高速道路も80キロ規制だが開通し、ガソリンも確保できたので
実家に行くことができた！
よかった！
ちびっ子たちも連日の余震や放射能の影響で 室内で過ごしている
退屈していたらしく、とっても歓迎してくれた
よかった！みんな元気で本当によかった!
2泊3日の滞在だったが 私自身も家族の顔が見られて 安心した
でも 夜中の余震の多さに驚いた その都度地震速報が出ないほど細かい余震が多い
突然 ドシーンという音で余震がくるので 夜中何度も目が覚めてしまう
ちびっ子たちも 地震だと思うと 夢中に遊んでいても遊ぶのをやめて 近くの大人たちにしがみつく
今日の夕飯は 茨城や千葉産の野菜で作ったもの
ブロッコリーの炊き込みご飯 蕪のお味噌汁 きゅうりと大根の浅漬け
大丈夫 おいしく食べられる
いつもより少しだけ念入りに洗って
本当に危険なら 売りだされていないはず? と信じて
家族と再会できたことに ありがとう ありがとう
ここ数日の私は 自分を見失った状態だったと言える
情報に酔ってしまったような
テレビをつければ震災の被害状況がうつしだされ
被災地の状況ももちろんのこと
原子炉の様子 余震 大気中の放射線量
野菜と水からの放射線量
これらの情報で頭でっかちになっていたようだ
もう布団の中で ただ寝ていればいい。。。
なんて考えが浮上してきた
心身ともにどうしたらいいのか 身動きが取れなくなってしまったようだ
昨日も絵本の研修会があって それさえも休んでしまおうか迷った
でも そうではない そうではなかったのだ
できる限りの生活はしていかねばならないのだ
ちゃんと前を向いて。生きてる者の使命。
昨日研修会があった会場は 節電のためエレベーターが使えなかった
でも職員の皆さんが会場の4階まで
ごと担いで下さった
申し訳ないな と思いつつも こういう者もいるということを覚えておいていただけたら
ありがたい
でも やはり不安もよぎる
ワンコやニャンコに与える水道水は 本当に大丈夫なのだろうか
乳児に影響があるという水道水
やはりニャンコのような小さい体 飲み続ければやっぱり影響があるかもしれない
にゃり代はもともと 蛇口から流れる水道水を直接飲みたがる
水を飲まなせなけければ脱水症状になるのも危険
ミネラルウォーターもニャンコには良くないことも 少し調べてわかった
どうしたらいいか わからなくなる 動けなくなる
でもでも。。。
でも、いつ起きるかわからない放射線障害を気にしても仕方がない
活性炭のフィルターに通したお水だけで 少し我慢してね
あらゆる生態系に ごめんね
今日も一日無事に終わる…と思いかけた時
大きな余震がきた
茨城の実家が震度５というため メールで家族と無事の確認をする
早く家族の元気な顔を見たいが 千葉から茨城へ向かう道路が開通していない
ガソリンも無駄に使うわけにはいかない 信号の停電も考えられる
実家の近所の牧場は牛のお乳を出す工場が停止しているため 廃棄するしかないそうだ
茨城県内のホウレン草から微量の放射線量が検出されたという
今後風評被害も心配である
覚えておこう この状況を 様々な被害の形を忘れないように
にゃり代は 緊急地震速報のメールの着信音が鳴ると ベットの下に逃げるようになった
にゃり代なりの避難方法か？？？
私はユーザーのため1人で夜を過ごす時の警戒心が強くなってしまい
入浴は避ける そしてパジャマに着替えずに寝る 眠りも浅い
我ながら軟弱者だ リハビリしなければ
昨日買い物に出た時 ヘルメットも探したが既に売り切れだった
他 近所で売り切れになっていたものは
ガソリン 米 パン パスタ 納豆 水
乾電池 携帯の充電器 ヘルメット
無くてもなんとかなる生活をすればいい それだけのこと
今日一日を ありがとう
実家は震災から停電・断水が続いたが
昨日夕方 電気が復旧し 今日やっと入浴できた…と少しほっとした疲れ気味の父の声を聞くことができた
私の住んでる地域も 朝から計画停電の対象になっていたが 結局停電にはならなかった
情報に振り回された
死者の数 避難者数 被災した人の叫び 原子力発電所の情報
100年に一度のような地震とも言われてるようだ
私たちはすごい時代を生きている
おかんが亡くなった時 私は寂しさや悲しみや不安を できるだけ意識しないよう努力した
そうした気持ちに負けてしまうと 体が動かなくなってしまうから
その日に やるべきことのリストをつくり 箇条書きにする 緊急性のないものまで必要以上にリストにする
そのリストをやり遂げるまでは 生きよう
そうやって 1日1日をつないできた
母一人が亡くなっても 今だに悲しみは消えないのに
目の前から一瞬にして大切なもの全てを失った
思い出も 風景も すべて
被災された人の心は 想像できない
何もできない
テレビで情報を見て 目に焼き付ける
そんな時にも 空腹になってくる自分を情けなく思う
今 電気や暖房を消し暗闇の中で
自己満足だけれど 少しでも被災された方に心を寄り添わせたい
どうか明日はまた少しでも前に進めるように
この大きな震災を忘れないために 記録して休むことにする
