№3 腎臓病の悪化？朴とつピアノ《ボビー・ティモンズ(p)》

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しつこい三連符の、ファンキーを失った！

朴とつ・淡々ピアノに、スタイルチェンジ！

腎臓病の悪化？下積ファンキーを避けたか？

 

一句

　“ピアニスト　闘う病か　ファンキーか”

③『リトル・ベアフット・ソウル』(64)
《Little Barefoot Soul/Bobby Timmons》
ボビー・ティモンズ(p)、

サム・ジョーンズ(b)、レイ・ルーカス(ds)。

《Bobby Timmons Blog紹介》
①『In Person』(61)№1 攻めの三連符！ファンキーに《ボビー・ティモンズ(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

②『Sweet And Soulful ～』(62)№2 はしる！呆れもし・感心し《ボビー・ティモンズ(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

何だ、この朴とつとしたピアノの音は。
昔から、軟弱扱いしてきたティモンズだが。
この頃の演奏が、記憶に残っていたからか。

ファンキーな②『Sweet And Soulful～』。

三連符・三連符、しつこい三連符の乗り。

熱気＆勢いの「行け行け・どんどん」ピアノだった。

それから、２年後の当③の演奏。
別人としか思えない、朴とつ・淡々ピアノ。
あのファンキーピアノが聴きたいのだが。

一体、何処行ったのか。

強いタッチと一揆に立ち上がる太く鋭い音。
それは変わらないが、余りにも音数が少ない。
又、メリハリある・うねりのフレーズが失われた。

この頃、既に腎臓病に侵されていた？
病弱な身が軟弱プレイに落ち込んだのか？
又、この頃ファンキージャズは完璧に下積み。
あえてファンキーを避け、スタイルをチェンジしたのか？
 

　一句

　“ピアニスト　闘う病か　ファンキーか”

色々と思惑がはしる程の変わりようである。
この時、ティモンズは29歳。
9年後の38歳、腎臓病で他界してしまうのだが。

 

♪～♪ 　腎臓病に侵されるティモンズ、この曲は幾分元気が良い方です。