酔っぱらいの千鳥足

酔ひに任せて、キーボードを叩きぬれば、小言幸兵衛の世迷い言。

日本はこのまま埋没か、ちょっと心配

2010-05-08 12:01:27 | 日々雑感
政権交代して半年が過ぎ、期待が失望に替わってしまった。普天間問題のとりあげ方、解決法などを見ると、民主党は基本的になにも考えていなかったということが露呈して目を覆うばかりだ。国家の経済力、地勢的なポジション、パワーバランスもっと怜悧に見なくてはいけない。自民党にそれが出来ていたわけではないが、すくなくとも戦後責任をもって、大問題化しないように蓋をしてきたことは確かだ。それを外したのだからいろいろ吹き出すのは当たり前だが、やり方が下手というのか、失望だ。
小泉改革前後から日本の経済力は失速したが、戦後の60年間の平和主義のおかげで文化的に誇れるものは充実した。この文化的資産を日本の経済力を復興させるための資源とした国家戦略的なシナリオの提示こそが、政権与党に果せられた使命であろうし、そのシナリオがあればこ、増税の議論ができるのではないか。国がどうなるか分からない、あるいは国民の信頼を得ていない政府に増税など出来るわけがない。

やっとまともなビジョンが

2009-10-13 20:05:23 | 日々雑感
鳩山内閣になって4週間が経とうとしている。各閣僚が張り切ってとんでもないことを言い出す人(例えば亀井金融相のモラトリアム提案は近視眼的すぎて10年スケールで見たとき、日本の経済だけではなく国力にも悪影響を及ぼす)もいるが、今回の前原国交相の、羽田をハブ空港にという方針は是非貫いて欲しいまっとうな見解だと支持したい。今までの航空行政は酷いものだった。誰も利用しない地方空港ばかり作るは、土地収用問題をこじらせて拡張することもなく片肺のままで30年もほったらかした成田空港はアジアのローカル空港になってしまっていた。
関空を持つ大阪の橋下知事や成田の森田知事は反対反対と騒ぎ立てているが、日本の置かれた現状を見ていない。民主党政権にかみつくのではなく、これまでの30年の航空行政をステアリングしてきた自民党の歴代首相、通産相、そして航空利権を拡大してきた官僚組織に対してこそ噛みつくべきであろう。
とにかく、今回の羽田をハブ空港として整備するという、前原ビジョンに期待したい。

立春

2009-02-04 20:38:22 | 日々雑感
立春である。これ以上寒くならないぞという、寒さの折り返点だ。今日は曇りだが、この頃は、冬至の頃に比べると大分日差しが強くなった。

しかし、近くの山を歩いているとき、見たくないものが目に入ってしまった。杉の花だ。もう枝の先が茶色になっている。水鼻が垂れてきたのは、今日の寒気が原因かと思ったが、そろそろ飛び始めているんだなぁと思った次第。鬱陶しい季節も近づいている…

マスメディア

2009-01-22 21:00:26 | 時事
米国のオバマ大統領就任で、随分ニュースがにぎやかだが、黒人初の大統領というとりあげ方一色だ。しかし、オバマ氏のお母さんは、カンザス州出身の白人だし、一時ハワイで、母方の祖父母(共に白人)によって育てられていた事もあるということだ。そんなことで、確かに顔つきは黒人に見えるけれど、純粋に黒人って訳じゃないと思う。確かに、WASP(White Anglo-Saxon Protestant)の白人エリート層でないことは画期的だし、米国って凄いと思う。

寒い、大寒だ。

2009-01-20 20:21:28 | 日々雑感
大寒になった。流石に寒い。これから2週間、立春に向かって寒さがつのる。
年間の気温の変化が一次的には正弦波だとすれば、大寒と立春の間と立春から雨水、小寒から大寒と雨水から啓蟄の間の寒さは同じ筈なのだが、分かってはいても、寒さのピーク・立春を過ぎた側の方が暖かく感じるし、冬至の頃に比べれば随分明るくなっていて、心が浮き浮きしてくる。
節分・立春は再来週だ。

