放浪の人生日記

社運と予兆



90年バブル期には、午前4時に早出したことが何度もある。
時間外手当は付くが、他の社員は眠っている時間帯。

馬鹿正直の遺伝子には逆らえない。
私の身体はそのようにプログラムされているようだ。

バブル期には、面接で何度も立ち会った社長室。

採用後に、毎日遅刻して来る男。
仕事中に抜け出してパチンコに行く男。
17時になったらサッと帰りたい男。
「この会社は倒産する」と思うようになった。

倒産情報が入ったのは、退職14年後。
「やっぱり」と思った。
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