※柔らかいゴムバンドを用いて仮設しています
【交信記録】 敬称略
平成28年(2016年)3月20日(日) 天候:晴天風冷たい
【昼】 呉市 野呂山 かぶと岩展望台 他 各頂上地点
春の一斉オンエアディ
【アイボール・合同運用 TNX!】
やまぐちAN77 ひろしまAJ28
くらしきYS612/5 DCR M5/M5 大川山 27瀬戸内RC
ひろしまSW501 山口県岩国市 銭壺山
ひろしまNB108/5 愛媛県今治市 大三島 鷲ヶ頭山
他 特小RPT連結中にお声掛け頂いた局長さん
※途切れ途切れで分からず。メモもまともに取れずで
記録が残っていません。すいませんでした。
その他 春オンのため多数の方を受信しました
CBはノイズまみれ、特小RPTへの抑圧や調整の連絡もあり
無線運用は、ほとんどできず。仕方がないです(寂)
梅は咲いたか桜はまだかいなな今日この頃。
各局様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、ライセンスフリーラジオのイベントデー
春の一斉オンエアディということなのですが・・・
予てから、山口局が構想しチャレンジしてきている
特定小電力無線の中継器を幾つか繋げていき
九州から関西まで、瀬戸内海を縦断していこうという
壮大なプロジェクトがありまして、西日本RCの度に
何度かチャレンジをし続けているという訳ですが
今日は、その実験のテストというか事前練習というか
場所選びや現地確認をしたいとのメールが届きました。
広島局で協力して頂ける方はいませんか?とのこと。
中継機能付きの特小機を持つ広島局は数える程度・・・
広島湾の西側に数局いるけど、ちょっと遠いよねぇ・・・
あの方は仕事や家庭もあって大変だよなぁ・・・
【当局のデータ】
DJ-R20D・R100Dなどを所有 → ○
日曜日は基本的に仕事休み → ○
野呂山まで近くて車で行ける → ○
春オン向け遠征する予定なし → ○
家族サービスをする必要なし → ○
恋人とデートの予定など皆無 → ◎
つまり独り者でダメ男なヒマ人 → ★★★
俺しかいない罠w
という訳で、快くお手伝いに行くことにしました(苦笑)
一足先に、かぶと岩展望台に到着。
少し離れた広めの駐車場に車を置いてきまして
荷物を抱えて歩いていると、ちょうどAN77局もやってきて
展望台の端っこにて開店準備を始めました。
ちょうど広島湾第1RPTが休止しているため、こちら側では
そのチャンネルとコードを拝借しまして特小臨時RPTを仮設。
こちらでは動かさず、両サイドの連結する局が調整するとのこと。
当初の予想では、大川山は標高が高いので簡単に繋がり
銭壺山の方向に山の尾根があり邪魔となって難しいのでは?と
考えられていたようですが・・・
AN77局は銭壺山のLX16局と連絡を取りつつ
なんだかんだと銭壺山側が移動やら調整を繰り返して
何度も何度も、送受信をしてみてみたり・・・・・・
まあとにかく試行錯誤していきまして・・・・・・
なんだかんだで・・・
国東RPT = 銭壺山(連結) = 野呂山(臨RPT)
当地より西側のルートは繋がったようです。
国東RPTにアクセスしている福岡・大分コール局の声が
野呂山臨時RPTに合わせたモニター用の特小機から
ちゃんと聞こえるので成功したのでしょう。
でも、ちょっと色々な所が不安定だったりするようで
途切れ途切れだったり、気付いたら中継されていなかったり
トラブルは少々あるようでしたが、一応は連結成功!?
交信も出来たようです。
続いて、野呂山(臨RPT)→大川山(連結)→剣山RPTへの
ルートを繋げる作業に入ったのですが・・・・・
これがどうにもこうにも繋がらない。
何かカーチャンクのようなアクセスが何度もあり・・・?
何か繋がったと思ったら、ずーっと無音だったり・・・?
