こんにちは南仙台の父です。
参院選の一つの争点として消費減税を打ち出す政党も多かった印象がありま
す。
与党が両院で少数となる中で各党の思惑も交錯する中で消費税の取り扱いも
これから議論となりそうです。
与党が持ち出した給付金が事実上実現できない中で与党も議論を避けること
が難しくなっています。
一方で財政規律を譲る気配のない財務省や規律化を支持する議員なども多く
あり、消費税の見直しは紆余曲折も予想されます。
これから予算審議といった大きなイベントを迎える中で何も野党に提示でき
ないようであれば予算成立も難しくなります。
果たして消費減税に対する議論が行われ、消費減税は実施されるのでしょう
か。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、女帝のカードの正位置が出ています。
女帝のカードの正位置は繁栄や情熱、結果や行動といった意味があります。
消費減税の議論は無視せざるを得ないのが実態です。
消費税自体が一つの目的税としての意味合いを強く持っていましたが、若年
層を中心に税負担の軽減を求める声も強くあります。
また、与党を強く支持する高齢層も消費減税を支持しており、給付金が難し
い中では一定の理解を得られる環境にあります。
企業に課される消費税の問題もあって、総合的な物価対策からすれば多少の
効果も期待はできます。
そのため、与野党とも温度差はあっても議論に乗らざるを得ない状況です。
ただ、与野党とも財政規律重視の考え方が根強い点もあり、自民と立憲民主
が議論の足を引っ張る形になっていきます。
議論が進むことで予算審議は進められることになりますが、この議論が事実
上の与野党再編のきっかけになるリスクもあります。
経済的な効果も短期では期待できる面もあるので結果的に流れに押されるこ
とになります。
税率が大きく下がるわけではありませんが多少の低減が時限立法という形で
議論されることになるでしょう。
次に環境条件ですが、世界のカードの逆位置が出ています。
世界のカードの逆位置は衰退や堕落、低迷や調和の崩壊といった意味があり
ます。
消費減税は一定の効果も期待できるものの財源を穴埋めする措置も必要とな
ります。
赤字国債を積み増す形なりますが、財政規律論的な観点からすれば暴論に近
い内容です。
ただ、現時点では一気に経済が崩壊しない限りは円が紙屑となるリスクも小
さいので押し切られる可能性はかなりあります。
今後は国際経済も良くない状況に更に向かうことになるので、ある日突然ド
ルショックや金本位制停止といった大きな事象によって反転することはあり
得ます、
また、一時的なカンフル剤にはなっても長期的な経済立て直し策ともいえず
、効果は上述した通り一時的な凌ぎに過ぎません。
また、福祉目的税的な意味合いを持つ消費税の低減は福祉の切り捨ても意味
します。
高額医療の問題が人質にされて議論が進むといった問題も出て来ます。
何らかのトレードオフがなければ議論が進まない限りはこうした問題が再燃
することになります。
いずれにしても期待するほどの効果もなく、トレードオフで結果的に国民の
生活保障に大きな影を落とすことになる消費減税をどう考えるかは慎重に議
論すべきでしょう。