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「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析について≪2024年3月期決算会社まで≫(東京証券取引所)

「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析について≪2024年3月期決算会社まで≫

東京証券取引所は、「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析を、2024年7月22日に公表しました。

2024年3月期決算会社までを対象としています。

上場会社のIFRS適用状況がいろいろな角度から示されています。

「<サマリー>

  • IFRS適用済会社、IFRS適用決定会社、IFRS適用予定会社の合計は284社(前年比+10社)。内訳は、IFRS適用済会社が272社、IFRS適用決定会社が7社、IFRS適用予定会社が5社。なお、IFRS適用に関する検討を実施している会社は132社
  • 2024年6月末時点における284社の時価総額の合計は491兆円であり、東証上場会社の時価総額(1,004兆円)に占める割合は48.9%(前年比+1.6%)
  • プライム市場上場会社のIFRS適用済会社、IFRS適用決定会社、IFRS適用予定会社の合計は228社(前年比+1社)であり、2024年6月末時点におけるプライム市場上場会社の時価総額(968兆円)に占める割合は50.5%(前年比+1.4%)
    (注)「前年比」は2023年3月決算会社までを集計した2023年7月24日公表資料との比較」

時価総額ベースの市場別適用状況。スタンダードやグロースでは、IFRS採用割合はまだまだ低い状況ですが、時価総額も低いので、時価ベースでの全体への影響はほとんどありません。

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