ほねる。

Another rainy day, we're trapped inside with a train set

From London's netcafe

2007年06月26日 | Weblog
Thank you giving me warm comments!
Now I'm trying to suppose my lost handy phone washed
away all the past salty experience with its life.
I'll enjoy UK life with my best effort from today.
>Ms. Sui & Ms. Anzu


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But I cannot write Japanese letters with London netcafe's PC
though it can read Japanese.

In case Newcastle residense's PC had the same trouble, I might both
write this blog and reply your comments ALL IN ENGLISH sorry!
Oh Mou......

By the way, I wandered in London all the day, holding a digi-camera and
a guidebook and watching things diligently as other Jap sight seekers do.
It's interesting of course and I will remark on some finds later.
And now, I am to see Mary Poppins musical before taking night coach
for Newcastle. My first day of not salty life seems to be busy
as every first things so.
See you next.

旅立ちの朝に

2007年06月24日 | Weblog
我が愛しの携帯電話くんが
洗濯機のうずしおに溺れてしまい、
イギリスとはだいぶ違うところに旅立ってしまった……

記念すべきこんな日までしおにまみれてしまうのか俺。
おおファック。

さしあたり消し飛んだメモリーをどう回収していくかが問題ですが、
誰かにある程度一括して送ってもらうのが無難だろうかねえ。
もともと人脈は狭いほうなので、そこまで戻すのには苦労しないはずですが。
頼まれた人は勘弁してもらえるとありがたいです。

東京の夕方

2007年06月20日 | Weblog

バイトの帰りに撮ってみたり。

一日をくたびれ切った人のようにきれいな空。

かなあ。

空の表情も場所によりけりで、東京はときどきこういう熟れた空が見れるのが、
よいと言えばよいのかも。

東京の朝

2007年06月19日 | Weblog
実家の神戸から夜行バスで東京に戻ってきたら、
上の写真のようなモノが駅に設置されていた。
文庫を自販機で売るというのはありそうでなかった発想で、
けっこうおもしろいかなあと思いました。
こういうカルチャーっぽい投機が成立するのも東京ならではなのかもしれない。

しかし日本のどこを回っても、自販機のない場所はほとんどないんだよねえ。
これは私の印象でしかないけれど、

・神社、お寺
・パチンコ屋
・自販機

この三つは都会だろうが過疎地だろうがほんとにどこにでも存在しているんじゃないだろうか。

ときどき新書なんかで「日本人とは何か」という話題を扱っているものを目にするけど、
こういうどこにでもある設備や施設の性格を突き詰めていくと、
意外と気付かれなかった日本人の気質が見えてきたりするのかもね。


イギリスに行ってきます

2007年06月09日 | Weblog
よい子のみんなへ

愚かなほね君はしあわせを探し求めて海の向こうへ行ってしまいます。
来月以降は公衆電話からほね君の携帯にかけても
ヒーローが助けに来ることはなくなるので気を付けてください。
なお、代わりのヒーローはググって探すか、道端で拾うかするようにお願いします。
                                   へ へ
                                   の の
                                    も
                                     へ  ほね記す



冗談はさて置き、今月の24日からイギリスに留学することになりました。
行き先はニューキャッスル大学というところで、MA Litt.という
学士と修士の中間くらいのコース(講義は院生と同じだけど修論がない)で
来年の六月まで英語と児童文学の勉強をする予定です。
さしあたり九月までは語学研修の日々になるとかならないとか。

ここしばらくで一人遊びの限りを尽くしたことだし、
いっちょう勉強すっかー。

語学研修の日程がなかなか決まらなかったので言うのが
けっこう直前になってしまいましたが、ひとまずお知らせしておきます。

住むのは院生用の寮で、パソコン・ネット環境は整ってるっぽいから
このブログはときどき更新していきたいと思ってますけどね。


□ニューキャッスルについて現時点で知ってる話・聞いた話
・イングランドとスコットランドの境にある沿岸の街(ちょっと田舎?)
・気候がイギリスの中では比較的よい
・物価はロンドンなどの都市部に比べると安い
・英語のなまりが割と激しい
・ロバート・ウェストールの生地・作品の舞台

地理的にはベルセバのホームタウンのグラスゴーにも近いところなので、
ライブがあったらぜひぜひ聞きに行きたいなあ。

□ついでに、最近で印象に残ってるイギリスについてのメディア体験
・ケン・ローチの映画
・ベルセバ
・スミス

このところ児童文学つながりで連想するファンタジーっぽさを中和するような
ものばっかし見聞きしてきたような。
しかしそれはそれで、イギリスを多面的に知るにはよい準備になってるのかもしれない。
イギリスについての話の続きは行ってからまた、というところですかね。


以上、事務連絡でした。

チャリンコに乗るというリスク

2007年06月07日 | Weblog
ってなんか変なタイトルを付けてしまったけど、
実際のところはチャリンコを漕いでるとしばしば警察官に
呼び止められることに対する違和感についての話です。

