*** june typhoon tokyo ***

MY FAVORITES LIVE AWARD 2010

■ MY FAVORITES LIVE AWARD 2010

 前記事の「アルバム・アワード」同様に、2010年のライヴ観賞を振り返り、2010年版“マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アワード”を発表したいと思います。ひとまず、過去の授賞ライヴを見ていきますか。

◇◇◇

【過去の授賞公演】

2005年
ERIC BENET@BLUENOTE TOKYO

2006年
LEELA JAMES@O-EAST

2007年
m-flo@横浜アリーナ

2008年
≪洋楽部門≫
EN VOGUE@Billboard Live TOKYO
≪邦楽部門≫
SOUL'd OUT@JCB HALL

2009年
≪洋楽部門≫
ANTHONY HAMILTON@Billboard Live TOKYO
≪邦楽部門≫
CRYSTAL KAY@NHK HALL
 

◇◇◇


 “アルバム・アワード”でも述べましたが、近年の経済的事情が芳しくなく、2007年には約50公演を観賞したものの2008年、2009年ともに33公演へ減少、そして2010年は25公演となりました。1ヵ月に約2公演という計算となりますが、これが多いのか少ないのか。多いということはありませんが、2週間に1回は観賞していると考えれば、悪くはないのかも。観賞(鑑賞)ということでいえば、音楽以外にスポーツや映画等も行っている訳だし……と慰めながら、自分の稼ぎの悪さを痛感する1年となりました。(苦笑)

 逃してしまったライヴは数多くあるのですが、今でも悔やんでいるのがエンダンビ。ギリギリまで迷ったのですが……まぁ金欠だったので致し方ないです。

 という訳で、闇雲にライヴへ参戦とはならない実情が今後も続くのですが、2011年は必ず行くべきライヴとそこまでではないライヴとの仕分けをしっかりして、あまり悔いの残らないライヴ生活にしたいところです。黒ラベルレンホーのパフォーマンスによる仕分けはほとんど効果がないですが、こちらの仕分けはしっかりとしたいと思っております。
 
 といいながらも、年明け早々、SWV、アロー・ブラックらをスルーしなければならないのかと思うと、胸が痛いですが。(苦笑)その後、ビルボードだけでもファンテイジア、チャカ・カーン、アンジー・ストーン、メイシー・グレイ、クール&ザ・ギャングがラインナップされてます。それと“ペンペンコちゃん”ことシャリースの来日公演(メイシー・グレイと1日被ってますが)もありますな。2月までだけでもこれだけのヴォリューム。それ以降もフランク・マッコム、ニーヨもあるし、コリーヌ・ベイリー・レイも。今年はスプリングルーヴが開催されるし、4月にはインコグニートが早々来日するっていう噂だし……ライヴ代を稼ぐのが、一番の至上命題となっております。ははは。そういった意味で、事業仕分けならぬライヴ仕分けの重要性はかなり高まる一年なんじゃないかと思います。

 といったボヤキはこれくらいにしておいて、2010年観賞ライヴを挙げていきたいと思います。
 

◇◇◇

【観賞ライヴ一覧】

01/03 INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO
01/09 LEDISI@Billboard Live TOKYO
02/14 MISIA@横浜アリーナ
02/19 THE ROOTS@Billboard Live TOKYO
02/20 YOSHIKA@MADO LOUNGE SPICE
02/22 THE BRAND NEW HEAVIES@Billboard Live TOKYO
02/27 MAYER HAWTHORNE@Billboard Live TOKYO
03/27 m.e.y.@ミニヨン
04/16 ERYKAH BADU@ZEPP TOKYO
05/01 セカンドカーニバル@LUSH
06/04 EMI MARIA@ASTRO HALL
06/10 MONDAY満ちる@Billboard Live TOKYO
06/26 久保田利伸@NHKホール
06/29 LEELA JAMES@Billboard Live TOKYO
07/10 ANGELA JOHNSON with DARIEN@COTTON CLUB
07/15 TLC@Billboard Live TOKYO
07/17 TLC@Billboard Live TOKYO
07/28 久保田利伸@東京国際フォーラム
07/29 久保田利伸@東京国際フォーラム
09/26 CHARA@Billboard Live TOKYO
10/06 GROOVE THEORY@BLUENOTE TOKYO
10/09 SILKY SOUL vol.2(嶋野百恵)@PLUG
11/20 BEAT CONNECTION@横浜アリーナ
11/21 INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO
11/29 AI@日本武道館
 

◇◇◇

 8月と12月は一度も公演へ行かなかったようです。とはいえ、8月はジョヴァンカ、SOULHEAD、エンダンビ(!!!!!)、オマリオン&マーカス・ヒューストン、ダンス☆マン、12月はJASMINE、MISIA、宇多田ヒカルなど、行きたかったライヴはたくさんあったのですけれどもね。

 会場ではビルボードライブ東京が9回と公演中約3分の1を占め、ブルーノートは3回。これに同系のコットンクラブ2回を加えると、これらで半数以上の13回となります。若手・中堅の邦楽アーティストのライヴへ足を運ばなくなった結果が、それなりの年齢層のライヴハウスへ向かわせている、といったところでしょうか。個人的にはそんな気は全くないのですが。(苦笑)