寒い

2009-01-14 08:27:50 | 日々雑感
小寒から10日、流石に寒い日が続く。空は快晴でカラカラに乾いた空気だ。
気温は低いが、関東地方の湿度が低いだけではなく、全国的に雪は少ない。ここ数十年、雪は減りつつあるようだ。
約900年前の西行の歌などよむと、冬の雪景色や氷をうたったものも多い。しかし、長期的な気温変動では、西行から500年後の1400年からの550年間の方が寒かったということが木曽檜の年輪幅測定や諏訪湖の御神渡りの記録から判るらしい。
ヨーロッパも15世紀から19世紀は小氷期がもたらされたとされていて、テームズ川が凍結した記録などがある。
この、過去の記録や植物の寿命内での痕跡から読み取れる、たかだか千年スケール内での変動で見るならば、20世紀半ばからの気温上昇は異常で、化石燃料から炭酸ガスを発生させた、人為的な原因と結論するのは間違っていないのかも知れない。数千年のスケールを越えた地球の気候の変動の中ならこの程度以上の温暖期もあったのだけれど。

コーヒー豆

2009-01-11 10:57:38 | 酒・料理
一昨日の雨(雪)のあと、再び、冬の関東晴れだ。雨で空気が澄んだ分一層の青空。からっとした空気で飲むコーヒーは美味い。蕎麦もそうだが、からっと乾いた空気だと、微妙な香りがさっと鼻腔をくすぐり、さっと引いていく楽しさがある感じがする。湿度が高いと、香りがしつこく鼻腔に留まるのではないだろうか…
さて、コーヒーのスーパー等で売られているパッケージの粉と豆の比率を比べたとき、粉の比率が高くなってきている気がする。香りより利便性を取る人が多くなっているのだろうか。ちゃんと調べたわけではないのだが…

「意志」って?

2009-01-09 21:34:56 | 時事
NHKのニュースウォッチに大江健三郎が出て、なにやら御託並べているけれど。人間がやることだから、人間が解決できないことは無いとかいろいろ話している。しかし、この人、根本的によって立つところがよく分からない。ノーベル賞はもらったけれど文化勲章拒否した人なんだよね。
キリスト者って訳でもなさそうだし。何考えてる人なんだろう。意志「Will」っていてるけど、この概念、ベースはキリスト教だよね。スタインベックの「エデンの東」なんて、まさにこれがテーマだし…
この様な時代を生きる考え方の規範っていういみで、NHKはインタビューしたんだろうけれど、我が儘助長する以上の価値観無いんじゃないかって感じた。なんで、準国営放送のNHKが、文化勲章拒否した(日本文化拒否した)大江健三郎を今の時代の日本の若者の行動規範についての説教垂れる人として取り上げたんだろう?????

旧暦的生活

2008-12-07 15:40:58 | 駄日記
冬至が近づいて夜明けがますます遅くなる。そして寒い。それこそ朝起きるのが辛くなってきて、旧暦のような実際の夜明けを基準とする不定時法が良いよなぁと思ってしまう。
天保暦の暦の部分だけではなく、不定時法の時制に従った、時制をは自然との一体感が実感できるだろうと思う。現在の時制は一日を24等分する定時法であるが、天保暦の時代、夜明けと日暮れの間をそれぞれ6等分した不定時法である。
これなら、いつまでも暗い、冬の朝も明るくなって起きれば良いのだし、夏の一日が長すぎるなら、シエスタをとってもまだ時間はあるし、とても健康的だ。東京で見ると、冬至の頃の昼間の一刻は1時間40分弱。夏至の頃は2時間30分。夏至の一刻は冬至の一刻の1.5倍以上だが、このアンバランスが生活にリズムをつけてさぞ楽しかろうと思う。
そういえば、子どもの頃はお寺の鐘も、古来の時鐘で打っていた、最近は柱時計のように12時間制の数を打つようになってしまった。
古来の時鐘は、深夜(子)および正午(午)の刻が9つで、約2時間の一刻毎に一つ減じ、4つまで来たら、9つに戻るという鐘打である。
深夜      明け       正午      暮れ
子、 丑、 寅、 卯、 辰、 巳、 午、 未、 申、 酉、 戌、 亥
9つ 8つ 7つ 6つ 5つ 4つ 9つ 8つ 7つ 6つ 5つ 4つ
これでこそ、明け六、暮れ六の意味が生きるというものだ。
十二支による時刻の呼称の名残を「正午」に留める。怪談は「草木も眠る丑満時」で始まるが…

冬の気候で、富士山が見える日が増えてきた

2008-12-02 22:05:36 | 日々雑感
冬型の気候になって、空気が透明になって来て、富士山が見える日が増えてきた。若い頃は、富士山に対してどうという感情もなかったが、歳ふるにつれ、あぁ美しい山だと思うようになってきた。
年をとっていいなぁと思うようになったもの、桜、紅葉、富士山。日本人の感性だなぁ…