福島子ども支援八王子の親子合宿に、東京新聞が取材にきてくれました。
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孫と別離 原発事故のつらさ感じて 福島在住 詩人の久間さん
「霊山にホウシャノウがなかったとき/おばあちゃんと外でいっぱい花をつんだよね/霊山にホウシャノウがなかったとき/いとこの大ちゃんと楽しく砂あそびしたよね」
久間さん宅は避難指示された地域ではないが、孫で同居していた愛弓ちゃん(6つ)や、近くに住んでいた大輝君(5つ)は、県外に自主避難した。震 災から一年の今年三月十一日に自費出版した詩集「山百合」には、原発事故で失った、自然の中での孫との生活などを、十五編の詩と日記につづった。
十年前から交流があり、宮沢賢治作品の一人語り公演を続けている林さんに詩集を送ったところ、共感した林さんが朗読会を提案した。放射能の影響などを学ぶ八王子市民らが実行委員会を組織した。
今月六~九日には、実行委メンバーが加わる市民グループが、福島の親子を町田市の野外施設でもてなすイベントを開催した。愛弓ちゃん、大輝君と参 加した久間さんは「八王子の多くの人が福島のために何かしたいと思ってくれて、とてもうれしい」と喜び、朗読会について「一人の主婦から見た事故のつらさ を感じ取ってもらえれば」と語った。林さんも「来た人に自分の生き方を見直してもらう機会にしてほしい」と呼び掛けた。
朗読会は午後一時半から、八王子労政会館(明神町三)で。チケットは前売り千円、当日千二百円で、市民放射能測定室「ハカルワカル広場」(八幡 町)などで販売。東日本大震災の被災者は無料。収益があれば、福島の子どもらを支援する団体に寄付する。問い合わせは実行委事務局の田中拓哉さん=電 080(3774)8022=へ。