 2009年に引き続き鑑賞したアーティスト(ライヴ)は、MISIA、LEDISI、m.e.y、MONDAY満ちる、AI。やはり邦楽が多くなります。毎年来日してるのにスルーしちゃってるSWV、チャカ・カーンとかもありますが。邦楽では、近年参加していたBONNIE PINKへは行けず仕舞い。香織ちゃんメンゴ。(笑)

 それでは、ノミネート公演の紹介です。


◇◇◇
 

【ノミネート公演】


≪洋楽部門≫
LEDISI@Billboard Live TOKYO(2010/01/09)
ERYKAH BADU@ZEPP TOKYO(2010/04/16)
LEELA JAMES@Billboard Live TOKYO(2010/06/29)
ANGELA JOHNSON with DARIEN@COTTON CLUB(2010/07/10)
GROOVE THEORY@BLUENOTE TOKYO(2010/10/06)
INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO(2010/11/21)

以上6公演。


≪邦楽部門≫
MISIA@横浜アリーナ(2010/02/14)
YOSHIKA@MADO LOUNGE SPICE(2010/02/22)
久保田利伸@NHKホール(2010/06/26)
久保田利伸@東京国際フォーラム(2010/07/29)
AI@日本武道館(2010/11/29)

以上5公演。
 

◇◇◇

 近年、似たり寄ったりのセレクトかもしれませんが、ノミネートされたアーティストのライヴは、それだけ期待を裏切らないライヴだということでしょうか。

 邦楽部門の久保田利伸は、3公演観に行ったうちの2公演を選出。ここで受賞すれば“アルバム・アワード”と二冠ということになりますが……。

 それでは、2010年の“マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アワード”最優秀公演の発表です!
 
 
◇◇◇
 

【MY FAVORITES LIVE AWARD 2010】

【最優秀ライヴ】

≪洋楽部門≫
LEELA JAMES@Billboard Live TOKYO(2010/01/09)
Leela_james_2010_a


≪邦楽部門≫
久保田利伸@東京国際フォーラム(2010/07/29)
Kubota_toshinobu_2010
 

◇◇◇
 
 
 洋楽部門のリーラ・ジェイムスは2006年に続いて2回目の受賞、邦楽部門の久保田利伸はマイ・フェイヴァリッツ・アルバム・アワードとの二冠を達成。

 洋楽部門は最後までレディシと悩んだが、ほんの僅かだがより公演前の期待値が高かったリーラに。ともに甲乙付けがたいライヴなのは間違いない。残念なのは両者とも集客数がやや足らないということか。それが悩みの種。(苦笑)
 久々のエリカ・バドゥも独自の感性でスタンディングの観客を魅了していたし、再結成を東京でというファンにはたまらない境遇でのグルーヴ・セオリーも好演。ダリエンの魅力も発揮されたアンジェラ・ジョンソンや新たなヴォーカリスト編成で進化を遂げるインコグニートなど常連組も健在で、かなり質の高い候補のなかでの選出は、価値があると言っていいだろう。

 邦楽は久保田利伸の独壇場。なかでも東京国際フォーラム2日目を選んだのは、アンコールで井上陽水の「海へきなさい」が披露されたから、というだけ。観賞した3公演とも素晴らしく、当初は全て観られたNHKホール公演を選ぼうと傾いたが、やはりサプライズというか、ボーナスがあったということで、この日の公演に落ち着いた。BEAT CONNECTIONでのパフォーマンスも良かったし(KREVAとの「M☆A☆G☆I☆C」が観られたのも!)、2010年においては、その存在感と圧倒的なパフォーマンスで若手、中堅・ヴェテランを含めてピカイチだったのではないか。これが間隔をそれほど空けずにコンスタントに活動していてくれたら、もっと嬉しいのだが。(笑)

 選外の公演では、メイヤー・ホーソーンの公演がなかなか印象的だった。ブルー・アイド・ソウルといった佇まいだが、ノッケからJBのサンプル使いだったりと白人的ソウルの楽しさを体感出来た。こういう比較的新しいアーティストの公演に足を運んでみると、別な発見があったりするから面白い。 

 観賞回数が減った割りには、質の高い公演を体験することが出来てよかったとは思うが、やっぱりエンダンビに行けなかったのは後悔が……(まだ言うか!)。
 
 
◇◇◇
 

 さて、2011年。ジャネット・ジャクソンのワールドツアーに果たして日本はあるのか、シャーデーの来日はあるのか、マクスウェルは? ジャミロクワイもそろそろか。AIのライヴ当日に発表されたジャクソンズとのAIのコラボ公演はどうなるのか、ラヒーム・デヴォーンまた来てくれないかな、アンジー姐さん来るんだからジル・スコットも来てみようよ(ビルボードライブ開店当初に予定されていた公演の延期以来来てないでしょ)……などなど期待は尽きませんが、来日に備えて資金繰りをしておかなければいけないことには変わりはないようですので、頑張りたいと思います。

 とりあえず、2011年の始動は、アロー・ブラックかメアリー姐さんになると思われます。2011年もいいライヴに巡り合えますように(本厄だけど……)。
 
 
 



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