ヒグランド

白泉社で漫画を描いている
漫画家 樋口橘の公式ブログです。
只今マンガParkにて「シャンピニオンの魔女」連載中

漫画家ネーム会詳細レポート♪()

2012年03月02日 | イベント
お待たせいたしました(´▽`)

漫画制作に興味ある方にしかこの記事
楽しくないかもしれませんが
すみません♪

ネーム会とはネーム制作において
それぞれのやり方、コツ、アイデアなどを
見せ合って、自分の参考になるものを
そこから取り入れたり見直したり
確認したりしようぜ♪な会であります(´▽`)

この記事、同業者様に中々好評でして
普段ツイッタや日常でも
いろんな先生方に直接・間接的に
色んな情報頂いてる身としては
こういう形で情報提供することで
少しでも恩返しできれば幸いであります♪
皆様ここから何か漫画制作のヒントが少しでも見つかれば
とても嬉しいであります(´▽`)

掲載を快く許可して下さった
参加先生方、本当にありがとうございます♪(*^^*)



さて、こちらは新條まゆ先生
コミスタで描かれたネームであります!
画像分かりにくい写りで申し訳ありません;
前はコミスタネームをプリントアウトしたものを
見せて頂いたのですが、
今回はパソコンで!
これをもとにアシさんが枠線を引いたりして
原稿に起こしていくのだそう。

こんな感じで。
画像撮り忘れたのですが
オールアナログの原稿刷りだしと
オールデジタルの原稿磨り出しを比較して
見せてもらったのですが
それが、まったく見分けがつかんのです…!!(゜д゜;)
もうみんなで間違い探しならぬ
デジタルのしっぽ掴んだるで!ギラリ!状態…
皆様、まゆたん先生の単行本でいつか
どの回からデジ移行したか
当てっこしてみてください…


まゆたん先生はデジタルに移行する際
1日6時間のコミスタ講習を3日間、アシさんと
受けに行っただけで、オールアナログ原稿から
あのアナログカメレオンレベルの
オールデジタル原稿に変身したそうで
そのスーパー漫画家っぷりに
ヒグを筆頭のその場にいた漫画家先生方を
軽く&深く凹ませたのですが
ひうら先生や慶子先生が「こんなレベルそんな短期間で
普通まゆたん以外無理無理!」と
おっしゃってくれたおかげで、
ヒグはデジに立ち向かう泣くなしの自信を
焼失しかけたのですが、何とか
立ち直ったのでしたヒョコリ(´▽`゜)
ゆっくりガムバル…!
いや~まゆたん先生は超人であります…!
努力の超人!へっぽこなりに見習いたい~!




そして岡本慶子先生
ipadネームがこちら♪(^0^*)
すごい~!!もう時代はipadでネームなのね…!
先生の使ってるアプリは海外の方の制作されたもので
消しゴムのように線の一部だけを消す、ということは
できないらしく、線を消すときは
その動作全部を消すしかないのだそう。
もしかしたら今後日本の方が作ったアプリで
ちゃんと線の一部だけを消しゴムのように
消せるアプリが開発されるかもしれないらしく
(もうされてるのかな…?)
ネームにデジを導入するかどうかは
進化を待ちつつ、でも勉強はゆっくり
いざという時ついていけるように進めておこうと
ヒグは思いましたであります(´▽`)

なんでかっていうと、慶子先生は震災の際
ご自宅を離れられる期間があって
その際ipadとパソコンだけでネーム&原稿を
沢山の枚数の原稿を描かれたらしく、
アシスタントさん手配や画材の調達など
アナログでは中々対応できないピンチを
デジで切り抜けられたと前にお話を伺ってたので
すぐに原稿にデジを取り入れなくても
いざという時対応できるかどうかは
やはり大きな違いがあるな…と
デジをゆっくりでも勉強していく気持ちになったのでした。

絵は専用のペンでも描けるし、
指でも結構思い通りにかけたよ(´▽`)
器用な方ならかなりのレベルの絵が
描けるんではないでしょか♪

そうそう、今回のネーム会は
うめ先生ご夫妻も参加予定だったのですが
体調不良で残念ながら当日来られず、
うめ先生ご夫妻がいらしてたら
また違ったデジなネーム制作方法が
聞けたんだろうな~と思うと残念でしたが、
またいつかのお楽しみが増えたのだわ♪(´▽`*)
と、その日を楽しみにしております♪



