雑木林の中を歩いていると、数メートル先に突然白い煙がぽっと浮かび上がった。
ギョッとして立ち止まり、気持ちを落ち着かせて、じーっとその場所に目を凝らしてみると、そこには全身迷彩色の服を着て煙草を吸っている人がいた。驚いている私を見てニカ~っと笑っている。
町中では迷彩服の人は逆に目立つけど、野外ではこんなにも気づかないものかとビックリしたのである。
迷彩服ではないが、この猫も階段を上り始めてから気付いた。よく見ると、ちょうど真ん中あたりにいる。見事なまでの保護色である。
こっちの猫も近づいてから気が付いた。