周りはワインを嗜む客で盛り上がっている
当然ざわざわとしている
しかしドキドキしている分、周りの雑音などなにも気にならない
そして意を決して聞いてみる
俺:あのさぁ、、、なんで俺を避けるようになっちゃったの?
一瞬の間合い
そしてゆっくりと麻生久美子は口を開く
麻生:だってさ、結婚してるじゃん?だからやっぱり悪いかなと思ってさ、、、
私も彼氏いるし、、、
酔っているとはいえ、本音なんだろう
俺は塩辛い生ハムと共にワインをぐい飲みした
でも嫌いになられた訳じゃないことがわかったし、キスしてしまったことも嫌だった訳じゃない事がわかり、なんだかとてもスッキリした気分になった
モヤモヤが晴れた感じだ
そのあとはかなりのワインをお互い飲み、また普通の会話にもどった
90分制だったが、ギリギリまで飲んだワインはトータル10杯は超えていただろう
麻生久美子の顔も心なしか赤くなっていた