こちらは上田倫子先生のネーム等です♪
左側にあるのは進行表というかプロットというか
うえりん先生は先々まで細かく分かりやすく書いた
担当さん宛のプロットという名の進行表があるのですよ…
ヒグそんな親切なこと担当さんにやったことないぜ…エヘ(´▽`;)
この画像だと分かりにくくて大変申し訳ないのですが
上の方にある粗書きっぽいのが
A4?の半分サイズくらいのミニネームで
その下の丁寧目の絵(うえりん先生いわく粗書き…ぬぬ(´言`))
のが、B5くらいのネーム清書?(担当さんに見せる段階)で
うえりん先生はその後下書きに起こすまで
3段階絵(勿論丁寧…)を描く過程を踏まれるそうで
その場にいた先生方皆 何 故 ? (゜▽゜) なお顔で
特におかざき先生に超つっかられてました
(ノメ`Д´)ノゴルァァァ(´д`;ノ)ノ ←こんな感じ
皆でうえりん先生の5段階にわたるネーム&下書き過程を
いかに減らせるか、など喧々囂々の
ネーム会1番の嵐が吹き荒れたのでしたハハハ

でも傍から見ると無駄が多そうに見える
描くのがはやいうえりん先生にしかできないネーム過程ですが
うえりん先生のお話聞いてるうち
どこに慎重さをおかないとうまく早くか描けないか、など
人にはそれぞれ向き不向きがあって
うえりん先生にとっては、長年やってこられた
この過程がないと、自信を持ってペン入れに向かえない
というお言葉を聞いて、
ああ、これが先生にとってベストで
何回も下絵を描く過程は外せないものなんだな~と
思いました。
おかざき先生はその正反対♪ (上*´∀`)σ)´д`*酒)
それはいずれまた♪

ホントそのせいか、うえりん先生のペン入れは
超人的に早いんですよ…(つ∀`゜*)
やめて!聞きたくない!自信なくすわ!(涙)みたいな
速さでありんす…(涙)
勿論下書き絵もちょっぱやです…迷い線一切なしです…(拗)


さて、上のうえりん先生方の超人作業に
自信を無くした皆様、
ほっこりタイムです(´▽`)
われらの味方♪
こちらがトリニティ(似てる…)こと松田奈緒子先生のネームです♪
もはや松田先生の代名詞になりつつある
ポストイットがプロットだけでなく
ネームにも活用されてます!
そして絵は控えめ…!(断じて簡素とは違う)
このネームの主役は台詞…!
これでいいのです…!
伝わればこれでいいのです!!という
松田先生のお人柄そのものを感じさせる?ような
「絵は頭の中にあるのよ多分…」タイプの
潔いネームであります♪(´∀`)
この無駄の一切ない、潔さが
あのポストイットで台詞を移動させるゆう
便利アイデアを産み出したのですよ…♪
さあ、あれからポストイットプロットを活用されてる皆さん、
この無駄のないネームの前にひれ伏すのです…!(感謝)

まだ半分のご紹介ですが
ここまでだけでも皆様のネームの
多種多様なこと…!

しかしひとつ誤解して頂きたくないのは
これは松田先生くらいのキャリアがある先生だから
編集さんとのさまざまな方面での信頼関係があるから
大丈夫なのであって
漫画家を目指す投稿者さんや
まだまだ方向性が定まっていない新人作家さんなど
この方法でいいんだ~となると、それは違うのですよ(´▽`)
自分の速さを見極めるのは大事なことではありますが
そこはある時間たっぷり使って、人に伝えるためには
最初はやや丁寧を心掛けて、沢山絵を描かれる方が
初めの方はいいんではないかな、と
ヒグは思っておるであります。
それができてからでも、速さを見極める作業は
遅くないのではないかなと思います。
回り道が最大の早道であります…!

ネーム会に参加されてる先生方は
全てその回り道をグルグル経てから
今のやり方にたどり着いた方々ばかりなので
その辺を心に留めながら「ふむふむ」と
参考にできるとこは参考にしてくださいね(´▽`)




さて、酒姉さまことおかざき真里先生のネームであります♪
画像を提供して下さったひうら先生有難うございます♪
酒姉さまのイメージにたがわず
周りの紙コップに入ってる液体は
ほぼ酒でありますナハハ…(´∀`)
シャンパン!ワイン!ビール!皆大人だから♪
大人の会だから♪

