二村嘉一のネオジャパニズム

 世界の中で生きて行く、私達の創る新しい日本の形とは

 誰かがそれをマネーにしなくてはならない。中小企業の経営は、究極のリスクだ。

2023年04月29日 11時30分52秒 | 日記・エッセイ・コラム
 
 
 現代の日本で生きて行くのは、名古屋という比較的都市部においては、生きて行くには現金収入が必要だ。その収入を得るには、誰かが会社経営をして、労働者を雇用する必要がある。自営業という選択肢もあるが、なかなか先立つものが無いと自営業とはいえ初期投資は大変だ。私達は資本主義社会に産まれたのだが、僕の場合は自営業の牛乳屋の家に産まれて小中学校の同級生があまり家が商売をしている人がいなかったので、僕はそういう親が自営業という立場に甘えてはいけないなと思っていた事を思い出しますが。今思えば、そういう子供達は否が応でも、資本主義社会の中で生きて行かなくてはならず、今の女性は働きながら子育てをする道を選択する人が多くなり、現代においては、自分が自営業の息子である事は、特別な事でもなかったなと思います。労働者は労働力しか売るものが無いから、働くのだと思いますが、中小企業の経営者は社会のリーダーで、賃金を支払う事で、資本主義経済を成り立たせているのだと思います。雇用も投資だという事ですね。経営者は投資家、株主等のお金で経営をするので、株式会社の経営はそういう投資家の意向を勘案して会社経営をするのだと思います。とはいえ中小企業の経営は10年後に会社経営が存続する割合は、なんと6.5%ぐらいだそうで、会社経営で成功するのはギャンブルに近いと言葉は悪いけどそう思ってしまいます。成功すればユニコーンと呼ばれる超成功者になれる反面、失敗すれば無限責任で会社の債務返済を行う必要があります。投資家もリスクを負いますが、中小企業の経営者はそれ以上にリスクを負い、まさに社会の挑戦者ですね。スタートアップを支援するという国の方針が発表されていますが、アニマルスピリッツを持った若き経営者が挑んで行くと思いますが、現代日本社会の、社会の在り方の新陳代謝を行う為にも、そういう若きチャレンジャーが必要だと思われ、長年バブルの崩壊以後停滞した社会を活性化するのはそういう若い人達だと思います。僕の場合は、病気になってしまい社会の中で居場所を確保できませんでしたが、これからの若者は、そういう未来に向けて挑戦する生き方ができるので、羨ましいですね。僕が病気になる前には、大学を卒業したら会社に入って仕事をして、家の自営業である牛乳屋をしない人生を送りたいと思っていましたが、新卒でトヨタカローラ名古屋というトヨタ系のディーラーに内定をして、新人研修を終えて配属地が決まった時点で発病して、解雇されました。まあ今思えば学生時代はハチャメチャな生活をしていたのでそれが祟ってそういう結果になってしまったかなと思います。もう僕は54歳になりますが、僕と同じ年代の人は会社員人生を終える頃になるので、「菊と刀」ではないですが、出来るだけ人生に波風を立たせないように、生きて行くのが理想なのだと思います。今働き方改革と言われる、リスキリングも自分たち労働者にしてみれば、ありがた迷惑で早くマスコミがそういう報道をしなくなるのを期待しているのかなと思います。定年退職まで住宅ローンも終わったし、後は定年後の老後生活の為に、出来るだけ多くの年金を貰う為にも、今の会社にしがみついて生きて行くのが得策だと思っていると思います。自分が大きな会社のホワイトカラーだったらそう思うので、そういうリカレントとか訳の分からない言葉は早くマスコミから消えて欲しいと思う気持ちは理解できます。でもまあバブル経済が終わってから、労働者は賃金が上がらず、非正規労働者とかいう社会システムを作って、会社員の中に身分制を作って労働者のガス抜きをして、会社がうまく行くならそれでいいと思っている人が多いのだと思います。皆生きて行かなくてはならない、衣食住を維持して行かなくてはならないそれが現実で、他に生きて行く方法が無いのが今の労働者の実態ですが、元気を出してスタートアップとかを目指して生きるのも現代において許される生き方で、ジリ貧人生を送るのが嫌ならチャレンジ、戦わなくてはならないのでしょうね。
 
 
 
 気が付いたらもう54歳になっていて、人生もう老人になろうとしていますが、子供の頃なぜ勉強する必要があるかなと思っていましたが、親は自分の為だと言っていましたが、僕は世の中の為になる仕事をする為だと思っていた事を思い出しますが、この歳になるとそのように世の中の為になる仕事をするのは、所謂エリート大学を出た大企業のホワイトカラーや、お医者さまとか、弁護士とか、官僚とか政治家と呼ばれる人達で、普通の人は生きて行く為に必死で働く必要があります。でもまあ、それもまた世の中の為になっているのかもしれませんね。何かの役に立っているから仕事があるのでしょう。衣食住を維持するために働くだけで、税金を納める訳ですから、そういう市井の人の税金が日本を支えているのだと思います。


