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『おんな城主 直虎』第41話「この玄関の片隅で」 見どころ

2017年10月15日 | テレビドラマ
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2017年大河ドラマ(第56作目)は、弱肉強食の戦国乱世に、『真っすぐな虎』という勇ましい名で家督を継いだ一人の女性の物語です。
柴咲コウさん主演の『おんな城主直虎』は、過酷な運命に果敢に立ち向かい、のちに徳川幕府の名門となる井伊家を後世へとつないだ井伊直虎の生涯を描かれます。

困難に直面しても決して諦めない、「本当の強さ」とは何か。激動の時代を生きた女性の姿を通して追い掛けます。
『おんな城主 直虎』公式サイト

さて、物語は。
01)直虎(幼名 : おとわ)の少女時代から始まります。
井伊家当主の一人娘おとわは、分家の嫡男で幼なじみの亀之丞と婚約するが、主家の今川家が謀反をはかった疑いで亀之丞の父を殺害。命を狙われた亀之丞も姿を消し、おとわの人生は戦国の荒波にのまれ始めるのでした。
いよいよ4月からは、城主となった直虎が戦国の世に飛び込んでいくさまをスリリングに描いた『城主編』のスタートしました。
娘でも妻でもなく城主という道を選んだ主人公直虎の活躍が描かれていきます。


※第41話「この玄関の片隅で」見どころ
小姓になるための条件として草履番の後釜を育てることになった万千代(菅田将暉さん)と万福(井之脇海さん)。
そこにやってきたのはノブ(六角精児さん)という謎の中年男だった。

【 第41話「この玄関の片隅で」あらすじ】
小姓になるための条件として草履番の後釜を育てることになった万千代(菅田将暉さん)と万福(井之脇海さん)。そこにやってきたのはノブ(六角精児さん)という謎の中年男だった。一方、直虎(柴咲コウさん)は松下家から帰還した六左衛門(田中美央さん)を近藤(橋本じゅんさん)の家臣とするため尽力していた。
そんな中、武田軍の遠江侵攻が始まる。
家康(阿部サダヲさん)が戦支度のため大量の材木を必要としているという情報を聞きつけた万千代は…⇒第41・「この玄関の片隅で」


【今までのあらすじ】
第1話 :『井伊谷の少女』
第2話 :『崖っぷちの姫』
第3話 :『おとわ危機一髪』
第4話 :『女子(おなご)にこそあれ次郎法師』
第5話 :『亀之丞帰る』
第6話 :『初恋の別れ道 』
第7話 :『検地がやってきた』
第8話 :『赤ちゃんはまだか 』
第9話 :『桶狭間に死す 』
第10話 :『走れ竜宮小僧 』
第11話 :『さらば愛(いと)しき人よ 』
第12話 :『おんな城主直虎』
第13話 :『城主はつらいよ』
第14話 :『徳政令の行方』
第15話 :『おんな城主対おんな大名』
第17話 :『消された種子島 』
第18話 :『あるいは裏切りという名の鶴 』
第19話 :『罪と罰 』
第20話 :『第三の女』
第21話 :『ぬしの名は』
第22話 :『虎と龍』
第23話 :『盗賊は二度仏を盗む』
第24話 :『さよならだけが人生か?』
第25話 :『材木を抱いて飛べ』
第26話 :『誰がために城はある』
第27話 :『気賀を我が手に』
第28話 :『死の帳面』
第29話 :『女たちの挽歌』
第30話 :『潰されざる者』
第31話 :『虎松の首』
第32話 :『復活の火』
第33話 :『嫌われ政次の一生』
第34話 :『隠し港の龍雲丸』
第35話 :『蘇(よみが)えりし者たち』
第36話 :『井伊家最後の日』
第37話 :『武田が来たりて火を放つ』
第38話 :『井伊を共に去りぬ』
第39話 :『虎松の野望』
第40話 :『天正の草履番』
第41話 :『この玄関の片隅で』


【関連情報】
菅田将暉、柴咲コウに代わり井伊家の“当主”へ 『おんな城主 直虎』怒涛の新章スタート
 いよいよ、新しい時代の幕開けである。菅田将暉さん演じる虎松が、父親・直親(三浦春馬さん)よろしく爽やかな笑顔で現れ、その裏に般若のような負けん気の強い表情を隠し(とうてい隠しきれていないが)、彼の草鞋を飛ばすスピードそのままに、怒涛の新風を巻き起こし始めた。

 虎松が巻き起こす新風は、井伊だけでなく、彼が出世街道を突き進むことになる、徳川にも及ぶだろう。そして、戦国の世もまた、大きく変わろうとしている。栄華を極めた武田信玄(松平健さん)は、寿桂尼(浅丘ルリ子さん)に冥土へと導かれ、退場を余儀なくされた。
今川義元や寿桂尼、そして武田信玄という、戦いに明け暮れることによって道を切り開いてきた強い武者が去り、信玄の言うところの「青二才ども」である、「尾張のうつけ」織田信長(市川海老蔵さん)、草履とりから武将に成り上がった豊臣秀吉、そして阿部サダヲさん演じる「非凡なる凡」徳川家康という新世代の戦いが幕を開けようとしている。

 直虎が生き残った井伊の者たちに寄り添ったのとは対照的に、虎松はなぜか、直虎と比べ共に過ごした時期は短いはずの死者たちに寄り添い、一度失われた家名を名乗り、井伊家の再興を目論む。幼少期に井伊を離れることになった彼には、政次(高橋一生さん)との思い出はあるが、父親含めそれより以前に亡くなった人々との思い出はわずかしかないだろう。それでも彼が、母親や優しい養父を欺き、今の状況を受け入れ、平和に暮らしている人々を困惑させてでも、死者である先代の人々のために再興を誓うのは、小林薫さん演じる南渓によって、彼は直虎に代わり、井伊の当主としての役割を担わされたからだ。

 ここで、直虎の父親代わりのような存在でもあり、猫好きで酒を嗜むことが好きな、優しく温かい、自称「生臭坊主」南渓の魅力が引き立つ。酒ばかり飲んでいるように見せて、直虎の大叔父でもあり、一歩離れた場所で世の動きを俯瞰し、直虎が幼い頃から常に井伊家の相談役であり続ける彼は、その的確な助言や人脈で井伊の窮地を幾度も救ってきた。特に言葉には出さないが、井伊のことを誰よりも思っているだろう彼は、影の井伊の支配者とも言えるのかもしれない。

 36話で、南渓は「そなたを次郎にしたのはわし、ならば次郎から降ろすのもわし」と直虎に言い、井伊の当主が代々継ぐ幼名を直虎に背負わせた責任の重さを感じると共に、彼女の苦しみを慮り、その役割から解放する。それまで直虎が持っていた、政次の遺した白い碁は、一旦南渓へと渡る。
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直虎が一生を過ごした「井伊谷」(現静岡県浜松市北区)は、清らかな水が多く湧き出る水の郷です。
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最後までお読みいただきありがとうございました。


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