酒姉さまの今連載されてる「&」のネームと
原稿コピーなのですが
このページはちょうど手術シーンで
他の心理描写のページと違って
比較的絵が描きこまれたページであります。
線に迷い線がないですね~(つ∀`゜羨)グス…
比較できる、絵が描きこまれてないページの画像がないので
説明しにくいのですが
松田先生のネームにやや似てます。
書き込まれてるページは、「&」を読んで下さってる方には
お分かりかと思いますが
「&」には様々な職業のキャラが登場してまして
その職業が出てくるシーンに関しては
おかざき先生は専門的な会話など
監修を経てから原稿に入られるので
その部分は編集さん以外の第三者様のチェックを
入れてもらうためにも丁寧に描かれてるそうです。

そして他のページがそういうとこより
比較的簡素な絵だけでネームが描かれてるのは
何故かというと、ここが興味深いのですが
先程うえりん先生のとこでも触れましたが
うえりん先生の「安心してペンを入れるために
似た作業を何度か経る」のとは真逆に、
おかざき先生はネームや原稿において
「新鮮さ」?を求めるタイプで、
ネームで描いた絵や構図は飽きちゃって
原稿書く時は、また違った絵や構図に出会いたいタイプらしく
「もっと新たな構図はひねり出せないものか…?!」と
グルグル考えられた結果
ネームと全然違う絵・コマ割り・構図で
原稿が出来上がるそうですΣ(´`*)
画像にある原稿コピーのもとになった
ネームのページの画像があればよかったのですが
この原稿のもとのネームは確か
コマ割りも絵も構図も全く違うものでした。
ここだけでなく殆どのページが。

何でかっていうと、おかざき先生は
漫画家になる前は広告代理店にお勤めされてて
そこでCM制作などに携わってこられたのですが
漫画と違って実写の世界は
一つの絵の中の構図やライティング、
小物や風景など、少しでも変更するのに
多大な労力やお金が動くので
「変更」という行為は大変贅沢?なことで
それが漫画だと自分の手作業ひとつで
変更できる感動におかざき先生は
今でも魅了されてるんだな~と
お話し伺ってヒグはそう感じたのですが
他にもCMの世界は、
あの15秒ほどのCMができるまでに
15秒の世界で視聴者様の心に
印象を残すために
もんのすごい数のカット(構図)を
提出されるそうで
そういった経験からもおかざき先生は
構図を生み出すことへのこだわりが
漫画を見ていてもお分かりの通り
とても大きいんだな~と、
ネームの作り方からも感じられました。

皆様…
漫画っていくらでも自分の心ひとつで
世界を「変更」できることが魅力なんですよ…!
((注)時間が許せば)


おかざき先生のお話聞いてて
改めて漫画の魅力について再確認♪な
ヒグなのでありました…♪(´▽`*)

酒姉さまの気迫のこもった
「もっと違う構図を…!もっと違う絵を…!」
という名言が忘れられません…☆




こちらはひうらさとる先生のネーム♪(^0^)
ヒグってばウッカリネーム本体の画像を撮り忘れておりました…!orz
うおおバカバカ…!
画像はチビネームの方と
台詞を書きだした紙ですね。
画像からちょっと切れたりもしてますが
チビネームの上にもポストイットが!
このチビネーム用紙はコミスタの
ソフトで作られたのかどうか聞くの忘れた~(´▽`゜)
いいなあこれ…♪
ただヒグはチビネーム挑戦してみたけど
あまり向いてないみたいで
結局ネーム用紙にぶっつけ本番描き派みたいですエヘ(´∀`)ゝ
でもたまにコマワリに悩む時もあるので
その時こういう用紙があったら便利だなあ♪

ひうら先生はこのチビネームには小さすぎて
台詞が書けないので、P数書いて、そのページの
台詞やモノローグは右横の別紙にパソ打ちされています。
やっぱりみんなそれぞれの個性があって
それぞれの脳みそにあったネームのやり方ですね~
ヒグは台詞は同じページ内にないと
頭がおっつかない派なので、
頭の構造が違うんだな~と改めて感じました(´▽`)

あ、思い出したわ!ちゃうわ!
ひうら先生のネームは画像撮り忘れたんやなくて
新作やから画像撮ってもUPできひんので
画像撮るの控えただけでした!アハ(´▽`)

ひうら先生は今ヒグもやってる、末次先生に
おしえてもらった下書きネーム法を始められたらしく
でも、あれってやり始めは中々時間がかかるので
慣れを要する時期っぽいことをおっしゃってました。
ワイもです…(´▽`)
でも慣れたら今の自分にしっくりくる方法だと
直感で思ったので、この方法で頑張りマッスル!

