神前範哉工房

同人ゲー製作中
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メンコミ参加してきたよー

2010-05-09 18:46:23 | 日記
○朝8時ごろ起床。
よりによって前日に飲んだドロリッチコーヒー味が(文字通り)目覚ましい効果を発揮してくれた為、朝四時くらいまで一睡も出来ず。このやたらにカフェイン効率のいい体質ってどうやったら改善されるんだよ。慣れか?


○9時ちょっと前にいざ出発。
電車乗り継いで名古屋駅に到着したのが9時45分くらいだったか。名古屋駅は相変わらずダンジョンのようでどこがどの出入り口に繋がってんのか全然わかんねえ。うっかりテレポーター踏んで石の中にいる! とかな。新宿駅あたりはこの比じゃないって聞いたけどどうなの?
駅員に聞いて何とか脱出、更に駅前交番で聞いて会場にたどり着いた。


○10時
会場の愛知県産業なんちゃらセンターは同人イベントとは永久に無縁そうな小ぎれいなビルだった。いきなり物怖じしつつエレベーターで五回小イベントホールへ。
会場で持ってきた色んなもんを並べて準備。ポスターだのなんだのはあらかじめシミュレートしてきたのでスペース内にきっちり収まったんだけど、いまいち地味だった。他のサークルの人は棚を立てたりなかなかの凝り具合だ。
 しかしテーブルクロスはやっぱり持ってきたほうがよかっただろうか? 「まあいらないか」って置いて来ちゃったんだけど。素で置いてるのってなんかショボいな……まあ次回への教訓としよう。
 しかしトイレまでウォシュレット付きとは。ホテル並じゃねえか。
 
 開場まで時間を持て余しまくってるので、今ポメラを開いてこれをこうして書いている。
暇潰しにパンフレットのサークルカットのコーナーを覗いてみる。周囲を180度エロい美少女の絵に囲まれた中で俺だけ非エロでおっさんが主人公のゲームを堂々と宣伝してるのには吹いた。というか正直卒倒しそうになった。本当に孤立無援かよ! 阿斗を救出しに単騎突入した超雲の気分です。むしろ阿斗を人質にして魏に投降したいです。

 眼帯にタキシード姿の紳士のおっさん(スタッフの腕章つけてた)が生後二週間くらいの赤ちゃん抱っこして歩いてた。
 あの子の将来が不安だ。


○開場直前(11時やや前)
 ザワついてきた。
事前に公式サイトで見た通り、ほぼすべてのテーブルが埋まってる。ついさっきまで空きが結構目立ってたんだが、遅刻する人が多かったみたい。物事は余裕をもってなさなきゃダメだぜ。


○11時開場
 眠いけど何とか頑張るよ。眠いけど……くそ、眠い。
さっそく体験版一個持ってってくれた人がいた。やったー。


○11時15分
結構な混み具合。
しかし俺のゲームを最初に買ってくれた人がまさか女の子とは。
あ、今もう一本売れた。
 出入り口近くなので眼には止まるが立ち止まってくれる人はあんまり。
眼があった瞬間に体験版を差し出しまくってサバく。
 混んでるけどどうもあんまり人の出入りは激しくないな。同じ人が会場ん中をぐるぐるしてるみたいだな。


○11時半
 左後方にパンツが見えそうなくらいスカートの短い魔理沙(コスプレのおねいさん)がいて気になる。
しかし結構年かさの人がいるのには驚いた。せいぜい俺と同年代かもうちょい若い奴らばっかりだと思ってたけどね。紳士のイベントだな。
 にしても(俺もそうだけど)眼鏡率高いなー。裸眼の人は数えるほどだ。
 それはそうと同人イベントは壁際が大手と聞いたがまさにその通りのようだ。ペーペーの俺はまさにド真ん中を割り当てられたぜ。
壁際は人がいっぱいいる。
 にしても眠い……

 あれ、呼び込みしてるのってもしかして俺だけ? そしてこれってひょっとして逆効果?


