第30回という節目を迎える全日本少年サッカー大会。決勝大会1次リーグで行なえる試合数が増えたり、都道府県大会では小4以下の付帯イベントも開催されるなど、JFAはグラスルーツで具体的な取り組みを始めた。これを受けて、地方の大会も活性化されることを願っている。
2005年度大町ロータリー杯でのデモンストレーションは結構先進的な取り組みだと思うし、ちょっとした工夫で画期的なことができるのが地方の小回りのきく大会だと思う。長野県の少年・少女サッカーの今後も楽しみである。
一つ心配なのは、全日本決勝大会1次リーグの試合数が増えることによるリスクの面だ。都道府県によってあまりに力の差が出てしまうと、その県の大人の関係者は「なんとかしなきゃ」と思うのでよいと思うが、全試合大差で負けるようなチームがもしあったとしたら、そのチームのプレーヤーたちが無力感にとらわれてしまわないだろうか。
Jビレッジで2回目の決勝大会。今後も大会の方向は毎年練り直されていくだろう。日本のサッカーを育てるためには、強いものだけ引っ張りあげる手っ取り早いやりかたではなく、サッカーを愛する心を広げていく方向で進んでほしいと願っている。
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