こんな感じで試しに取り入れてみて
「自分に合わね~や~アハハ(´▽`)」だったら
すぐやめりゃいいし、「あうかも…?」だったら
それでちょっと様子見るなり、改良するなり
このネーム会で得るものは人にもよりますが
ヒグにとっては収穫の多い会であります(´v`*)

松田先生のポストイットプロット法も
すでにいろんな方が取り入れてて
自分なりの改良法で実践なさってて
皆さんなりのポストイットの使い方に
個性やアイデアが見えて、またそこから
勉強することも多くてとても面白かったです♪(´▽`)

ちなみにひうら先生は原稿も持ってきて下さってて
ビックリしたのですが、普通のB4サイズ原稿ではなく
パソコンに取り入れる上で最適と判断された
A4原稿でペン入れされてました(’0’)
そこにはかばんとか小物も個別に描かれてて
パソコン上で人物の肩にかけたり
合成処理されてました!Σ(’’*)
ううんやっぱりコミスタ便利ね…!






末次由紀先生のネームです♪(^^)
これ…「ちはやふる」1話のネームなんですよ…!!
このネームをオークションにだそうか考えられてた先生に
皆で「もったいない~!!」と言ったワシらですが
そんだけ「もったいない!!」と思うくらいのものが
オークションに皆が興味持ってくれるきっかけになる
出品物なのだ…!と
あとで自分の頭をはたいておきましたエヘ(´∀`)

末次先生はノートにネームを描かれてて
ということは紙の裏表に描かれてて
(…あれ?ネーム担当さんに見せる時は
直にあって見せる時以外はFAXだよね…(’’)
わざわざコピーとってるのかな…?
おしえてゆゆ先生…)
ということは、画力のないヒグのように
紙の裏からにがてな右向きの顔を描いて
また表に描き直すというような姑息な真似は
一切できないわけで…
しかもこのネーム絵…
迷い線が一切ないわけで…(;▽;)

うわああああああん。゜゜(´□`。)°゜。

ひどいよう~…
ネームの時点で木端微塵に自信を打ち砕く
上手い人がいるよう~(ノД`)・゜・。
そして美人で漫画も死ぬほどおもしろいよう~・・・
どういうことやねん神様~…


グスン …(つ_`。立ち直る)
色々八つ当たりをかましましたが
末次先生はヒグに色々下書きネームや
二回まとめてネーム法とか教えてくださって
ヒグの窮地を色々救ってくれる
アイデアを頂いた方なんですよ…えへ(つ∀`゜)
いかんいかん忘れとったそれを…(恩知らず)
有難うございます♪(*´▽`*人)by白ヒグ

二回まとめてネーム法は
1回目の勢い借りて二回目がすごく早く
あがるんですよ♪(´▽`)

下書きネーム法は前にもここで話しましたが
ネームに下書き状態くらい絵を入れて
ネームを拡大コピーして、
原稿時それをトレスしながら直接ペン入れすると
下書き分の作業時間が省けるゆう
省エネな方法なのですよ(^^)
しかしこの方法はネーム直しが頻繁な方には
オススメできないし
絵を入れるのが早くない人はネームに結構
時間がかかります。
でも原稿用紙サイズに絵を入れるより
ネーム用紙(原稿用紙より小さければの話ですが)に
下書きする方が画面が小さい分描く時間は
早くあがります(^^)

末次先生は二回ネームをやって
二回原稿をやってらっしゃるのですが
両方続けてやることで
結構時間短縮ができるとおっしゃってて
ヒグはまだ2回続けて原稿はやったことないのですが
ネームに関しては効果がありました♪(´▽`)

とにもかくにも末次先生のネームを拝見してて
思ったことは
「絵うまくならないと…!!(´ロ`;)」でした…

複雑な向きの手とかしぐさを
サラサラ1発描きで描かれてて
しかもネーム、消しゴムで絵を消した跡が
殆どなかったんですよ…(´ロ`゜)
たまに消しゴムで消した跡をみつけたら
鬼の首とったみたいに喜んでいたヒグは
傍から見たらとっても可哀想な生き物だった
ことでしょう…(´▽`゜)グスンふたたび…





さて、ヒグこと樋口橘のネームです…(´`)
このすごい先生方に囲まれて
みんなが嫌がるラストという大任を
一番ペーペーのヒグが一身に引き受けた
この犠牲的精神…どうか褒めてください…

こちらは下書きネームをやる前のネームと
後ろにあるのは改良前のポストイットプロットなのよ(´`)
トリにこのしょぼいネームを持ってくるプレッシャーゆえに
テンション低目なのはお気になさらず…

