加山雄三の小松高校

nice:トランジスター 夢 教室 タイプ 叱ります 『暑い時ってたーまーに無性に甘いものが食べたくなる時があるんですよねできれば生クリームたっぷりのケーキ』
　二階に上がった玲史は、サブマシンガンを構えて一つ目の部屋の無人を確認したところだった。少年らの寝室らしく、汚く乱れた布団が敷き詰められた上にエロ雑誌や漫画本が散乱しており、すえた匂いが鼻にこびりついて玲史を苛立たせた。
『毛穴のトラブルは「開き」と「詰まり」大半を占めているんです毛穴から古くなった角質とか皮脂がでていかな』
「散々だったみたいね」
『お盆休みに入ってから、毎日毎日多くのウェイクボード体験者増幅しまくっています。昨日まで、全ての体験者』
　攻めた時にやって見せた様に、間接目掛けて……それも攻めた時のものより威力の低い一撃で、千宗の打撃具はポーンと放物線を描いて空を舞う。続けざまにドゴッと千宗の脾腹にエルボーを加えて、蹌踉めく様に後退する千宗の顎下目掛けて撃ち放つハイキックがヒットする。
『8月3日、亀戸大根料理を食べに行った時に亀戸天神に寄ったのですが。赤い鳥居前の木陰で、人待ち顔のおじさ』
紗枝が自分を見つめているのでなんとも居心地が悪い気分になる。彼は視線だけで涼子に合図を送った。即ち，どうしたものか，というものだ。