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あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

引きずる話題 臭豆腐

2014-01-20 02:07:59 | 偉大なる中華料理
 もう流石に食べたわけではない。

 先日、中国人の友人(男)とロシア人の友人(女)と日本人はほとんど
行かない、だけどもとっても日本式の料理を出す居酒屋に行くことにした。

 やっぱり一番時間にルーズなのが、ロシア人の彼女。
 20分ほど遅刻。それでも約束の10分前に連絡が入るだけ、さすがは
日本滞在3年、お母さんは今も日本とロシアの間を行き来して商売をされ
ているなど、日本人の感覚には理解がある。

 おっさん二人、半時間も時間が余ったので、拙者、「スマンが駅の付近
を探検しよう。」と申し出た。
 運河は凍り付き、路面はカチンコチン。そんななかでも露店が出ている。
 おめでたい旧正月用の赤い下着(年男、年女は必ず身に着けるらしい。)
や各種防寒具、子供向け絵本にオモチャ、靴にステッキ、お正月の飾り物、
などなど見れば食料品以外は何でも、いやちょっとオーバーだがいろんな
ものを、寒空の下で売っている。

 いやー、そんな中、お菓子や揚げパンに交じって、湖南臭豆腐、湖北臭
豆腐、長沙臭豆腐、と3軒も屋台が出ているではないか。

 一体全体、臭豆腐は何種類あるのか、もうこれ以上食べたいわけではな
いし、この国の「臭」発酵文化には、いささか辟易としてきた。
 北京と浙江の二つで、もうたくさん、である。

重慶火鍋

2014-01-15 06:30:38 | 偉大なる中華料理
 辛いものが苦手な拙者。
 しかしどうやら耐性がついてきたようで、職場近所の四川料理が苦にならなくなってきた。
 すると、「秘密結社鷹の爪」ならぬ「赤の会」という、真っ赤っかな食べ物、唐辛子一色の
食べ物を食べる人たちが集まる会のメンバーでもある上司から、そろそろ重慶火鍋を食べ
に行かないか、と誘われて、決死の覚悟で、昨日行って来た。

 2重に円を描く鍋の外側の円には、唐辛子と山椒がびっしりと浮かぶ、真っ赤な油。内側
の円には鶏がらのあっさりスープがある。

 これで、しゃぶしゃぶ、として食べるのだが。
 中国なので、日本人からすればまぁ一種のゲテモノも。

 田うなぎ、さばいてあるが、血のりがベットリ。どうも受け付けない。でも食べる。
 ウーン、意外にイケる。もう一つ食べる。

 羊の小腸、見た目も微妙。
 これまたイケる。食感が良い。

 それにしても、なによりも、まずは辛い。
 大、中、小の3段階あって、真ん中にしたが、もう十分。
 途中に鶏がらスープで野菜をしゃぶしゃぶしないと耐えられなかったのだが・・・。
 だったのだが、途中から辛さを感じなくなってきた。
 そのことを話すと、かつて重慶人の同僚がいて本場で超激辛の鍋を食べたという方いわく、
「そうでしょう、麻痺するんですよ。」

 上司いわく、
「これで、明日の朝お腹を壊さなければ、もう合格!」

 翌朝になった現在、いたって正常。
 はたして赤の会なる恐ろしい秘密結社に入るのだろうか・・・。

臭豆腐、再び

2013-12-24 06:33:06 | 偉大なる中華料理
 二度と食わん、と書いたのだが、宴席となればそうもいくまい。
 先週、中国南東部は浙江省(有名な紹興酒の産地、州都の杭州は有名な景勝地)
の料理を出すレストランで忘年会が開かれた。

 揚臭豆腐と訳すのだろうか、間違っても揚げ出しではない豆腐を、また懲りずに
多くの日本人の反対を押し切って(?)、老北京人(北京つ子)の同僚が注文。
 拙者も止せばいいのに、彼の口車に乗って「南方のは大丈夫。」などと食ったこと
ないくせに、人を喰ったような妄言。

 出てきたのは、やはり、臭い豆腐。鼻を衝く酸味の匂いに辟易とする数名を尻目に、
言い出しっぺの責任を取って、自ら率先して食べる。口に入れてしまえば大したこと
はない。ブルーチーズのような外観に吐き気をもようすほどの強烈な匂いの、北京の
臭豆腐とは大人と子供ほどの違いがある。

 没問題(なんら問題はない)なのである。
 しかし、やはりもう結構、である。

 次は「上海のモノはまた違う。」などと老北京人に言われないように、上海料理の
お店を極力避けることが肝要だ。

 さてはて、はたしてこれはクリスマスイブにふさわしい話題だったのだろうか・・・。

ウサギはどこへ行った

2013-12-05 23:36:03 | 偉大なる中華料理
 かわいいウサギたちはどこへ行った。
 そんなことは考えたくない。

 ときどきお昼を食べに行く日本食のお店の前。
 籠の中にいた、大きな白、中くらいの茶色、そしてちっちゃな
灰色。

 3匹のウサギはどこへ行った。
 最初に白と茶色がいなくなった。
 次に灰色がいなくなった。
 最後に籠がなくなった。

 家の近所の小さな雑貨屋のお店の前。
 籠に入っていた白ウサギ。
 ちっちゃな灰色ウサギが後から加わった。

 2匹同時にいなくなった。
 籠ごとなくなった。

 僕の周りにいた5匹のウサギ。
 みんなどこへいった。

 急に寒くなったから?
 室内に連れて行かれた?
 ?????

 そんなことは考えたくない。
 そんなことは考えたくない。

たまらん、臭豆腐!

2013-11-19 09:20:40 | 偉大なる中華料理
 臭豆腐、お聞き及びの方もご存知の方もお召し上がりになった方も
いらっしゃるでしょう。

 でも言っておきます、台湾や上海の臭豆腐は北京のそれとは比べものになりません。
 南方のものは汁に漬けただけだそうですが、北京のそれは発酵させていますので、
中の方に強烈な匂いがあって、噛むと口の中で爆発する感じでした。

 先週金曜に、老北京人(北京っ子)の同僚に連れられて、北京南駅近くの刷肉
(しゃぶしゃぶ)のお店で、おつまみとして注文、決死の挑戦をしました。

 臭いのなんのって、便所の味、と評した同僚がいましたが、まさにそのとおり。
 お前ら、便所を食べたこのとがあるんか、と関西人のツッコミが聞こえてきそう
ですが、もう便所の味としか評せない、それも昭和40年代の田舎の便所の味と
言わねばならないくらい。

 これまでの人生で一番臭い食べ物でした。

 はたして、これを超えるものがこの世にあるのでしょうか。
 くさやは?、スウェーデンのイワシ缶詰は?、なんて、もう議論も詮索もしたく
ありません。