彼は落語家である。彼に私は出会ったんはインターネットの中である。彼はその時すでに年をとっており語り口もゆっくりであった。
しかしその言葉一つ一つは真理をつき、そして真理を求めようとしていた。
私は彼に一瞬にして魅了された。真理を求めようとする心はとても大変なのだ。まだ若い私ですらそう感じる。
真理を追求するということは世の中に対して常に批判的に関わらなければならない。
彼の若い時の映像を見た、その姿は年をとった彼となんら変わらない姿があたあ。彼は徹底して真理を追求し、さらには公の場でそれを公言することを恥と感じず、常に世間に問題提起し続けていたのだ。私は、落語がわからないが、彼の落語前の枕はほとんど全てを聞いた、
そこに彼の思想を感じ取り、その姿勢に私は感化された。
彼は芸術家のである。世間の中で何も意識せずに生きていけることは、幸せであると思う。鈍感力とでもいうのか、
しかし一度気がついてしまったものは一生苦しまなくてはいけない。私はどうも気がついてしまったように感じる。
それは日本の生活、社会が歪んでいるからであろう。ドイツに留学していた時に世間に対して批判的になったことはなかった。
日本は真理を隠している。人々を箱の中に入れ思考を停止させているのだ。怖い世の中だ。
そんなときは立川談志と会おう。彼の言葉は今後も生き続ける