早速番外編 ハプニングバー 其の四

だんだん眠くなってくる夜中の時間帯もこれからみだらな夜が待っているかと思うと目も冴え冴え。

まるで大学生の時のオール飲み会の時のノリだ。

しかし女性の気配が全くない。

あるのはオムツを履いた男たちが酒を飲んでいるというシュールさのみ。

、、、ん？

あれ、なんかOL風のスーツを着た女性がいつの間にかオムツ姿の中年達に混じって普通に酒飲んでる。

ぜんぜん気がつかなかった。

しかし男8人に、女1人。

その女はオムツ姿の中年達と顔見知りっぽく、なかなかイチゲンさんの俺にはチャンスが回ってこない。

くぅー、早く淫らなことをしたい！

じーっとその女を観察する。

白いブラウス、タイトなOL風のスカート、黒いハイヒール

スゴくソソル。

できれば着衣でなんて思ってる自分が可愛らしい。

ちなみに顔は下の中だが、その服装が全体で中の中に評価を押し上げる、

午前２時半のマジック。

しかしその女はオムツ姿の中年と楽しそうに話している。

くそっ

その時中年の1人が

公開オナ○ーしようよー

と女を誘う。

そしてOL風の女が

マジかー

と言いつつ、奥の部屋に消えていく

午前３時前

もうここしかチャンスはない。

勇気を出して

俺も参加していいっすか？

と乾いた空気に響く俺の声

すると後ろから声が

この声は入り口で俺の入店審査をした店員だ。

、、、、ん？

だめだよと聞こえた。

いや間違いなくだめだよと聞こえた。

まさかの店員の一言で、タメ口で

なんでダメなの？

、、と聞いてしまった。

常連と仲良くなって、そしてある程度の関係が気づけるようになったら初めてご一緒ができるんだよ。

店員は、落ち着いた声色で俺に言い聞かせるように話した。

おいおい、

こっちは１万円も払ってるんだぞ。

なにが常連じゃ。

じゃあどれくらい通えば常連になれるんじゃ？

くだらん。

もういいわ。

帰りますわ。

と店員に伝える。

はい、5000円いただきます。

また金取るんかい！

合計1.5万を払い、酒を三杯飲んで、ハプニングバーとは常連とのコミュニティが大事なんだと教えられた。

この1.５万があればもっと違うことを楽しめたはず。

もう二度と行くもんか。

みなさんも気を付けてくだされ。