 僕なんかが経営する会社なんか、誰も従業員として働いてくれないと思いますが、社会の中で会社経営する人は勇気があって優秀だと思います。僕も一生勉強だから、少しずつ努力をして社会の中で居場所を見つけたいです。でもまあ、小説家とかそういう芸術家にも憧れますが、要するに僕は辛い思いをして労働したくない、怠け者なのでしょう、それではいけませんね。それでは。


 年老いて実る花咲く時間にはならずに終わる人生かなと

 子供には愛を残してやりたいと親たち皆はそう思ってる


 God bless you !


 
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 今は「道」という上皇陛下のお言葉集を読んでいる。平成元年~平成十年のものです。

2023年04月19日 14時40分26秒 | 日記・エッセイ・コラム
 
 
 宮内庁編NHK出版の「道」という、上皇陛下のお言葉集を読んでいる。平成元年~平成十年のものです。読んでいて、日本というのは古くて新しい国なんだなという感想を持ちました。明治以前からの海外の国々との交流に言及する内容もありますが、様々な団体はやはり鎖国が終わってから、明治以後や第二次世界大戦の終わった以後の設立の団体の何十周年という記念に対するお言葉が多く、この本の平成元年~平成十年の内容はちょうどそのような戦後まもなく設立された団体が多く、陛下のお言葉はそれに合わせて述べられていると思います。海外の要人の歓迎の宴会や。海外へ訪問された時にもてなされた挨拶は、各国との間に差が出ないように、定型のあいさつ文が掲載されていて、そこまで考えて考えられているのが、皇室外交なんだなと思いました。印象に残ったのは、この年代に起こった海外の出来事に対するご感想を読んで、陛下はベルリンの壁の崩壊や、旧ソビエトの解体が印象に残り、今後良き方向に世界の平和が進む事に期待するとの記述があり。僕も当時を思い出し、そういえばそういう出来事に驚いたし、世界が変わると胸を高揚させた事を思い出します。陛下と同じ事を感じていたのは、同時代を生きていた証拠だなと思いました。残念ながら現在においてロシアのウクライナ侵攻で、戦争状態になり、あの頃の平和に対する期待は、プーチン大統領に踏みにじられたけど、当時はとてもインパクトのある出来事であった事は確かです。戦後の焼け野原からの復活に言及されていて、現代の日本の繁栄を感慨深く述べられていて、あの頃から日本は想像もつかないほどの復活を遂げたというお言葉が印象に残っています。国民一人一人の努力によりというお言葉に、僕は大学の卒業以来、仕事をあまりしていなかったので、申し訳ない気持ちになりました。日本経済は今ジリ貧状態に成って来ており、陛下も案じていらっしゃると思われ、これから日本は努力をして、陛下を安心させなくてはならないなと思いました。戦争時代を疎開生活をされていた経験をお持ちの両陛下ですが、現代を生きる若者はそういう戦争体験を語る人々の存在が無いので、僕の時代の年代の人がギリギリのそういう戦争の悲惨さなどの情報を知っていて、現在のマスコミの報道などを見ていると、特にTV等は、こんな状態でいいのかと思ってしまうような内容の番組が流されていて、危惧致しますが、それもまた時代を新しく切り拓いて行く若者には必要なのかもしれませんね。陛下は戦後五十周年には、海外へは皇室外交を控えて、しずかに喪に服そうとされたのですが、阪神淡路大震災が起こり大変な思いをされたようですね。日本は自然災害が多くて、毎年そういう自然の猛威で、地震や台風を含め数百人の犠牲者が出る国であるという事を案じておられ、深いこの国の在り方への思いを感じました。生物学の研究もされていて、イギリスの科学賞を得られる程の深い研究をされていて、敬意を覚えます。今後、上皇上皇后両陛下が、元気で長生きされて、この国の象徴は天皇ですが、その大役から距離を置いた形でのこの国への貢献をされると思うので、皇室の弥栄を祈ります。


