産業・経済最新情報

産業・経済最新情報

日米同盟「世界の平和に貢献」…両首脳が強調

2015-04-29 04:08:07 | 政治

 日米同盟「世界の平和に貢献」…両首脳が強調


 【ワシントン=志磨力】安倍首相は28日午前(日本時間28日深夜)、米ホワイトハウスでオバマ大統領と会談した。


  両首脳は記者会見し、日米同盟が、世界の平和に貢献しているとの考えを強調した。会談に合わせてまとめた「日米共同ビジョン声明」では、戦後の和解から始まった日米両国は、70年間にわたって世界の平和や繁栄に貢献するなど、模範的な2国間関係を築き上げたとの歴史観を共有していることも打ち出した。


  首脳会談は予定の時間を30分超え、2時間近くに及んだ。両首脳の会談は昨年11月以来で、今回は岸田外相、中谷防衛相も同席した。


  会談後、安倍首相とオバマ氏はホワイトハウスで共同記者会見を行った。


  オバマ氏は冒頭、「日米同盟を通じ、これからも未来を築いていきたい」と述べ、新たな日米防衛協力の指針(ガイドライン)によって同盟関係を強化していく考えを強調した。首相は「日米は新たな時代を切り開いていく。強い決意をオバマ大統領と確認することができた」と応じた。


  オバマ氏は、東・南シナ海で問題となっている中国による強引な海洋進出について、「中国は東アジアや東南アジアで力を拡大しようとしている。中国のやり方は間違っている」と批判した。


  沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題について、オバマ氏は「より柔軟に対応したい」と述べ、首相は「負担軽減を日米の強い信頼関係のもとで進める」と日米の連携を強調した。



53町村長が無投票当選

2015-04-22 04:31:29 | 政治

 53町村長が無投票当選


  統一地方選で21日告示された122町村長選と373町村議選は午後5時に届け出が締め切られ、総務省によると、町村長選は全体の43・4%に当たる53町村が無投票になった。町村議選(総定数4269)は89町村の930人が無投票で当選した。前回2011年から37人増え、総定数に占める割合は21・8%で、03年の23・3%に次ぐ高さとなった。


  町村長選の無投票当選率は前回から約5ポイント下がったものの、道府県議選の21・9%や市長選の30・3%を上回り、今回の統一選で最も高かった。



早期に日韓首脳会談を=福田元首相らが「賢人会議」

2015-03-22 23:18:39 | 政治

 早期に日韓首脳会談を=福田元首相らが「賢人会議」


  日韓・韓日賢人会議であいさつする福田康夫元首相(右列奥)=22日午後、東京都港区(代表撮影)

   日韓の政界や財界の有識者でつくる「日韓・韓日賢人会議」の初会合が22日午後、東京都内のホテルで開かれ、両国の関係修復に向けて首脳会談を早期に実現することが重要だとの認識で一致した。5月には韓国で次回会合を開く予定。
  冒頭、日本側座長に就任した福田康夫元首相は「忌憚(きたん)のない意見を伺いながら、改善の道を探っていきたい」とあいさつ。韓国側座長の李洪九元首相は「今年は日韓国交正常化50周年の年。われわれも考えを整理し、まとめなくてはならない時だ」と訴えた。
  会合では、安倍晋三首相が8月に発表する戦後70年談話について、日本側から「安倍氏はこれまでの談話を継承すると言っているから、それを信じてもらいたい」と伝達した。日本側からは河村建夫元官房長官ら、韓国側からは金守漢元国会議長らも出席した。 



9条改正へ4段階論も=改憲全体15~20項目想定-自民・船田元氏インタビュー

2015-03-22 15:18:13 | 政治

 9条改正へ4段階論も=改憲全体15~20項目想定-自民・船田元氏インタビュー


  インタビューに答える自民党の船田元・憲法改正推進本部長=12日午後、東京・永田町の衆院第2議員会館

   自民党の船田元・憲法改正推進本部長は時事通信のインタビューに応じ、来年夏の参院選後の憲法改正発議を目指す一方、戦争放棄をうたった9条改正は後回しにし、実現可能な改憲案を順次提示する考えを示した。9条改正は「2回目以降で、3、4回目の可能性もある」とし、改憲4段階論にも言及した。発言要旨は次の通り。
  -憲法改正のスケジュールは。
  われわれの希望としては今通常国会中に1回目の憲法改正のテーマを深堀りして、どこをどう改正するか与野党で議論する。秋の臨時国会でテーマを三つか四つに絞り込みたい。来年の通常国会で憲法改正原案を提示し、来年夏の参院選後、秋の臨時国会で衆参両院それぞれ3分の2以上の賛成を得て、憲法改正を発議したい。
  -安倍晋三首相に説明した際、首相からは。
  首相は発議と国民投票について「常識的には参院選の後だね」と。(2月4日に)首相に会ったのは、憲法改正推進団体や自民党内に「9条改正を早くやれ」という声が多く、それは無理で参院選には間に合わないと確認したかったからだ。
  -改憲の優先項目は。
  環境権創設、武力攻撃や災害時の緊急事態、財政健全化の条項の3点。最高裁判所裁判官の報酬を減額できないとしている79条や、私学助成で問題となっている89条も検討対象だ。
  -最初に9条改正ではなく、各党合意が得やすい項目から取り組む理由は。
  まず9条は無理だろう。われわれはその前に「慣れる」ということが必要だと思っている。憲法改正発議も国民投票も初めてとなる。最初から世論を二分する難しい問題から取り組むのはリスキーな部分がある。仮に否決されると、本来改正できる項目もしばらくはできなくなる。憲法改正に賛同できる政党を増やすため、一定の時間も必要だと思う。
  -だから憲法改正は2段階で進めるのか。
  実際は4段階ぐらいある。4回ぐらい発議して順番にやっていかないと憲法改正は完成しない。憲法改正はいっぺんに全部できるものではない。1回の国民投票で賛否を問うのは3、4問。例えば投票所に行くと投票ブースが3カ所あり、1問ずつ投票用紙を渡されて賛成か反対かをマルで囲む。憲法改正項目の一覧表に賛否を書くわけではない。自民党の憲法改正草案は改正部分が100項目ぐらいあるが、全部は無理だ。幾つか選んで重要なものをまとめなければならないが、それでも(改正項目は)15~20にはなるだろう。
  -9条改正は2回目か。
  まだ分からない。
  -3回目、4回目となるかもしれないのか。
  その可能性もある。2回目に9条改正もあり得る。2回目以降に9条改正の可能性があるということだ。



日中韓首脳会談の早期開催へ努力

2015-03-22 03:32:04 | 政治

日中韓首脳会談の早期開催へ努力 

  【ソウル共同】岸田文雄外相、中国の王毅外相、韓国の尹炳世外相は21日、ソウル市内のホテルで会談し、日中韓首脳会談の早期開催に向け努力する方針で一致した。ただ時期は決まらなかった。過激派組織「イスラム国」を念頭に、3カ国によるテロ対策協議の再開で合意。王氏は安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話を念頭に歴史認識問題で善処を求めた。


  日中韓外相会談は2012年4月以来3年ぶり。3カ国会談に先立ち、日中、日韓の個別会談も開催した。一連の会談開催は、関係改善の機運が背景にあるが、談話をめぐり溝が残った。


 【共同通信】