今日の場合だとこんな感じ。

ポリスA「ちょっと止まってくださーい」
ほね  「はーい」
ポリスB「念のため防犯登録の確認だけさせてください」
(確認の作業で間が空く)
ポリスA「学生さんですか?」
ほね  「いや、フリーターみたいなもんですが」
(間が空く)
ポリスB「どちらに行かれるんですか?」
ほね  「や、てきとーにぶらぶらしてるだけですが」
(間が空く)
(作業終わる)
ポリスB「確認終わったんで、鍵掛けるのだけ忘れないようにしてください」

こんな感じで、解放してくれるまで平均で2~3分ぐらいかかります。
チェックの間にどういう話題を持ってくるかは警官によりけりかもしれない。
そして尋問されると決まって「俺なんか悪いことしたかなあ」と
変な気分になってしまうんですよね。これは気のせいなのかなあ。
ときに警官の物腰に疑いのまなざしを見てしまうことが、ある種の不愉快さを
催す原因になってるんだろうけど。


ところで気になるのは、そんな検問が近ごろ異様に頻繁になっていることです。
なんでだろうね。

一つには、検問をやる目的の変質があるんじゃないかとは思っていますが。
検問のもっともらしい目的を大別すれば、
・検挙のため
・防犯のため
の二つになるでしょうけど、検挙目的で取締りをやるのと、防犯目的で取締りを
やるのとでは、その実質的な意味合いはまったく違ってくるでしょう。

検挙の場合、既に「自転車をパクる」という犯罪行為が発生している状態で
犯人を逮捕するために行うことだから犯罪に対して事後的な対応になりますが、
防犯は事件の発生いかんに関わらず、起こりうる犯罪行為の可能性に事前に
対処しようという発想になりますよね。

自転車の盗難件数じたいはここ数年そんなに変わってないわけだから、
(東京都の防犯関係ページ http://www.bouhan-net.com/p7.3.html参照)
パクった人を検挙するために尋問する警官を増やしているわけではなく、
急に増えたのには何か別の目的があるんじゃないだろうか。

私が感じているのは、治安とか安全といった言葉に過敏になっている世論の存在で、
「最近治安悪くなったっすよねー」みたいな話が世間話の決まり文句になりつつあるし、
そこで地域ぐるみでの防犯活動の必要が主張されたりするといったこと、
つまり世間的に犯罪の予防主義が過熱してきていることが、
警察の尋問増加の一因になってるんじゃないかなあと。

それで、もしそうだとすれば、個人的にすごく疑問に思うことは
世の中の人々が警官の尋問やパトロールに何をどのくらい期待しているか、
という点なんですよね。

犯罪と一口に言ってもいろいろあるわけで、それこそ自転車の盗難だったら
警官が街頭に立つことでそれなりに防止効果はあるとは思います。
(自転車を盗られても乗り捨てされて見つかるケースがあるんだけど、
 もし警官の取り締まりがなければ盗みを完遂する確率が上がるはず)

しかし組織ぐるみの犯罪やワイドショー好みの少年犯罪に対して、
路上に突っ立っている警察官の目視が果たして何か意味を成すのか、
それはまったく分からないんだよな。

マスコミがトップ事項に持ってくるような重い犯罪に対して確実に予防効果が
あると言えるのは、検挙して逮捕して法の下に裁いてという事後的な処置を
確実に実行すること(実際には失敗することもある)であって、
犯罪行為に対して必罰という負のインセンティブを掛けることだけど、
それを踏み越えて事前にあれこれと予防線を張ることにどういう効果が
あるのかは正直よく分からんという気がする。

そして効果が分かってない上に、どんな種類の犯罪でも予防しようとすれば、
あちこちに犯罪の兆候を探し合ってお互いに不信感を高めあうリスクが
避けがたく生じてしまうだろう。
例えば、凶悪犯の兆候がないかということをチェックするような態度で
警察官が私に尋問したとすれば、私はきっと不快感をはっきり表に出すだろうし、
そうすることで向こうは強硬になり、それに対してこちらもより頑なになり、
といった負のスパイラルが起こるだろうし。

だから、もし今日の尋問が単なる自転車泥棒の取り締まり、以上の何かを
期待されてのことだったとしたら、それはあまりぞっとしないことだなあと思う。

犯罪にしても、その他の治安を悪化させる要因にしても一枚岩ではないわけで、
一つ一つの木をよく見ないうちに「危険な社会になってる」という森を想像してやきもきするのは、
それほど生産的な行為とは言えないのではないだろうか。

極論ですけど、危険や不安をあれこれと深刻そうにあげつらうニュース番組を
見てると、どっかの保険会社とかセキュリティ会社がスポンサーになってんのかな、
とか想像したくならないでもないかなあ。
それで雇用が増えるなら別に悪いことだとも思わないけれど。