大川山側も何だかんだとやっているようで・・・?
しばらくして、断片的に「ピーピープー」の信号音が??
今回多数ある中継器の中で「ピーピープー」音が鳴るのは
唯一、剣山RPTだけ(設定OFFにしに行くのが大変で仕方なく)
らしいので、もしかしたら苦しいながらも繋がっている????
AN77局が連結された(?)野呂山臨RPTから剣山RPTに向けて
どなたかワッチされていないか、応答をお願いするように
何度かお声掛けをしてみたものの・・・
何らかの反応?カーチャンク?無音?はあったものの
残念ながら、どなたかの声を聞けるにまでは至りませんでした。
ふと気付けば、かなりの時間が経っており
くらしきFV223局が、そろそろ下山されるということで時間切れ。
かなり苦しいながらも、あと1歩というところで
東側への連結は、うまくいかなったようです。
やまぐちAN77局曰く、過去に野呂山に幾つかある三角点の場所に
行ったことがあるそうで、そこへ行ってみたらどうだろうか?
あちらの電波塔付近や、こっちの方はどうだろうか?となり
せっかくだから、そちらの方へ行ってみようということで
無線機たちや荷物を片付けていたところ・・・
ひろしまAJ28局が、展望台のところへいらっしゃいました!
どうやら、これから行こうとした、そのポイント付近にいたとか何とか。
実はこの方、この辺りのことに詳しくて地図や看板などを見て
いろいろと案内をしてくださいました。とても頼りになります!
野呂山は、むかーしむかし。先人達が何だかんだと開拓をしていき
昭和のとある全盛期には遊園地やサーキット場などが開設されて
大規模なレジャー施設として栄えていた時代があったそうな。
今では、すっかりと山のことや自然を楽しむ国立公園として
のんびりとした場所とはなりましたが、あちらこちらに昔の名残・・・
というか廃墟も含めて、そのような痕跡が見受けられますが
いろいろな施設や観光ポイントがあり、実はとーっても広いのです。
まずは、とある電波塔付近へ。いくら作業用の道路があるとはいえ
草木を掻き分けて進んでいき、どうにかこうにかポイントに到着。
特小レピーターを高く伸ばしてアクセステスト・・・ ダメ!
続いて東の頂上と呼ばれる地点へ。キャンプ場を抜けて
段々畑状態のテントスペースを登っていきますが、これがキツイw
いくら階段や通路が整備されているとはいえ勾配の厳しいところを
延々と登っていき、三角点のある地点へ到着。
標高は820mもあるらしく、高さだけなら灰ヶ峰よりも高い!?
しかし辺りは沢山の木々に囲まれており遠くは全く見渡せないので
そんなに高い所にいるという実感は、ほとんどありません。
※現地の様子は、ひろしまAJ28局がTwitterでアップしていました。完全に森の中です。
ここでも特小レピーターを高く伸ばしてアクセステスト・・・ ダメ!
やっぱり、いくら高くても、こんなに木々に囲まれちゃ無理か~と
自分の手元にある、モニター用の特小機で
試しにCQ~してみると・・・ なんと、ひろしまNB108局が応答!?
四国へ移動されているらしくワッチして様子を伺っていたようです。
もう1つのポイントへ向かうべく早々に話を切り上げて移動再開。
続いて東側のテント区画を登っていき、3つ目のポイントに到着。
AN77局が過去に来たという場所はここで間違い無いようです。
しかし案の定、周りは木々に囲まれて、よく見えません・・・
これまた特小レピーターを高く伸ばしてアクセステスト・・・
うん、やっぱりダメだね(笑)
そこで、銭壺山のLX16局、四国のNB108局、そしてAN77局とで
何だかんだと相談や打ち合わせをして、あれこれ話し合って
また再検討しましょう~ ということで、一旦はお開きに。
すっかり日が傾いてきて、冷たい風に身体が冷やされ
少々お疲れ気味な私たちは、車を置いたところまで戻り
快く許可して頂き、現地の様子や行き方をアドバイス頂いた
キャンプ場の職員さんに無事に戻った報告と挨拶をしつつ
少々の談義をして、これにて解散となりました。
結果としては上手く行かなかったこともありますが
これも良い経験というかデータにもなりますし
広い山々を移動して、たった10mWの電波を探っていく・・・
ちょっと大変なこともありましたが楽しかったです!
