日いち日と寒さが増し秋も深まり、
山では樹々の葉を赤や黄色に染め
冬への備えが始まる。
防寒のウエアを着込み
バイクに股がり秋色に色づく峠道を目指す。
眼下の深い谷から山の稜線へと広がる紅葉に
しばしエンジンを切りその景色に心奪われる。
谷を渡る冷たい風に煽られ
ふいに我に返ると
山々を雲が覆い始めていた。
少し気温も下がって来たようだ。
秋の日は釣瓶落とし
西に傾いた太陽を確認し、
うっすらとオレンジ色に染まり始めた空を眺めつ峠を下る。
防寒ウエアとはいえ隙間から流れ込む風が冷たい。
Posted by I.Tachi at October 13, 2015