埋もれてしまった優しさ

2007年06月04日 | Weblog
そんなこんなで、ここしばらく音楽に溺れるような日々を過ごしていたような気がする。

チャリ漕ぎながらのベルセバとルーシーはやっぱり最高ですが、
他もちょっと聞いてみようかなあ、ということで、
蔦谷とか近所のマニアックな音源を置いてるレンタル屋に
ちょくちょく立ち寄ってリスニング候補を増やしてみたり。
いいなーと思う曲はけっこう増えたかなー。

その中でも、たぶんこれから先も聞きそうなアルバムのことを書いてみよう。

Judee Sill / Judee Sill
70年代アメリカの女性シンガーソングライター。
近年の再発掘ブームで掘り起こされた中でも相当有名な人らしく
クラムボンが彼女の「That's the spirit」をカバーしていたりします。
優しげなボーカルに折り目正しいメロディと、完成されたポップミュージックの
骨格に載せて、破綻寸前の烈しい心象風景を綴る彼女の歌ですが、
緊張の中での美しさがもっとも鋭く表現されているのはこのファーストアルバムでしょう。

とくに一曲目の「Crayon Angel」は歌い出しで鳥肌が立ってしまうし、
「クレヨンの天使」という実体も意味もない何かに救いを求める歌詞を
なぞりながら聞くと、ぞくりと透明な何かが刺さります。
五曲目「Lady O」も狂おしい優しさ。
他に「元型の男」というタイトルの曲もあったりで、ユング心理学や
ニューエイジ思想からのモチーフが多用されているあたりは70年代という
時代柄の成せる業なのかなあ。この後ドラッグの過剰摂取で中毒を
起こしてしまい、若干35歳で亡くなってしまったのが残念。

森田童子 / ぼくたちの失敗 森田童子ベストコレクション
ドラマ「高校教師」のエンディングテーマ「ぼくたちの失敗」の人です。
というか、この曲は覚えてたのにドラマの中身はさっぱり忘れてしまってるなあ。
もう普通にはベスト版しか手に入らない彼女ですが、あまりの素晴らしさに
思わず図書館で昔のカセットテープを借りて取り込んでしまったぐらい。

すごく挫折の美学的な世界観で、やたら歌詞に「死にたい」が出てくるし、
睡眠薬で自殺しちゃった太宰治好きの文学青年の友だちが題材になったりするし、
いかにも70年代の終焉といった時代の香りがします。
しかし、彼女の歌でもう一つ大事なのが性別や性格を捨象したような
「ぼく」と「君」の純粋で刹那的な親しさのモチーフで、こちらは
もうちょっと普遍的というか現代性があるものかもしれない。
スピッツに似たものを感じるのは気のせいかなあ。

あまりにも優しい森田童子の声が、そんな絶望的で儚い世界にどっぷりと
浸からせてくれます。
あんまり繰り返し聞いてると「そんなぐらいで絶望にひたるなよー」と
さすがに言いたくもなってきますが。

こうして挙げてみると、厭世的な曲が好きという傾向はあるのかも。


 「これは、まるきり婦人雑誌的哲学みたいに聞こえるけど、二人で
  やらなければちっとも面白くないものがいろいろあるんだね。
  ひと晩じゅう起きていることだって、もし、だれかきみの愛する者が
  一緒に起きていて、かける音楽を選び、バーボンを空けるのを
  手伝ってくれるのでなければ、まるで無意味だろう。
  雨の中をひとりで歩くのは、孤独が詩人をつくると考える大学生向きのものさ」

ピーター・S・ビーグル『心地よく秘密めいたところ』

ということは、この部屋で音楽をかけると雨粒のない雨で濡れそぼってくるわけだ……。
どうしよう俺。

ベルセバDVD

2007年06月03日 | Weblog
英語の試験の帰りに渋谷のツタヤに寄ってみたら、
ベルセバのDVDが置いてあった。
超ラッキー!
大抵の音楽モノが置いてあるとは聞いてたけど、
実際メンボーズも置いてあったりで、多少痒いところにあるバンドの音源も
借りられるのはやっぱり希少価値ありかなあ。

DVDの内容はメンバーの人数(メイン7人+ゲストいろいろ)と同様に
盛りだくさんでしたが、フロントマンのスチュアート・マードックは
噂どおり、おもしろい人やなあと思いました。
「熟練すればどのバスが乗り心地がいいのか分かってくるようになる」
「人の無意識の表情を撮れるから絵を描くのは楽しいね。
 写真を撮ろうとすると意識して構えちゃうから」
こういうことを言ってるのがけっこう印象的でした。

ふだんは曲は曲そのもので完結しているものと思って音楽を聞くので、
ミュージシャンの人物像にはそれほど興味が沸かないんですが、
思い入れのあるバンドのエピソードなんかはそれはそれで知って楽しいのかも。

収録曲はどれも聴いたことのあるものでしたが、DVDならではのコンテンツは
ライブ音源で、今まで聞いた曲でもかなり違った印象を受けたかも。
これはやっぱり聞きに行かんとなあ。

あとツアーで日本に来たときの映像もあって、
ゲーセンで太鼓の達人に興じる面々の姿が映し出されていた……
よほど珍しかったのかね。