○12時
持参したメシ食う。テーブルに商品置いただけで値札も書いてないサークルの同人誌がばんばん売れてる。これが知名度の差か……
 ところで一人、白人男性がいる。日本の文化を研究しに来たなら来る場所が若干間違っていると思わないでもない。
閉幕まであと三時間か。まだ二本しか売れてないんだけど、体験版は順調に減ってる。後日に期待だなこれは。
 くそ、眠い。
だんだん人減ってきた。
 なんか雰囲気の違う背広の人がいる。
あれがいわゆる出版社の青田刈りってやつ? 同人作家をスカウトするという。まあ想像だけど。

 蚊に刺されただけで即死しそうな線の細い美少女(明らかに十代)が長門の同人誌(当然エロ)を立ち読みしてた。ここはすげえ場所だ。


○12時半ちょい前
 もう一本売れた。
人の出入りがほとんどない。相変わらずみんな会場を回遊してるみたい。
後ろの魔理沙が前かがみになるとフレアスカートの中が見えそうになって色々落ち着きません。というかそっちしか見てない。あの人は何売ってんだ? コスプレ写真集か?

 向かい正面で巨大な幼女のパンチラ(モロ)ポスターを掲げているサークルに人が並んでいる。このロリコンどもめ(AA省略)!

 さっきの背広の人がガンダムイベントでビームサーベルが立たなくて困ると言っているのを漏れ聞いた。ああ、イベントを開催する会社の人なのか?


○12時半
現時点で三本売れた。
利益は三千円、つまりイベント参加費は十分にペイできたわけだしとりあえず赤字は回避したな。いや、イベント参加費用のみの話だけど。しかし体験版は全部なくなったし、まあ上出来じゃない? 知名度なしの個人サークル初参加(しかも全方向をエロに囲まれた状態)にしては。
 たった三本? って向きもあるだろうが、実を言うと「売り上げゼロ」という最悪の事態を回避できてホッとしてるわけですよ。
 ほっとしたら更に眠い。くそ。
三千円か、行きつけの韓国料理屋で軽く一杯イケるな。マッコリ一本に小皿料理が三つばかし入れられるぞ。楽しみだおブヒヒ。


○12時45分
みんな遅めのメシに行ったようだ。突然閑散とし始めた。っていうか立ってる人よりテーブルについて座ってる人のが多いぞ。
 もう一本か二本売れて欲しいんだけどなー。そしたら茹で豚とサムゲタン頼んでもまだお釣り来るし。

 なんかよくわからないコスプレしてる人がいる。真っ赤なヤツ。アメリカなら路上を歩いてるだけで黒人にいきなりショットガンで頭を吹っ飛ばされても仕方ないレベルの不審さのが。あれなんのキャラ?


○1時前
 常に頭の半分が寝ている。ぼんやりして仕方ない。昨日ちゃんと寝られりゃなあ。


○1時
あと二時間。んー、値札を二つ用意して閉館間際になったら値下げするとかって手を使ったほうがよかったかな? 次回はそういう処分作戦を使ってみよう。次回のイベント参加がいつになるのかわからんが。
 今にして思うんだが金網に張り付けるのはゲーム画像にしといた方がよかったな。一応テーブルに張っといたんだけどこれじゃ見にくいか。あらすじとゲーム内容の文字だけってのがちょっとアレだったかも。これも次回への課題だ。


○一時ちょい過ぎ
サークル開幕からずっとDSやってるサークルの人がいて、おいおい真面目にやれよそんなんじゃ売れねーよって思ってたけどどう見てもうちよりも売れてます。本当にありがとうございました。
 人減って来たなー。なんかさっきから同じ人の顔ばっか見えるぞ。そろそろ新規の来場さんがなくなる時間帯かい?


