kaeru

気になったことをつらつらと書きます

数学未解決問題 part1

2007年09月13日 | Weblog
双子素数の問題
 2 と 3 の組を除くと、双子素数はもっとも数の近い素数の組である。PとP+2の両方が素数になるものを双子素数というとき双子素数は無限に存在するか?

 素数が無限に存在することは古代ギリシャから知られていたこととはうらはらに、双子素数は無限に存在するかという問題は長い間手に負えない問題であった。このいわゆる双子素数の予想や双子素数の問題と呼ばれる問題は、多くの数論学者が双子素数は無限に存在するだろうと予想しているにもかかわらず、2006年現在、いまだに数学上の未解決問題として残されている。
例)
(3, 5), (5, 7), (11, 13), (17, 19), (29, 31), (41, 43), (59, 61),
(71, 73), (101, 103), (107, 109), (137, 139), (149, 151), (179, 181), (191, 193),
(197, 199), (227, 229), (239, 241), (269, 271), (281, 283), (311, 313), (347, 349),
(419, 421), (431, 433), (461, 463), (521, 523), (569, 571), (599, 601), (617, 619),
(641, 643), (659, 661), (809, 811), (821, 823), (827, 829), (857, 859),...
 二素数の場合にミレニアム問題でもあるゴールドバッハの予想が密接に絡んでくるため双方の研究が同時に進められてきた。2004年5月に、"Proof of Infinitely many Twin Primes" と題された論文が Richard Arenstorf によって提出された(末尾のリンクを参照)。この論文は上記のハーディ・リトルウッドの予想が正しいと主張するものであるが、内容に重大な誤りがあるとして著者自身によって撤回された。

"Proof of Infinitely many Twin Primes"

wikipedia

クドリャフカ (Кудрявка)

2007年09月11日 | Weblog
クドリャフカ (Кудрявка)
 クドリャフカまたはライカと呼ばれる犬がいる。1957年11月3日クドリャフカはスプートニック2号に乗ってバイコヌール宇宙基地から飛び立った。秒速8kmという速度で飛び出したロケットはクドリャフカを衛星軌道上まで運んだ。元々スプートニック2号は大気圏突入が不可能な設計だったためロケットの中には安楽死できるよう毒入りのえさが載せられていた。こうしてクドリャフカは、衛星軌道に乗った初めての生き物となった。クドリャフカとは巻き毛の女の子の意味である、公式文書ではライカとされているが、当時の記録を見るにクドリャフカが正式名称であると考えられる。

 現代の宇宙開発・技術における進歩の裏にクドリャフカという子犬の犠牲があることは私たちは忘れてはならない。

現在クドリャフカをテーマとしたFLASHがあります。悲劇的に書かれていることが全て正しいとは限りません。クドリャフカが打ち上げられ死ぬまでの瞬間何を考え、思ったかは私たちにはわかりませんが、クドリャフカという子犬がいたということを皆さんの記憶に少しでも残ればと思います。

クドリャフカ(FLASH)