『人間失格』

生田斗真くんの『人間失格』を観賞してきました。
作品が作品だけに、面白かった！と言える内容ではございませんが、
斗真くん、素晴らしかったです。

荒戸監督から「美しくいてくれ」と言われていた斗真くん。
（情熱大陸で拝見しました）
それはそれは麗しくて。
斗真くんを美しいと思ったのは初めてかもしれません。
（普段は格好いい！と思っています）

原作を読まずにこの映画を見る方は少ないかもしれませんが、
知らない方からすれば、冒頭から中盤くらいまで脈絡なく物語が進むので、
ちょっと場面の切り替わりは唐突に感じるかもしません。

原作には登場しない中原中也役に森田剛くん。
一緒に観賞した連れと意見が一致したのが、
「剛くん、よかったね」。
葉蔵との初対面のシーンでは攻撃的で荒々しい態度でしたが、
きちんと繊細さも感じさせる演技で、何より程よい存在感がありました。

煙草屋の娘・良子に石原さとみちゃん。
石原さとみちゃんが大好きなワタクシとしては、
原作の中で一番印象的だった良子役で登場した際、
「キター！！」と思いました。
（配役に関して無知でした）

お客さんの年齢層は高め。
老夫婦のお姿も多々ございました。
明らかに斗真くんファンと思える子は極めて少なくて、意外でした。
後者と思われるお嬢さんのお言葉。
「2回見たけどやっぱりよく分からない！」

葉蔵の人生は真似しちゃいけません。
ですが狂気の中にも人間臭さが残る、愛すべき葉蔵を見た気がします。
斗真くん表紙の「人間失格」も買ったので、もう一度読んでみようかな。

ちなみに以前、翔くんがラジオリーディングドラマで『人間失格』をやりましたね。
→2009/5/4　ART OF WORDS 櫻井翔の「人間失格」