こうも長く雨降りが続き蒸し暑い日が連続しますと～
南の島が恋しくなりますね
今日は南の島を懐かしがって南の島の花にまつわるお話です～
昔々ハワイでの出来事です～
ナウパカと云うとても美しい娘が１人の青年を好きになりました～
青年も美しいナウパカをすぐに好きになり、
毎日逢うようになりました～
海や山にと出会っては愛し合いました～
そんなある日二人は小さくて丸い白い花を見つけ、
その花に永遠の愛を誓います
そしてその花の名前を美しい娘と同じ、ナウパカとつけます～
この頃のナウパカの花は、下半分だけでなく
上半分にも花ビラがあり～まん丸だったのです～
ナウパカと青年はそれからも毎日逢ううちに
二人は結婚を望むようになりますが～
当時のハワイは王族と平民の結婚は許されておらず～
身分の高い王族の娘ナウパカと村の平民の青年との結婚など
許される訳がなく
ナウパカの両親は怒って娘を家から一歩もださず閉じ込めました～
ナウパカは親の決めた男性との結婚をしいられますが～
最後にお別れの為に青年に会う事を許されました～
そして再開した二人は愛を誓った一本のナウパカの花を握りしめあい
ながら山から海へと身を投げたのです～
この二人の死は神々を怒らせてしまいます～
なぜなら必死だった二人は神にお祈りを捧げる事を忘れたまま
死を選んでしまったからです～
死んで魂になった後も二人は結ばれることなく、
それぞれ半分ずつ離れた所で泣き暮らすがいいと～
神様が言い
二人の手に握られていたナウパカの花を半分に割って
１つに青年の魂を入れ山に、
もう１つにナウパカの魂を入れ海へと送りました～
それ以来この花は花びらが半分の形のままでしか
咲かせる事ができなくなったのです、
青年の半分の花はマウンテンナウパカ、
娘の半分の花はビーチナウパカと呼ばれ～
今でもそれぞれの場所で白い小さな花を咲かせています～
その半円形の姿はどことなく寂しく感じます～
ナウパカ～ナウパカと云う娘と青年の悲しい恋の物語でした
ハワイに行ったら探して見てね