○1時10分
 チャイナドレスの三人娘いた。すげえカワイイ&エロイ。ウヒョー。チャイナキャットはたまんないね! 沙村広明の性癖を俺も支持したい! でもうちのサークルの前は素通りなさった。おっさんがぶっ殺しあうゲームには関心がおありでないようだ。
 体験版がなくなるとやることもなくなり、ますます眠くなる。ああ眠い。

 ズボンイン率が高いな。俺も負けじと入れておこう。場の空気に溶け込むぜ。

同人イベントにカップルで来る奴ってなんなの? 俺の存在に対する嫌がらせなの? そして女の子が大抵カワイイのは何らかの概念に対する反逆なの? うちゅうのほうそくがみだれるの?

 ケータイだかアイポッドだかでアニメ見てる奴がいる、大音量で。うるせえ。


○1時半 
 あと一時間半。早々に撤収し始める人が出始めた。俺は最後まで残ってすべてを見届ける所存。しかし人いねえな、なんかサークルの人同士で交流してるのばっかだぞ。サークルの人のが来客より多くない?
 両側がエロいゲィムを売ってる人で俺は喪失の夜というおっさんゲーを売っているという状況なので、最初からエロ目的で来てる人は俺のスペースに目もくれないというなかなか辛い状況。俺のなけなしのプライドが傷つく。ジョヴォビッチ様(主人公を無罪放免ゲームに誘う姉ちゃんキャラの通称)のセクシー画像でも貼っときゃ良かったかな。

 スケブとかいうのが俺に回って来ないのは半分以上物見遊山気分で参加したドシロウトということが何らかの形でバレているからだろうか。いや、俺絵描けないから回ってきても困るんだが。


○1時40分
立ってる人が更に減った。すでに半分閉幕してないか? そういえば隣でビックリマンのイベントやってるとかって言ってたな。
ビックリマンと言えば思い出すのがヘッドロココですよ。子供の頃に友達のヘッドロココと俺のなんか(何だったかは忘れたがとても大事にしてた貴重なシール)を交換したんだよ。
 同年代の人は知ってると思うけど、この当時ビックリマンは大変な人気だったわけで。そしていつの時代もそういった人気にあやかろうとする悪い奴がいて、それがロッチだったわけよ。知ってる? ロッチ。
 本物のビックリマンシールは裏に「ロッテ」のロゴが入ってるんだが、パチモンは「ロッチ」になっていて微妙に色が違ったり印刷がズレてたりする。しかしこれは正直ガキの眼で看破するのは難しい。だから子供はシールを交換する時は必ず裏をめくってロゴを確認してたんだ。ロッチすなわちニセモノはそれがいかにレアな天使・悪魔であろうとも大した価値はなかったのだよ。
 話を戻して俺が交換してもらったヘッドロココだ。当然裏をあらかじめ調べ、ロッテであることを確かめてからトレードしたと。
 しかし後日、兄貴が手に入れたヘッドロココと見比べてみるとなーんか違う。俺がトレードした奴を更によーーーく見て調べてみると、「ロッチ」の一部をハサミの先端か何かで削り落として「ロッテ」に偽造してあったんだよ!! こりゃあシャーロックホームズでなけりゃあ見抜けねえ!
俺は泣いた、そして友達を殴りシールを取り戻すために家を飛び出したというのは嘘で、俺は更に年下のガキとそのニセロココをレアシールと交換した。それが当然の権利とばかりに。
 今にして思えば俺にニセロココを掴ませたガキはクソガキだが、俺もそれと同じくらいのクソガキですね。ということを思い出してしまった。長話でサーセン。