各局様、ありがとうございました。
またよろしくお願いします!
関係各局リンク
銭壺山 やまぐちLX16局 ひろしまSW501局
野呂山 ひろしまAJ28局
大川山 くらしきFV223局
数年前にハンディ機1台で訪れたこの地では
やっぱり今でも相変わらずの強烈なノイズまみれ!
市民ラジオは全くもって使い物になりませんでした。
かぶと岩展望台は、向こうに見える電波塔から飛んで来る
あらゆる業務用電波の「通り道」なのかも?
それとも何か別の要因があるのだろうか・・・
なんかそういう電気的な設備なんて、あったっけ?
電波というのは本当に不思議なものですね。
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春オンは、特にCQも出さず、どれだけの局長さんが出ていらっしゃるか、ひたすら受信に徹していました(笑)
受信レポートです。
使用リグ:DJ-P24L
野呂山兜岩展望台~鷲ヶ頭山 M5+2or3
野呂山頂上1~ M5アンテナ振れず
野呂山頂上2~ M5アンテナ振れず
木々が影響してるのか、頂上より展望台の方が良かったです。
> ひろしまNB108局
こちらも、ほとんど受信ばかりでした。CBは謎ノイズで使えず、特小もデジ簡も、連結テストの連絡用で使っているのと肝心の特小RPTに抑圧をかけてしまう恐れがあるので使えず・・・(寂) RPTから離れれば良いのでしょうけど現場から離れる訳にもいかず・・・(泣)
でもまあ、色々と楽しかったですよ。愚痴やら色んな物をこぼしましたけどね(笑)
受信レポートありがとうございます。
やっぱり木々に囲まれていると減衰するのは当たり前ですよね~ やっぱり視界も電波も見通しが良くないとね~
これからEスポシーズンが始まってしまいますが、オフシーズン時のためにも広島を脱出して色んな運用地を探る旅に出てみたいです。
野呂ー大川山が繋がらなかったようですね。
野呂山の山頂に西向けと東向けの近距離rptを独立させたらどうでしょう。広島と香川の間は改良が要りますね。
> かがわC150局
かぶと岩展望台ではCBへのノイズが強烈だったのですが、たった10mWの特小も何かしらの影響を受けていたんじゃないかな?と今になって思う所もありますが、よく分からないです。
この特小レピーター連結実験は、やまぐちAN77局が作成したVOX回路ボックス+特小2台の特製連結装置と、その間に通常の中継RPTを交互に配置して繋いでいくというシステムという作戦のようでして・・・(難しいことは私にはよく分からないので、やまぐちAN77局さんにお尋ねください)
その組み合わせを単純に増やしていけば、それぞれの距離が縮まって可能性は高まるのでしょうけども・・・ それだけの装置と特小機と人員が必要でして、なかなか難しいでしょうね。
間に中継地が5箇所とか10箇所もあれば、そりゃ繋がるでしょうけども、それはそれでどうなのかなぁ?と。(笑)
今のところ四国の愛媛県に配置する方法で再検討されているようです。私が思うに、細長い瀬戸内海を一直線に縦断していくのは無理があるので、本州側と四国側を、斜めに交互にジグザグしながら繋いでいくのが良いように思います。もしくは蒲刈や大崎上島などの離島の山の上に眺望の良い展望台があれば、そちらの方が上手くいきそうな気もします。
はっきり言って難しくて面倒なことにチャレンジしていますが、もしも成功した時には、その分嬉しさもあると思います。それがQRPの醍醐味でしょうから。私も出来る限りのことは協力していこうと思ってます。