円周率暗唱10萬桁への道!

3.1415926535…。円周率暗唱10萬桁の世界記録樹立に挑む、ひとりの無謀な男の日記。

611~620桁目

2005年05月21日 00時00分00秒 | Weblog
《前回までのあらすじ》下北沢でセバスチャンとの同棲を始めたクリスティーヌは、パイプを無くして困っている辰三(65)に出会うが…。


611-620桁 4526356082 「横にらみ、ガール、おやつ」

クリスティーヌ「とりあえず、今来た道を戻りながら探してみましょう。アタシも協力しますよ。」
辰三「おお、それは大助かりじゃ。すまないのう。」

二人は、辰三の来た道を戻りつつ、注意深く地面を見回していく。
十五分ほど歩いたところで、向こうからギャーギャー騒がしいギャルの一群が近付いてきた。
地面ばかり見ていた辰三は、うっかり彼女達の一人と肩をぶつけてしまい、横にらみされる。

ギャルA「いてーなあ!じじい!ジャマなんだよ!」
ギャルB「ちゃんと前見て歩けよ!ばーか。」
ギャルC「謝れよ!」
ギャルD「謝れよ!」
ギャルE「謝れよ!」
ギャルF「謝れよ!」
辰三「うう、すまなかった…」
ギャルG「もっと謝れよ!」
ギャルH「もっと謝れよ!」
ギャルI「もっと謝れよ!」
ギャルJ「もっと謝れよ!」
辰三「……」
ギャルK「聞こえねえのかよ!謝れっていってんだよ!」
ギャルL「聞こえねえのかよ!謝れっていってんだよ!」
ギャルM「聞こえねえのかよ!謝れっていってんだよ!」
ギャルN「聞こえねえのかよ!謝れっていってんだよ!」
ギャルO「聞こえねえのかよ!謝れっていってんだよ!」
ギャルP「聞こえねえのかよ!謝れっていってんだよ!」

見かねたクリスティーヌが間に割って入る。

クリスティーヌ「ちょっとちょっと!ガール達!確かにこっちも脇見をしていたけど、そっちだっておやつを食べながら、しかも横に広がって歩いていたでしょ?こっちだけに非があるとはいえないんじゃないの?」
ギャルQ「うるせーな、ババア!引っ込んでろ!」
ギャルR「うるせーな、ババア!引っ込んでろ!」
ギャルS「うるせーな、ババア!引っ込んでろ!」
ギャルT「うるせーな、ババア!引っ込んでろ!」
ギャルU「うるせーな、ババア!引っ込んでろ!」
ギャルV「うるせーな、ババア!引っ込んでろ!」

その一言で、クリスティーヌは切れた!

クリスティーヌ「てめーら、なめんじゃねぇ!」
ギャルW「なんだと?やんのか!?」
ギャルX「なんだと?やんのか!?」

一触即発、戦いの構えをとるクリスティーヌと、25人のギャル達。
そして、ギャルの一人がクリスティーヌに殴りかかろうとしたその瞬間、それを制止する声が、どこからか響いた。

謎の声「やめねえか!!!」
クリスティーヌ「…誰!?」
ギャルY「その声は、ボ、ボス!?」

電柱の影から、一人のギャルが現れた。果たして、「ボス」と呼ばれる彼女の正体は…?


-----

続く。