hokkairoの日々

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立川談志

2017-10-26 03:23:28 | 日記

彼は落語家である。彼に私は出会ったんはインターネットの中である。彼はその時すでに年をとっており語り口もゆっくりであった。

しかしその言葉一つ一つは真理をつき、そして真理を求めようとしていた。

 

私は彼に一瞬にして魅了された。真理を求めようとする心はとても大変なのだ。まだ若い私ですらそう感じる。

真理を追求するということは世の中に対して常に批判的に関わらなければならない。

彼の若い時の映像を見た、その姿は年をとった彼となんら変わらない姿があたあ。彼は徹底して真理を追求し、さらには公の場でそれを公言することを恥と感じず、常に世間に問題提起し続けていたのだ。私は、落語がわからないが、彼の落語前の枕はほとんど全てを聞いた、

そこに彼の思想を感じ取り、その姿勢に私は感化された。

彼は芸術家のである。世間の中で何も意識せずに生きていけることは、幸せであると思う。鈍感力とでもいうのか、

しかし一度気がついてしまったものは一生苦しまなくてはいけない。私はどうも気がついてしまったように感じる。

それは日本の生活、社会が歪んでいるからであろう。ドイツに留学していた時に世間に対して批判的になったことはなかった。

日本は真理を隠している。人々を箱の中に入れ思考を停止させているのだ。怖い世の中だ。

 

そんなときは立川談志と会おう。彼の言葉は今後も生き続ける

 


エリソ・ヴィルサラーゼ

2017-10-26 03:14:51 | 日記

彼女はロシアのピアニストであり、現代世界を股にかけ活躍している。

彼女の音楽は鋼鉄のような意思によって支えられており、その解釈は一切の妥協を見せない。

その隙のなさが聴くものを緊張させてしまうこともままあるが、ベートーヴェンやラヴェル、モーツァルトにおいては良い方向に働き、真に芸術的な音楽を聞かせてもらえる。

私は以前まで彼女の音楽が苦手であった。聴いても幸せになれないのだ。心が苦しくなり、何か社会主義独特の空気感がとても寂しく感じた、

閉鎖的であり、自由を求めて羽ばたこうとするものの、それを許されない感じ。

 

しかし年をとった彼女の演奏は、優しさに溢れている。やはり時代というものは人を良い風にもするしその逆もあるのだ。

音楽をやるには心が自由でなければならない。

作曲家は心を常に空に羽ばたかせて自由に飛んでいた。ヴィルサラーゼの近年の演奏ではそれを十分に感じることができる、そして彼女の根底にある生真面目さと冷たさがそこにエッセンスとして良い味を出す。

 

私は彼女を演奏者としてではなく教師とし尊敬している。彼女のレッスンは一切楽譜に妥協のない、そしてピアニズムと融合した素晴らしいものだ。


ソフロニツキーの音楽

2017-10-24 03:07:22 | 日記

彼はロシアで伝説的なピアニストだ。

リヒテルに「あなたは神だ」と言わしめた彼は、それこそ私にとっても神なのだ。

彼が演奏会をするたびにロシアではセンセーショナルな出来事であり、一大事であった。

スクリャービンの娘と結婚した彼が得意とした作曲家が、スクリャービン出会った。

そして彼のスクリャービン演奏に匹敵する演奏は、ホロヴィッツ以外には聴いたことがなく、スクリャービンの狂気をそのまま演奏に反映させることに成功している。

ソフロニツキー自身も、同じような資質があったのだろうと想像はできる。

スクリャービンは神智学に傾倒しており、彼が作る曲は宗教性を帯びた理解しがたいものである、しかしソフロニツキーの手にかかると音楽を通して通常では理解できない神智学という世界を、一瞬で味わうことができるのだ。まさに神である。

言葉を使わずに人々に全てを理解させることができるのだ。

彼の演奏はロシアンピアニズムに支えられており、その響きは時代を超え人々に芸術を届けている。


ホロヴィッツの奏法

2017-10-21 11:40:16 | 日記

彼の音楽は悪魔的であり、聴くものを興奮の坩堝に叩き込む。

そして狂気にも満ちた音を出したかと思えば一転して甘く切ないメロディを歌い出す。

こちら側からしたら、もう目が回る勢いで感情がぐるぐると振り回される。

 

そんな彼はロシアンピアニズムの継承者だ。

彼の師は、ショパンのピアニズムを受け継いでおり、ホロヴィッツはその師と同じ弾き方をしているようだ。

ショパンのピアニズムとロシアンピアニズムになんの関係があるかと思われる方がいるかもしれないが、ロシアンピアニズムとはショパンのピアニズムなのである。

楽器を合理的に扱うすべをショパンは知っていた、そうでなければピアノを歌手のように歌わせることは不可能であり、あの様な甘美な曲は生まれなかっただろう。

ショパンの場合ピアニズムと作曲は大いに関係していたのだ。

楽器を合理的に扱うということは、体を合理的に扱うということであり、強いては適切な脳の使い方をするということである。

 

脳の回路が混乱した状態でピアノを弾いても想像するという脳の領域をうまく使えず芸術は生まれない。

詳しい奏法は、リンクに貼ってあるサイトで確認いただければ幸いです。

ホロヴィッツに憧れがある、ロシアのピアニストたちに憧れがあるという方は、まずは弾き方そのものを見直す必要があります。

 

ロシアンピアニズム・ロシアンメソッド

 

埼玉県戸田市・ピアノ教室・ロシアンピアニズム


ホロヴィッツの音楽

2017-10-15 06:22:23 | 日記

世界で最も有名なピアニストだろう。

プロの演奏家で彼の演奏を聴かずに通ってきたものは一人もいないのでないか。

彼はみんなのヒーローなのだ。

彼の演奏は人々を歓喜、驚嘆、感動、色々な感情を最も高い位置で味わわせる。一種の麻薬みたいなものだ。

そして色々な人が彼を批判する。そしてそれ以上の人々が彼の演奏を愛している。

彼が一度ピアノに触れると、辺りの景色は一変する。全てがロマンに包まれ心は果てしない空中に投げ出され、目の前には現実ではない風景が広がる。

彼の音は人の感情をそのまま表現している。言葉を介していないぶん、人々に直接訴えかける。こんなピアニストは他にはいない。

 

彼のピアニズムはショパンから受け継がれたロシアンメソッドに支えられており、その音は現在でもみんなが追い求めている。

 

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