 
 僕の学生時代は、村上春樹さんも人気がありましたが、村上龍さんも人気がありました。「すべての男は消耗品である」。という本は皆が読んでいました。「愛と幻想のファシズム」という本も読みましたが、村上龍さんは若者に期待をしているのだなと思っていました。僕は全共闘世代のように左翼の思想には染まりませんでしたが、バブル世代は皆踊っていましたね。「ダンス、ダンス、ダンス」。という村上春樹さんの文庫本があって、雑誌の記事に載る言葉を表記する機会があったので、僕は最後に一言のコーナーで「ダンスウィズミー」と書きました。あの頃は「ちび丸子ちゃん」。じゃないけど、皆踊っていましたね。今になってようやく、賃上げが進み、明るい兆しが出てきましたが、バブル以後労働者の非正規化とか暗い話が多かったですが、良い方向へと進む事を希望します。


 
 最低賃金について考えると、所謂B型作業所で働く障碍者は、最低賃金以下の賃金しかもらっていません、行政法の影響でそうなっているのかなと思いますが、憲法において法の下の平等が明記されているのに、おかしいのではないかと思います。この問題をどう解決するのか、政治家の先生が動く必要があると思われますが、司法の判断も必要になると思いますし、当事者の誰かが提訴して戦う必要があると思います。A型作業所で働いた経験で、こんな人でも働けるんだと思う人でも立派に働いていて、障碍者の可能性を感じていました。僕も次のステップは障碍者枠での雇用を目指すべきだったと思いますが、もう少し勉強をしたいと思って、今に至ります。労働はもとより、会社経営なんて無理だし、弁護士や政治家なんて言うのも無理かなと思いますが、何とかして今後の人生を切り拓いて行かなくてはいけないとは思っています。それでは。



 それまでは咲く事も無い花であれ命の重さ変わらずにあり

 人々に愛のある事奇跡だし若者であれ年輩であれ


 God bless you !


 
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 アメリカの社会は今大きく揺れているね。トランプ前大統領はピンチに見えるね。

2023年04月04日 14時06分59秒 | 日記・エッセイ・コラム
 
 
 僕がこうしてブログに書く位は内政干渉にはならないと思うけど、アメリカは大きく揺れ動いているように見える。自由の国アメリカで、トランプ前大統領は戦っているね。物凄い精神力だと思い尊敬しますが、タフじゃないと生きて行けない国なのかもしれませんね。まあ、大統領になった位だからそういう戦いには慣れているのかもしれませんが、それにしても半端ないね。アメリカの司法が動いて、アメリカの権力のバランスを取って、ある意味国家の健全さを感じますが、民主主義のメッカで今後この問題がどうなって行くのか、一人の日本人として注意深く報道を見守りますが、アメリカの権力闘争はハリウッドの国だけあって、劇的ですね。
 
 
 最近は上皇后陛下のお言葉集「歩み」や、黒田清子さまのお言葉集「ひと日を重ねて」を読んでいますが、人間にとって何が幸せか、何が大切なのかを考えさせられますね。深いこの国に対する愛情や、平和を希求する態度は、このような方が皇族であってよかったなと思います。上皇后陛下の「瀬音」という歌集も読みましたが、瑞々しい感性で美しく気高い和歌を詠まれていて、これぞ皇室の美意識と思いました。
 
 
 学生時代は、今思えばあっという間でしたが、一年留年したので5年間通いましたが、ちょっとだけ勉強をして土地に対して興味が出たので、民法の物権法のゼミに入りました。あの頃は今思えば、バブル経済の真っ只中で土地の値段が高騰して、地上げ屋という人々が出てくるくらい、土地に社会的関心が集まる時代でした。もしかしたらその頃から僕は、日本の社会に期待されて、僕が土地に興味を持ったので、そういうバブル経済になったのかなと、妄想に近い、穿った見かたをしますが、今思えば、日本社会に期待をされていたのかなと思います。バブルがはじけた後、日本は鳴かず飛ばずの社会になりましたが、僕が社会の中で活躍をしなかったので、そういう失われた30年になったのかなと思います。最近はようやく賃上げが定着しつつあるようで、明るい兆しが見えてきましたね。
 
 
 皆自分の力で生活をやって行く必要があるので、社会が成り立つと思いますが、労働者は労働者で大変だし、経営者も経営者で大変なのが現実だと思いますが、日本の国がいまいち元気が無いのも働く人々に十分に賃金が回っていないからかもしれませんね。少子高齢化が進み、若い女性の晩婚化とか複雑な事情で少子化の問題はそう簡単に解決できないようですが、最近になって子供真ん中社会と国も動き出して、今後そういう問題が解決すると良いですね。
 
 
 これから先どうやって生きて行こうかなと思いますが、病気になってしまい、思うように仕事ができないので失望をしています。健康だったらバリバリ仕事をしてみたかったですが、そういう元気がありません。でもまあ、前向きに生きて行こうと思っています。それでは。


 病負い生きて行くのが困難でそうであっても花はきれいで

 愛なくば生きている意味見出せず希望があって生きて行けると 


 God bless you !


 
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