住宅購入時、ＰＣで保険 大和ハウスと三井住友海上が共同開発

　大和ハウス工業は１７日、住宅購入時にパソコンから火災保険を申し込めるシステムを、三井住友海上火災保険と共同で開発したと発表した。４月から運用を始める。補償内容や条件の説明を住宅を購入する際に受けられるため、物件内容に適した保険を選べる。大和ハウスの住宅を購入する顧客が対象で、三井住友海上の保険を契約する。住宅メーカーがパソコンを使った保険募集システムを開発するのは初めてという。　新しいシステムは、「損害保険募集人資格」を持った大和ハウスの営業社員が、戸建てや分譲マンションといった住宅の商談時に、パソコン画面上で火災保険の補償内容や条件をわかりやすく顧客に説明する。契約プランや条件を変更するときも、その場で保険料の計算や見積もりを行うため、顧客のニーズに合った火災保険を選べる。　申し込み手続きまでをパソコン上で完結する「電子契約手続き」を採用し、紙での申し込み手続きを不要にした。保険料は物件引き渡しの翌月に、口座振り替えまたはクレジットカード払いで決済するため、顧客が契約時に前金として現金を用意する必要がない。【関連記事】? 民間新築賃貸は９割ペットＯＫ ? 難しいペットとの共生　解禁５年の府営住宅で苦情増 ? 大和ハウス、子育て世代向け住宅　間取り変更や省エネに配慮 ? 【次代への一歩】京セラ（３）住宅用ソーラー　地域密着で開拓 ? 東芝　白熱電球の製造に幕　省エネ追求、ＬＥＤ普及加速