よく質問されるのですが
ネーム用紙はヒグのお手製です♪(^^)
原稿用紙の水色線の所をペン入れして
自分でトンボを描いたりして、B5に縮小コピーして
それを二つ並べてまたB5に縮小コピーしただけの
簡単なものですが、
原稿にネームをトレスするときはこれを逆に
拡大する作業するだけなので
とっても便利です(^^)

ポストイットプロットも
キャラによって色を変えたりしてますが
この時点では時系列がまだあやふやですね。
めんどくさくて所々決め事やぶって
キャラのポストイットの色変えたりしてて
意味ないや~ん状態なのが
ヒグらしいとこです(´▽`)


さて下書きネーム実践後のネームです。
これをいつも拡大コピーして、原稿の裏に貼って
直接トレスペン入れします(^^)
消しゴムかけの作業も省けてとっても楽です♪
このやり方は前にも言いましたが
ヒグはあまり担当さんからネーム直しを
もらったことがないので向いてるやり方ですが
ネーム直しが多い方にはあまり効率的な方法では
ないのかもしれません。
ヒグも新作を描くときは、ネーム直しがどれだけ来るか
読めないので、このやり方でやるかどうかは
様子を見るかも見ないかも…うむむ
でも今このやり方でとっても助かってることは事実です(^^)

後ろにあるのは改良後のポストイットプロット。
まだ改良したばっかなので、あまりプロット自体
進んでおりませんアハハ(´▽`)
見えにくいでしょうが、先の展開が描いてあるので
見えにくくしないといけないのだ。
どこが変わったかというと、
微妙に表になってるのがわかりますか?
1回目・2回目…とキャラで表分けして
ポストイットで事象を書いてます(^^)
このやり方が便利かどうかは
今後やり進めてからわかっていくかな?って感じです。

そしてヒグのネームの裏に右向き用の顔の
補正用の絵が描いてあるのは
そっと見なかったことにしてください…(´`)
それが思いやりってもんです…
思いやり大事・・・



そしてオマケですが
今回のネーム会のことを
おかざき真里先生がツイートなさった時
大反響だったヒグお手製のトーンスケール
ここでも詳しく説明させて頂きますね(^^)





何でこれをネーム会に持って行ったかというと
ツイッタで先生方と「原稿の指定とかみんなどうやってるのかな?
そういう話も聞きたいね」と話してて
だったらコレ持って行った方が話早いな~
くらいの気持ちで持って行ったのですが、
思いの外先生方がこれ見て「大発明だよ!!」
「(c)樋口橘製品だよ!!」と興奮して、喜んでくださったので、
持って行ってよかったな~と思いました(^^)
ツイッタでも沢山の同業者の皆さんが興味持って下さり
お役にたてた気分になって嬉しかったです(´▽`*)



漫画を描かない方には分かりにくいかと思いますが
これは原稿にトーンをはる時
数あるトーンの中でどのトーンをはろうか迷う時
沢山のトーンを引っ張り出して、原稿に合わせて
あれでもない、これでもない、と悩むのですが
この透明シートのトーンスケールがあれば
山のようにトーンを引っ張り出さなくても
大丈夫になるわけです(^^)
画像のはグラデーション系。
グラデーションといっても砂系やら点描やら
色々種類もあるうえ、トーン会社さんが違えば
趣も変わるので、量が半端ないのです。
なのでヒグ仕事場では、ありとあらゆる
グラデトーンはこうやってトーンスケールにして
アシさんの指示出しの際活用してます(^^)


勿論アミやスナや柄トーンや
指示出しの際、選ぶのに迷う可能性のあるトーンは
全てトーンスケール作ってます(^^)
星やハートなどよく使うワンポイントマークも
作ってます。
そして使いやすいように端っこに穴をあけて
リングで止めてます。


このトーンスケールは透明なシートという点が
やはり使いやすいです。
直接絵の上に当てられるし(^^)
この透明シートはB4とA4のクリアファイルを
二つに割いたもので
その上にトーンをはって、メーカーと番号書いて
上から透明ガムテープをはっつけただけの
簡単なものなのです(^^)
ラミネートの機械で1度作ってみたら
熱でトーンが変質してインクが落ちた状態になったので
あまりお勧めはしないかも。

私も作ってみたい!な同業者様いたら
ぜひどうぞ♪(´▽`)







というわけで、
ネーム会レポート終了です(´▽`)

長々失礼いたしました~♪

書くのも疲れたけど
これ読むのも疲れるよね…へへっ(´▽`;)


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