785@NE-501の鉄活動記~別館

こちらのほうでは北海道を中心とした鉄道車両を専門的に扱っていきます。撮影記はこれまで通り本館の方で更新しています。

苫小牧に残る唯一のキハ40形700番台

2009年12月12日 19時39分15秒 | キハ40
現在苫小牧運転所に配置されるキハ40は1両を除いてすべて1700番台車。
老朽対策として700番台には1700番台化の工事が進んでいますが、そんな中唯一苫小牧唯一の700番台車が残っています。
その車両とはご存知の方もきっと多いはず、キハ40 789です。
たまたまなのでしょうか?789という車号を持つ面白い車両です。
それではキハ40 789の経歴を簡単に振りかえっていきたいと思います。
キハ40 789はキハ40 150として1980年1月12日に新潟鉄工所〔現:新潟トランシス〕で落成、新製配置は苗穂運転所でした。キハ40 100はDMF15HSA〔220PS/1600rpm〕エンジンが搭載されていましたが、これが1988年11月19日付けで苗穂工場にてエンジン出力のパワーアップ工事が行なわれました。この工事が今の同車が1700番台へと編入されないきっかけとなりましたでしょうか。
その後キハ40 150は苫小牧運転所を最終配置として、ワンマン対応改造が施され、1994年1月27日に現在のキハ40 789として生まれ変わり、現在へ至ります。
苫小牧運転所のキハ40 700はおそらくこの789を残して全車が1700番台へと改造され、同時に1700番台への延命工事も終わったものと思われます。
エンジンがパワーアップされたせいか、現在も700番台を名乗る同車。
エンジンの力が強いようで、運転台には
「この車両は強馬力改造車です。直結への切替は55km/hがトルクに最適です」
というようなことも書かれており、既存のキハ40とはやはり持っている力が強いのでしょうね。
そんなキハ40 789は今年3月に全般検査を受けて、まだまだ室蘭線・石勝線で活躍が見込まれる同車。保留車として在籍していますが、結構稼動している機会も多く、苫小牧のキハ40の異端児として、見守っていきたいものです。
キハ40って意外と種類が豊富なのでこのブログに度々登場するかもしれません。笑

それでは今日は石勝線上を回送されていくキハ40 789の写真をUPしますね。


2009年8月17日
石勝線 東追分

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (レカ郎)
2009-12-14 21:45:22
こんばんは
私はこのキハ40 789は1両しかない異端児ながら今年になって2度も撮影できてるんですよね。
789号になる前はキハ40 150ですから、150から789へというのも面白いですね。キハ40なの?150なの?789なの?みたいな(笑)

なんでこの車両だけが今も789であり続けるんでしょうね。逆にメンテナンスコストがかかるように思うんですが。機関転装してるからというのが理由なのかもしれませんが、車両は違えどDDの機関転換車のB更新ですら廃車になっているところを見れば、エンジンを載せ変えて15年ですから更新になってもおかしくないともいえるんですよね。
それに日高線のキハ40化の時、よく専用車に転用されなかったな~と思うんです。まあ時々ハイパワーエンジンということで日高線へ代走として入ることがあるみたいですけどね。

車番も中身も扱われ方も変わっているのがこのキハ40 789ですよね。
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Unknown (785@NE-501)
2009-12-19 19:39:56
>レカ郎様
こんばんは。
大変お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。
先週は大学関係やインフルエンザにかかったりと、なかなかお返事をかける時間がありませんでした。

さてキハ40 789ですがやはり珍しい車両ですね。ひょっとしたら3月の全般検査のときに配管
などのリフレッシュ工事が行なわれている可能性があるかもしれませんね。
日高線の代走運用に入るのもこの789ですが、最近は1700番台も日高線に入ることもあっるようで、私も去年ではありますが、1700番台が日高線で走っているところを見つけました。
苫小牧の40のなかでもきっと特別に扱われているのでしょうね。
書類上保留車というのも驚きです。
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