三菱重工業がジェット旅客機の初号機引き渡しをまた延期するという記事。
「三菱重工業は23日、子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発する国産ジェット旅客機「MRJ」の初号機引き渡しを2020年半ばに延期すると発表した。延期は5度目。」
「MRJ開発にはすでに数千億円規模をかけているもようだ。」
IFRSのように開発費を資産計上したりはしていないので、すぐに決算に何か影響がでるということは、たぶんないのでしょう。
MRJとは直接の関係はありませんが、記事の中で気になった部分。これは、当期の決算に影響する可能性はありそうです。
「...三菱重工は大型プロジェクトでの失敗が続いている。...米社から損害賠償を請求されている米国原発の処理も「2千億円で済めば御の字」(アナリスト)と言われ、予断を許さない。」
この件に関しては、四半期報告書(第2四半期)の経理の状況の「その他」(ということは偶発債務としての注記ではない)で以下のように記載しています。
「平成25年10月16日、当社及びMitsubishi Nuclear Energy Systems, Inc.は米国Southern California Edison Company及び米国Edison Material Supply LLC(後に米国San Diego Gas & Electric Company及び米国City of Riversideも参加)から、米国サンオノフレ原子力発電所向け取替用蒸気発生器供給契約について、当社らに契約上の義務違反があったなどとして、損害賠償を求める仲裁を申し立てられた。
平成28年7月15日現在、本件仲裁における請求額は、66.67億米ドルとなっている。これに対し当社らとしては、申立人の請求及び主張に同意しておらず、当該仲裁を通じて、当社らの主張の正当性を主張していく。」
日経記事の中では、なぜかふれていませんが、南アフリカの発電所建設の損失負担をめぐる日立製作所との紛争も解決していないのでは。
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