健太の部屋・・2

シャワーカーテン・・・なんとかしなくっちゃっ

ダンナがコインランドリーから「ホカホカ」の
洗濯物を山盛りに持って帰ってきた。

「結構、時間かかったねーー」
「なーーん・・健太のアパートでトイレするがイヤやから・・近くのホームセンターでしてきた・・あそこ・・ウォッシュレットついて・・綺麗やぞーー」

「あーー・・それ・・正解ですわっ」

「おーーっ・・部屋・・見違えるよーに綺麗になったのー」
「ハァーーー疲れたよーー」
「ホンマ・・疲れた顔やぞーー」

たった・・1ルームなのにっ・・

「帰ってきて、早速ながいけど・・ここ見て・・」
「何よー」
「ホラーー・・見て・・ここの床板・・カビ・・ヤバイやねーー」

「おーーっ・・健太・・そんな汗かきか？」
「若いからーーっ・・布団たたんでいっても・・こーーやもんねー」

「下にすのこでもひくか！」
「そーーやね・・布団入れる押入れもないし・・」

もともとはベットがあったのに、健太が勝手にベット分解して
ロフトにお片づけ・・ベットがあったら部屋が狭いから・・らしい

ベットのすのこ使うかっ！・・
ロフトに片付けてある「すのこ」を敷くことにした。

「それから・・ドラック行って・・カビキラー買ってこんなん」
「なんで？」
「ほらっ・・見てみーー」
「オエッーー・・何よこれっ！」
「まぁ・・シャワーカーテンってすぐカビるって言われとったけど・・」

洗濯物をたたんで・・布団カバーもかけて・・一段落してから
次は買い物

カビキラーを買ってシャワーカーテンにかけてみた・・

予想以上に綺麗になった
へぇーーっ・・こんなに綺麗になるんやねーー・・

部屋が綺麗になって・・横に寝転がる事ができる

「あーーー・・疲れた汗かいたよっ・・久しぶりに・・」
健太にメールをした。
「帰ってくるときにメールしてねーー」

チョット休憩して・・私たちは健太が帰る時間まで
ショッビングにでかけた。

それぞれが・・欲しかったものを「ゲット」して
アパートに帰ってみたが・・
健太からのメールはまだ届かない・・

夜7時30分をまわっている・・

テレビをつけて寝転んだ・・寝そうになるっ

8時をまわった・・
「腹減った～～」
健太も減ってるんだろーーなっ・・

8時10分過ぎ・・健太からメール
「今から帰るけど・・彼女も連れていっていい？」

ゲッ・・・ヒデキ！ヒデキ！健太・・彼女連れてくるとーーっ

「おーーっ・・・いいぞっ」

「一緒にご飯食べに行く？」とメールしたら
「うん」って・・返信・・

あいつから・・彼女を連れてくるなんて・・

ゴローーンとしていたのに、急に・・ドキドキ

しばらくして健太が帰宅
「ただいまー」
「おかえりーーっ・・あれっ？彼女は？」
「あっ・・あいつ・・チャリやから・・」
「お前・・先・・来たが？」
「うん」

「ならっ・・チョツトチョット・・聞きたいことたーーくさんあるがっ」

「フゥー」
また「始まる」そんな顔をした・・

「ねぇ・・まずっ！布団の下ながいけど・・ヤバイからっ・・カビ・・毎日、ちゃんと布団あげとる？」

「うん」

「すのこひいたから・・」
「あっ・・うん」
「あと・・このデンキ代・・明日までになっとるよ・・早く払ってね」
「うん」
「あと・・この封筒の中のお金は健太の？」
「うん」
「10月分？」
「うん」
「えっ・・これだけしかないぜ？」
「あっ・・9月の終わりにチョット・・・遊びに行ってつかった」

「ふーーん・・じゃー・・この毎日放送のお礼は何したが？テレビに出たが？」

「あっ・・これね・・なんか番組の企画を手伝ったみたいな・・いろいろなスポーツの視点から！言うて・・棒高跳びの視線はどーなが？っていうのでカメラつけて跳んだりしたがいちゃー」

「へぇーーっ・・かっこいいぜー」
「うん・・・おもしろかった・・」
「テレビに出たが？」
「なーーん・・放送はされてないよ」
「なーーんだ」

「それから・・冷蔵庫の中」
「あーーっ」
「あのお茶いつの？？」
「えーーっと・・・・・・」
「はい・・考えた時点でアウトもう捨てました」
「あーーっ・・そう」
「冷蔵庫に入れてあっても・・1週間以内で飲みきってよ・・」
「わかった」
「あと・・あのスパゲッティはいつ・・作ったもの？」
「あっあれ・・捨てようと思っとったー」

「思ったら・・すぐ捨てて・・下はカビだらけでしたー」
「あーーっ」

「それから・・シャワーカーテン・・カビひどかったね」
「うん・・」

「あれも・・ほらっ！」
「おおーっ・・綺麗」

「カビキラー・・使えばいいからっ・・あんまりひどくなる前に・・してね」

「うん」

「えーーーっと・・まだ・・何か言うことあったかなーー」
「もうないっ！！」って健太・・

そんなセリフ・・吹き飛ばすかのよーに
「あっ・・そうそう・・・」
って・・私は永遠に「これは何？あれはどーして？」と
質問が続くのです。

そんなところへ「ピーンポーン」

あっ・・・彼女やっ・・

ドキドキ

「おじゃましまーーす・・」
「はいどーーぞ・・」
「あっ・・はじめましてーー」


かわいいっ

めちゃくちゃかわいい陸上部の女の子登場！！

その後は・・4人で『焼肉』食べに・・ルンルン

4人で楽しく食事したけど・・

いまいち・・健太と「会話」ができなかったなぁーーって
チョット・・・寂しい母でした

でも・・健太の彼女・・かわいくてしっかりした娘でした。