こんにちは南仙台の父です。
教職調整額を増額する見直しが行われることになります。
教員志望者は少子化の影響もありますが、年々減少しているだけでなく、
教職になっても離職するケースも増えています。
労働環境が厳しいだけでなく、精神的な負担も大きいだけに環境改善を求
める声は以前から強く上がっていました。
ようやく環境改善に手が入れられることになるといった感じです。
果たして今回の一歩で教員志望者数は回復することができるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、悪魔のカードの逆位置が出ています。
悪魔のカードの逆位置は回復や覚醒、立ち直りや束縛からの解放といった
意味があります。
単純なお金の話だけでなく、労働環境そのものを見直す動きが並行して動
き出していることもあって、今よりは状況は改善されることになります。
ただ、一気に改善したり、大きな変化となるわけではありません。
教育をサービスとして捉えるかどうかにも拠りますが、少なくとも公立学
校に関していえば改善に向かっていきます。
ただ、全体的な少子化が更に進行することもあって、学校の数も減少して
行く中で課題となるのは地方によって差が生じることになります。
医療などの分野でも同じことがいえますが、若い教員が過疎地域に行きた
がらないといった問題は継続します。
無理を通しても結果は同じことで、今後は別の問題への対処を含めてリソ
ース確保にどう対処できるかが問題となります。
次に環境条件ですが、正義のカードの逆位置が出ています。
正義のカードの逆位置は不公平や偏向、不安定や一方的といった意味があ
ります。
バランスをどう取るかもありますが、昔から聖職と呼ばれる傾向が強い教
職に多大な期待や負担を押し付ける風潮は残念ながら今も変わりません。
また、純然たるサービス業との線引きも曖昧になる中でビジネス的なサー
ビス要素を強く求める風潮もあります。
こうした考え方では環境改善は進まず、更に状況を悪化させていくことに
なるだけです。
日本では教職に対する労働がサービスではない公的なものとして、特別な
環境で法整備が行われた経緯もありました。
ただ、過重労働の問題だけでなく、カスハラ的な環境の問題など、多くの
問題がある中で一体的に課題解決を行っていけるかどうかもカギになって
いきます。
医療や介護などの業種もそうですが、単純にお金で解決できるものではな
く、総合的な対応を行っていかないと厳しいのが実態です。
教員も一人の人間なのでストレスも溜まれば心身も屈強なわけではありま
せん。
お金の面で前進したことは大きな一歩だと思いますが、総合的な課題解決
が重要なことを忘れてはいけないでしょう。