○2時
 暇すぎてあやうく寝そうになる。少し体を動かそう、他のサークルを見て回って来るかな。
見て来たけどすでに人がいなくなり始めていたのであんま面白くなかった。うわあああこんなことならもっと早い段階で見に行くんだったあああと後の祭りを味わうハメに。
 しかしやはりアレだな、俺のサークルは遠くから見ると看板が文字ばっかしで面白そうには見えないな。やっぱゲームの画像にしとくべきだったなー。
 残り一時間だが、なんつうか、早く帰って寝てえ。あるいは酒が飲みてえ。もう完全に会場も停滞モードだし。気だるいぞ。

 スケッチブックってのは会場をぐるぐる回りながらリレーのようにバトンタッチして絵を書いてもらうもんだと思ってたがそうじゃないのか? 個人的にサークルの人に「描いて下さい」つって渡して描いてもらうのか?
 俺中学時代、卒業アルバムの寄せ書き誰にも「書いて」って言ってもらえなくて(自分からも言い出せなくて)真っ白のままだったんだよな……やばい久々に死にたくなってきた、何で趣味で参加してるイベントでまでこんな思いをしなきゃならないんだ。


○2時15分
ちなみにその卒業アルバムですが、カッターの下敷きに使ったらボロボロになってしまったので捨てました。俺のこういう、思い出を大事にしないというか無頓着な性格がダメなんですか? これが白紙なままだった原因ですか?


○2時20分
場内はもう撤収モード一色。これ以上粘っても時間の無駄だなこりゃ。最後までいようと思ってたけどもう疲れたし眠すぎるんだ。半になったら片づけよう。


○2時半(くらいだったかな?)
撤収準備。
隣でエロいタイピングゲームを売っていた兄ちゃんに売れ残りを進呈する。そしたらその兄ちゃんがとても善良な人で、「いやとんでもないっす、買うっす」と言ってお金をくれた。アレだな、あんた黙示録に記された世界最後の日が来てもきっと神に救われるぜ。なんてイイ人なんだ。
俺はもらったその金をありがたく頂き、そのまま渡して彼の売っていた実のところかなり気になっていたそのエロいタイピングゲームを買ったのでした。
 今にして思うと金突っ返したみたいでちょっと感じ悪かったな。自分のサイフから出したお金で買うべきだったよね。許せガイコツけんぽさん!
 さあ、帰るとしよう。

○3時半
帰宅。売り上げで酒を買いに行く。酒屋リカーマウンテンに行ったら富者とか言うまた新たなメーカーのマッコリが出てますよ! 買って帰り、飲んでみる。
んー……甘すぎるなあ、イマイチだ。俺はやはり二東派だぜ!


 今日の結論。
エロ系イベントでふつうのオリジナルノベルゲー売りさばくの無理! 物好きしか手に取らねえよ。七月に今度はオールジャンルのイベントあるらしいからこっちに再挑戦かな。
売り上げ的には「なんとか参加費分は回収出来てお釣りがちょこっとだけ出た」という程度だが、計り知れないほどの教訓と経験を得られたのでオッケーでしょう!!
あとは体験版やってくれた人が本編を購入してくれるのを待つばかりよ。

 しかし同人イベントって楽しいもんだね。人の流れやらコスプレおねいちゃんやらを眺めてるだけでも飽きないもんだ。
次は良く寝てから参加するぞ!


ゴールデンウィークとか死ねばいいよ

2010-05-06 04:46:49 | 日記
 いよいよ今週ですなーメンコミが。
初イベントなので割りと今から緊張しています。
果たして男性向けオンリーイベントでおっさんが主人公のエロ無しゲーを売るという無謀な試みは成功するのか?
不安だ。
 次回作作らないんですか? とある人に聞かれましたが、本当は嘘でそんなことは誰にも聞かれてないんですが、まあうん、アイデアはあるんだよ。
今回は追われる側の視点だったから、次回は逆で追う側にしたいな。
主人公の性別も逆でむすめにしたら面白そうだ。
まあとりあえず喪失の夜を可能な限り売ってそれから考えよう。

 ちなみにゴールデンウィーク中はすべて仕事だったんで特筆すること何もなし。