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身体の景色 (karada no keshiki)

ご来場ありがとうございました!

この度はお忙しい中、身体の景色カタリvol.1へご来場頂きましてありがとうございました。
感染予防対策のためとは言えご挨拶並びにお見送りができなかったこと深くお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。

演劇に限らず、様々な表現形態におきまして、ライブの在り方そのものが問われる時代となりました。
インターネットを利用したライブ配信はさらなる進化を遂げ、想像もできない地点へゆくことと思われます。
しかし、演者が生身を晒し、観客の方々と時空を共にし実際に同じ空気を吸うことでしか体感できない微かなふるえ、その波動はITがどんなに発達しても拾い上げることはできない、そのようにも感じております。

ITは僕らを素晴らしい未来へ運ぶ大切な車輪。
しかしその車輪だけでは危ういバランスにあり、対となるもう片方の車輪の必要性も強く感じております。
身体の景色はその片方の車輪となる「目に見えないもの、数値化できないもの、言葉にならないもの」に耳を澄まし、小規模ながらもライブを大切にして参ります。


パンデミック以降の新たな世界、その全容は未だ見えてきておりません。
暴力がさらに広がってゆくのか、或いはやわらかな希望がそこに生まれるのか…。
まるで「羅生門」の最後の言葉のようでございます。
『下人の行方は誰も知らない』


長文申し訳ございません。
最後に重ねまして御礼申し上げます。
そしてこのご縁に深く感謝申し上げます。
本当に、本当にありがとうございました。


大晦日に向け、寒さは更に深まってゆくそうでございます。
何卒ご自愛くださいませ。

身体の景色 オカノイタル
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