久恵のみちしるべ

気のむくまま自然体で投稿していきたいと思います

さしも草=よもぎ

2010年12月22日 | 日記

百人一首(51)

かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを

(かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを)

           藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)(~998)
             =清少納言(No.62)と親交   「後拾遺集」

                「季節の花 300」より

 

「和歌の意味」

わたしの恋心はこのようだということはできないのだから、
あの伊吹山のさしもぐさのようにもえる思いを、
あなたはごぞんじないだろうなあ。

さしも草=蓬(よもぎ)、餅草(もちぐさ)
艾(もぐさ)、指燃草(さしもぐさ)

  

 写真は「蓬餅(手前)と、よもぎ」・「季節の花 300」より

 


ときどき陽射しがあって明るい曇り空
寒さも大分緩んでいる
耐震診断士が見え1時間ほどで終わった
年賀状を投函


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さしも草ってヨモギなの? (八島 守)
2012-03-21 12:19:16
さしも草とはヨモギの事じゃないかという史料は沢山ありますが、ヨモギをさしも草と呼んでいたという記録は一切ありません。

それに対して、江戸時代の広島県・山口県にフトイをさしも草と呼ぶ方言が存在しました。

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さしも草と火との縁語関係 (八島 守)
2012-03-21 12:29:46
元々は「さしもぐさ」という名前の一部「もぐさ」が、「燃え草」(焚き木に対する燃え草)の意味で火と縁語関係にあり、後に「さしもぐさ」が火の縁語になったのではないかと思います。

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さしも゛ぐさ=ヨモギ 説 (八島 守)
2020-03-20 18:10:45
[能因歌枕]
 能因法師(988?-1051年以後)著

「さしもぐさとは、あれ野におふ、山のきしにおふ。」

「さしもぐさとは、よもぎを言う」・「よもぎをば、さしもぐさと言う」と無いでしょう。

さしもぐさ=ヨモギ 説が出てきたのは、室町時代です。
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