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ミケマル的 本の虫な日々

函館観光 その2


 20日の函館観光
その2は縄文遺跡❗️

 実は函館を案内してくれた友達が函館近郊には縄文遺跡もあるって言ってたのだけど、ゴルフにかまけて行っていませんでした。
そしたら、20日に連れて行ってくれた!
昨年ユネスコの世界遺産に指定されたばかりの「北海道・北東北の縄文遺跡群」
函館近郊に二つの遺跡がありました。

一つは大船遺跡
紀元前2500年〜2000年頃(史跡年代 紀元前3500年〜2000年頃)

 この縄文遺跡群の特徴は豊かな山と海の自然環境のもとで長く狩猟採集で暮らしていた事により、農耕をすることなく定住していたこと。
長い間集落を維持し、祭祀や儀礼を行い多くの出土品から複雑な精神文化を形成していたこと。
紀元前13000年頃から定住が始まり環境の変化に適応しながら紀元前400年までの長い間、狩猟採集のみで集落を維持し精神文化を深めていたことがわかる遺跡は世界でもとても稀な物だそうです。

 この大船遺跡には竪穴式住居が復元されていました。
雨が降っていてちょっと見ただけでしたが、関東地方の竪穴式住居よりも大きくて、深い穴が掘られていることがわかりました。
深さは2メートルあるとのこと。



 この遺跡からは竪穴式住居の他に、貯蔵穴、墓、盛土などが配置され、盛土には土器、石器、焼土などが大量に積み重ねられていたそうな。
長い間ここに定住し、鯨やマグロ、栗やくるみなどを食べ、祭祀を行っていたことがわかるそうです。

 もう一つの史跡 垣ノ島遺跡
ここには立派な函館市縄文文化交流センターがありました。



この中に多くの出土品が収められています。
まだできたばかりのようで、とっても綺麗で展示の仕方も趣味がいい感じ。











 この矢尻などはとても綺麗に並べられていて、芸術作品のよう。
ただ並べただけでなく、分かりやすく見ていて楽しい。
素敵な展示館でした。

 ここに収められている中で友達がぜひ見てほしいって言ってたのは、亡くなった赤ちゃんの足形をとった土版。
紀元前だから、出産も育児も大変な物だったと思うけれど、その中で亡くなってしまった幼い子供の足形を土版に残して自分が死んだ時に一緒に埋めていたということでした。
親心を感じるとともに、こういうことができる余裕がある豊かな文化があったんだなと深く感心しました。

この絵葉書の左下にあるのが足形付土版です。
とても小さな足形が残っています。





 そして、北海道唯一の国宝に指定されている、中空土偶。
地元の農家の女性が土を掘っている時に見つけたけれど、その時は何か分からず町役場の金庫に30年間保存されていたという物。
金庫(禁固)30年の土偶と言われていたらしい(笑)
保存状態がとても良くて、とても趣のある土偶でした。




 (文化交流センターのパンフレットから)


詳しくはこちらのページへ

 近年、農耕社会よりも狩猟採集していた時の方がヒトは平和で幸せだったのでは?というような事が言われたりしていますが、狩猟採集で暮らしながらもこんなにも長い間定住できたのは、もしかしその一つのヒントになるかもと思いました。
農耕は実は労働時間が長く、人口は増えるがそれによる身分の格差の広がりと争いの広がりが起きる。
発展するという意味では農耕は大きな意味があったけれど、果たして全てがいい事だったのか?というとなかなか面白いところではあると思います。

 
 さて、ここで一休み。
やっぱり北海道といえば、乳製品!アイスクリーム!
やっと雨が上がって晴れ間も見えてきたので、アイスクリームタイム❗️

函館牛乳 あいす118
函館牛乳の敷地内にある直売店です。
牧場も見えるところにありました。

 青空が見えて嬉しい!北海道らしい清々しい空気



モカミックス食べた。
ミルクの味がストレートに感じられる美味しいアイスでした。
私は濃厚なアイスよりもこういうシンプルな味が好きだな〜


 やっぱり、日頃の行いがいいからお日さま出てきたのかな?(笑)
これから市内に戻って五稜郭に行きました。
雨降ってる間は屋内で楽しめるところに連れて行ってくれて、五稜郭は晴れてから行こうと天気予報を見ながら案内してくれた友達ご夫婦に超絶感謝❗️


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