鬱の恐怖・・・・・

僕は２０代後半の時に、鬱になった事があります。

きっかけはちょっとした出来事でしたが、なぜかどんどん深みにハマっていきましてね。

何とかして這い上がろうともがくんですが、一度鬱の沼にハマってしまうと、簡単には抜け出せない。

最初の１ヵ月で体重が６キロ減りました。

ご飯が喉を通らなくなりましてね。

夜もなかなか寝つけない。

食と睡眠が侵害されると、これはツラい。

何とか気分が上がるような理論武装を試みるも、まぁ長続きしない。

日中は「俺はもう大丈夫だ！」と思えても、

夜が来て辺りが暗くなると、しっかりと鬱が背中からしがみついてくる。

結局は回復するまでに１年半から２年程はかかりました。

この経験から、僕は自殺する人の気持ちが分からなくはありません。

鬱になると苦しいので、そこから解放されたくて、線をまたいでしまう。

そういう人の気持ちは分ります。

でも苦しい時は必ず過ぎます。

自殺を全否定はしませんが、少なくとも僕はいい気分で死にたい。

やっぱり最後は大事だと思うんですよね。