百人一首(51)
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
(かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを)
藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)(~998)
=清少納言(No.62)と親交 「後拾遺集」
「季節の花 300」より
「和歌の意味」
わたしの恋心はこのようだということはできないのだから、
あの伊吹山のさしもぐさのようにもえる思いを、
あなたはごぞんじないだろうなあ。
さしも草=蓬(よもぎ)、餅草(もちぐさ)
艾(もぐさ)、指燃草(さしもぐさ)
写真は「蓬餅(手前)と、よもぎ」・「季節の花 300」より
ときどき陽射しがあって明るい曇り空
寒さも大分緩んでいる
耐震診断士が見え1時間ほどで終わった
年賀状を投函
それに対して、江戸時代の広島県・山口県にフトイをさしも草と呼ぶ方言が存在しました。
能因法師(988?-1051年以後)著
「さしもぐさとは、あれ野におふ、山のきしにおふ。」
「さしもぐさとは、よもぎを言う」・「よもぎをば、さしもぐさと言う」と無いでしょう。
さしもぐさ=ヨモギ 説が出てきたのは、室町時代です。