつけながら渡るんです。
気温がうんと下がった日には、川面から水蒸気がのぼっていたなぁ…
そんなことを思い出しながら作ったのが、この切り絵です。
2004年作。
サイズ: 11 3/4 in. x 11 1/8 in. (29.9cm x 28.3cm)
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